2021年 4月
4月3日(土) 初日

ネットショッピングで買ったアクアリウム機材と水草が届く。

機材はできるだけ安価で扱いやすそうなものを選択。水草は気に入ったものの中から初心者でも育てやすいものを入念に調べた。更に延々と吟味して、最終的に4種類を選択。

多肉植物や観葉植物育成の経験上、4種類ぐらいあればどれかひとつは上手く育ってくれている。

初心者なので失敗しても痛みの少ない打算的な選択を心懸ける。立ち直れないと困るので。


― 水草 ―――
・ニューラージパールグラス (水上葉)プリンカップ(無農薬)
・オーストラリアン ノチドメ (水上葉)プリンカップ(無農薬)
・ラヌンクルス パプレントゥス (水上葉)鉢植え(無農薬)
・ミニマッシュルーム (水上葉)鉢植え(無農薬)


水槽の準備をする時間がすぐにはとれないので、家にあったケーキドームを逆さまにして汲み置きしておいた水道水を注水する。しばらくはこの中で腰水で待機させることに。

LED照明の点灯時間は夜間21時~5時の8時間点灯にタイマーをセット。セオリー通り。水槽の準備ができるまでの一週間ほどは、この状態をキープしてみる。


― 機材 ―――
・LEDライト アクロ TRIANGLE LED GROW 300 1000lm Aqullo Series
・タイマー リーベックス 簡単デジタルタイマー ホワイト PT70DW
・水槽 家にあったケーキドーム(25×25×15㌢ ガラス厚3㍉)


試しに照明を点灯させてみると、まるで植物プラントのようで心躍る。これでいいじゃないか。

いやいや。目標はアクアリウム水槽の立ち上げなので、当初の目的を忘れないよう、気を引き締めていこう。

さて、どうなることやら。不安と期待。

4月12日(月) ミスト式(30㌢キューブ水槽) 立ち上げ

10年前。60㌢水槽でメダカや金魚を飼っていた時は、水草水槽なんてちょっと手の届かない存在だった。品種改良や機材改良が目覚ましく進化していて、なんとか手の届く場所に。

初めての水草水槽の立ち上げなので、何もかもが手探りだけど、ネットの情報がかなり助けになる。これも進化のひとつ。


― 機材 ―――
・LEDライト アクロ TRIANGLE LED GROW 300 1000lm Aqullo Series
・タイマー リーベックス 簡単デジタルタイマー ホワイト PT70DW
・水槽 30㌢キューブ水槽 アクロ30Nキューブ(30×30×30㌢) オールガラス水槽
・ハサミ・ピンセット カミハタ アクアフィオーレ AQUA FIORE 水草用
・水温計 GEX クリスタル水温計 SS アクアブルー


「ミスト式」で水草水槽を立ち上げ。水草の根が張るまで注水しないで待機する。初心者でも比較的簡単に水草水槽を立ち上げることができるそうだ。

いくら手が届きやすくなったとはいえ、ゼロから機材を揃えるにはそれなりにまとまった支出になる。その点「ミスト式」であれば注水するまでの一ヶ月ほど水槽と照明さえあれば基本的には問題ない。注水する際にまた機材を買い足せばいいので、支出を分散させるためにも初心者に優しい立ち上げ方法。


― 水草 ―――
・ニューラージパールグラス (水上葉)分散植え
・オーストラリアン ノチドメ (水上葉)まとめ植え
・ラヌンクルス パプレントゥス (水上葉)まとめ植え
・ミニマッシュルーム (水上葉)まとめ植え

― ソイル ―――
・GEX 水草一番サンド 2㌕
・GEX ピュアソイル ブラック 2㌕

― 石 ―――
・丸石 庭で拾ったもの


機材も水草も手軽でリーズナブルなものを選び、レイアウトも奇をてらわず単純でオーソドックスなものにした。しつこいようだが、失敗しても痛みの少ない打算的な選択を常に心懸ける。これ大事。

小型水槽に分類される30㌢角の立方体(キューブ型)水槽を選択したのだけど、思っていたよりも大きかった。これでも水質安定させるためには最低限の大きさ(25㍑前後)らしい。

立ち上げまでの待機中にニューラージパールグラスが少し傷んでしまっていた。大丈夫だろうか。植栽が完了したら腰水管理で基本的には待つだけ。つまり放置。でも放置はけっこう難しい。

4月18日(日) ビオトープ(12号 盆栽鉢) 立ち上げ

水草の全滅回避と備蓄を兼ねて屋外にビオトープを立ち上げる。水槽に植え付けたすべての水草を少し株分けし、腰水の水上葉で管理する方向。夕方に西日が2~3時間当たる場所に設置。


― 水草 ―――
・ニューラージパールグラス(水上葉)
・オーストラリアン ノチドメ(水上葉)
・ラヌンクルス パプレントゥス(水上葉)
・ミニマッシュルーム(水上葉)

― 機材 ―――
・盆栽鉢 ウ泥 長角鉢 12号 (手持ちを使用)×1 鉢底穴はエポキシパテで埋める
・盆栽鉢 色 小鉢各種 4~5号 (手持ちを使用)×4
・スリット鉢 プラ 2号 (配送時のものを流用)×2

― 土・石・他 ―――
・赤玉土 3㌕ (適宜)
・レンガ 鉢の底上げに使用
・石 鉢が動かないよう庭で拾ったものを投入



ボウフラ避けに川メダカを投入。餌の管理を娘に一任することにより、娘の朝寝坊対策も同時に兼ねる。

翌日一匹飛び出して★に。猫の仕業の可能性もあるので一部分に蓋をする。さて、どうしたものか。


― 生体 ―――
・川メダカ 10匹

― 餌 ―――
・テトラ キリミン 28㌘ (朝夕二回給餌)


前回のミスト式も今回のビオトープも各々作業時間に二時間ほど掛かる。とりあえず一番大変な立ち上げ作業は終了。

やることはやったので、果報は寝て待つ。

4月20日(火) ミスト式(30㌢キューブ水槽) 8日目

立ち上げから約1週間。特に変化なし。

夜間は冷えるため、水槽内の温度が下がらないよう、夜間の照明点灯時は水槽上部はラップで覆う。日中は前面5㌢ほど開けて換気。なんとか20℃を保っている。もう少し暖かくなると理想的。

毎日のように霧吹きをかけていたが、腰水を保っていれば問題なさそうなのでやめる。


― 機材 ―――
・LEDライト アクロ TRIANGLE LED GROW 300 1000lm
・タイマー リーベックス 簡単デジタルタイマー PT70DW
・水槽 30㌢キューブ水槽 アクロ30Nキューブ(30×30×30㌢)


草の根が張るまで2週間ほどかかるそうだ。葉の成長は根が張り終わってからはじまる。条件が揃っていれば劇的に成長をはじめる(「スイッチが入る」と言うらしい)そうなのだけど、今のところまったく変化を感じられないので、にわかには信じられない。


― 水草 ―――
・ニューラージパールグラス 変化なし
・オーストラリアン ノチドメ 少し立ち上がってきたか?
・ラヌンクルス パプレントゥス 変化なし
・ミニマッシュルーム 変化なし

― ソイル ―――
・GEX 水草一番サンド
・GEX ピュアソイル ブラック


水槽奥側のソイルに高さを出しているため、水がうまく行き渡っていないようなので、水槽の手前を少し持ち上げることで均してみた。

何もできることがないので、ちょっとした工夫を。

4月26日(月) ミスト式(30㌢キューブ水槽) 14日目

立ち上げから2週間。

「ミスト式」の立ち上げはとにかく待つのみなのだけど、いても立ってもいられず、家にあったクリップライトに汎用のLED電球を装填して照明を追加したうえに、やはり家にあった園芸用の液肥を1000倍希釈で投入。

初心者の無謀な行動が仇にならないことを祈るばかり。


― 機材 ―――
・LEDライト アクロ TRIANGLE LED GROW 300 1000lm(夜間9時間点灯)
・LEDライト アイリスオーヤマ E17 全方向 電球色 40形 440lm(新規追加)
・タイマー リーベックス 簡単デジタルタイマー PT70DW(21時~6時)
・水槽 30㌢キューブ水槽 アクロ30Nキューブ(30×30×30㌢)


― ソイル ―――
・GEX 水草一番サンド
・GEX ピュアソイル ブラック


水草の「成長スイッチ」が入ると言われる二週間が経過したので、ひとつづつ水草を観察していこう。


― 水草 ―――
・オーストラリアン ノチドメ


全体的に色艶も良く、とても元気な印象。思いがけないところから若葉が顔を出すので、ソイル内部に着実にランナーを伸ばしているのだろう。


― 水草 ―――
・ミニマッシュルーム


背の高い若葉が新たに5本ほど立ち上がり、大きくてまん丸な葉をつけた。まだ花を咲かせている。こちらも順調。


― 水草 ―――
・ラヌンクルス パプレントゥス


少し萎びて色も薄くなっているが、3本ほど若葉が出てきている。屋外のビオトープで育てている方はもっと元気が良いので、少し心配な存在。


― 水草 ―――
・ニューラージパールグラス


傷んでいたので心配していたが、小さな小さな新芽があちこちに確認できる。あまりにも小さいため、他の水草と比べると成長速度に見劣りはある。できれば一番増やしたい水草なので頑張ってもらいたい。


クロバネキノコバエが数匹発生したが、今のところはカビも生えず、順調と言っていいかもしれない。問題ないと思うが、蜘蛛が巣を作っているのが気になる。どこで混入したのか。

目標は低床の黒いソイルが見えないくらい水草が茂ってから注水したいが、水草各種の成長速度の違いが少しネックになりそうな予感がする。どこかのタイミングで調整が必要になるかも。

4月29日(木) ビオトープ(12号 盆栽鉢) 11日目

雨が降るとビオトープに直撃するため、玄関前の軒下に移動。日照時間は変わらず、夕方に西日が2~3時間。けっこう重い。水を溢さないよう苦戦。メダカの餌やりはやりやすくなった。

自転車で行ける範囲にまずまず有名なアクアショップがある。ビオトープ用に浮草が欲しかったので偵察も兼ねて訪問してみる。凄すぎてビビる。

浮草はドワーフアマゾンフロッグピットしかなかったけど、ひとまず二株購入。オマケしてくれた。


― 水草 ―――
・ニューラージパールグラス (水上葉)
・オーストラリアン ノチドメ (水上葉)
・ラヌンクルス パプレントゥス (水上葉)
・ミニマッシュルーム (水上葉)
・ドワーフアマゾンフロッグピット (新規追加)

― 機材 ―――
・盆栽鉢 ウ泥 長角鉢 12号(メイン)×1(9㍑前後)
・盆栽鉢 色 小鉢各種 4~5号(サブ)×4
・スリット鉢 プラ 2号(サブ)×2

― 土・石・他 ―――
・赤玉土 3㌕ (適宜)
・レンガ 鉢の底上げに使用
・石 鉢が動かないよう庭で拾ったものを投入
・メタセコイアの実 公園で拾ったので3個投入(新規追加)



ビオトープも立ち上げから2週間近いので、こちらもひとつづつ水草を観察していこう。


― 水草 ―――
・ラヌンクルス パプレントゥス (水上葉)


これは文句なく元気。続々と若葉も出ている。現状維持で良さそう。


― 水草 ―――
・ミニマッシュルーム (水上葉)


変化なし。調子が悪いわけではなさそうだけど、若葉が一つも出ない。ちょっと嫌なパターン。


― 水草 ―――
・オーストラリアン ノチドメ (水上葉)

ランナーも伸ばし、若葉もつけているのだが、元気がない。葉が異様に小さい。どうしたものか。


― 水草 ―――
・ニューラージパールグラス (水上葉)

若葉は出ているけど元気がない。葉に藻が付着しはじめ、全体的にぐったりしている感じ。

むぅ。

ビオトープの水草は一部を除き全体的に不調。まずは日照不足の可能性が疑われる。試しに数鉢だけ場所を変えてみようと思う。

ビオトープは植物を底床に植え込んで管理する方法が普通だけど、数種類の植物を管理する場合、不調が出た場合に難しいことになる。種類ごとに鉢植えを沈めておけば、不調が出た鉢だけ別途管理できるので、今回はそうした管理方法にした。

ここでも、失敗しても痛みの少ない打算的な選択を心懸ける。大事。

一方、川メダカはとても調子が良い。かなりふっくらしてきた個体もいるので、卵を産むかもしれない。藻が発生しはじめているのでヌマエビ導入を検討。


― 生体 ―――
・川メダカ 9匹(飛び出し事故により1匹★)

― 餌 ―――
・テトラ キリミン 28㌘ (朝夕二回給餌)