先日、昼のランチを中学の友人たちと。
午後のカフェを大学の友人たちと。
楽しい時を過ごしてきた。
7人の母がいて。
7人の子ども(1人はまだお腹の中)がいて。
2人の人妻がいて。
一人の孤独な父がいた。
「孤独」とは「父」のためにあるような気がして。
なんだかとっても身近に感じた。
そして、なぜだか私は中也の古い有名な詩を思い出す。
汚れっちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる……
ずっと後回しになっていた歯の治療をいよいよ始めることにした。
私は歯に関して何も誇れるところが無く、既に3本の歯を失い、余命幾ばくもない歯が1本。それ以外に現在進行中の虫歯が2本。そして6本の冠歯である。
情けない限りだ。
そこで今回は虫歯一つない妻の紹介で信頼できる歯科医を紹介してもらい、総点検の上、治療と保守をお願いすることにした。
まずは診察の上で現在の状況と今後の治療方針の説明してもらった。ふむふむ。まあ、これはどこの歯医者もやることだが、とても丁寧で分かりやすい。
そして次に行われたのは、徹底的な歯の保守指導だった。つまり歯磨き指導である。
これが目から鱗のマル秘テクニック。というよりも私は36年間、間違った歯磨きをしていたことに唖然とさせられるのだった。
最近は歯ブラシを持ち歩き、食後に一生懸命磨いている方々を見かけるようになったが、知ってしまった私ははっきり言ってしまおう。
あなた! 間違っていますよ!
みんさんも私のようになる前に、一度きとんとした歯磨きの方法を習いにいったほうがいいと思う。
お盆をいかがお過ごしでしょうか?
真平です。
私は活字を読まなければ眠れないという不遇の運命にあるので、枕の横には常に数冊の文庫本を常備している。
でも最近、本の活字を追いながら、目を開いたまま、眠りに落ちることがあるのだ。
自動筆記ならぬ自動読書。
知らぬ間にシュルレアリスムの境地に立っているのであった。
お盆なので、少し怖い話をお送りしました。
私の住んでいる自治体では終戦記念日の8月15日に平和の祭典として花火を打ち上げる。
個人的に自治体にはいろいろと問題や不満を感じているけれど、この祭典は毎年素晴らしいと思っている。
今年も数々の目新しい花火が打ち上がっていて、艶かしい赤い光を放つ新種の花火は夜空に映えてなかなか凄かった。
でも、やはり私は昔ながらの黄金一色で円く大きく華咲く「菊」が好きだな。あと、変わり種では弾けたあとに飛び回る「蜂」も好ましい。
しかし、花火見物しながらふと思うのだ。
この花火を眺めている人々の中に、今日が終戦記念日で、これが平和の祭典の花火である、ということを自覚している人がどれだけいるのか。
風前の灯にならないようにしないとな。
話題の「シン・ゴジラ」を観てきた。
期待しすぎたせいもあり、少し物足りない部分はあったが、色んな角度から楽しめる映画でもあった。
特に冒頭、私が生まれ育った城南地区がゴジラによって実にあっさり破壊され、馴染みの風景が絶望的に失われていく光景は、いくらスクリーンの中であっても辛いものだった。
それから最終版、丸の内・八重洲界隈の気取った高層ビル群が徹底的に破壊され、木っ端微塵に粉砕される光景は、妙な興奮と爽快感を覚える心地好いシーンなのであった。
まあ、怪獣映画にこれだけ感情移入できるのも、細かい描写まで徹底的に作り込まれているからなのだろう。
しかし、ゴジラも東京ではなく、もっと人のいない広大な土地に上陸すれば、あんな惨い目にも遭わず、のんびり生きていけただろうにな。
今、娘はハイハイで自在に動きまわり、何でもかんでも口に入れ、つかまるものがあれば立ち上がり、夜中になると盛り上がり、いっちょまえにいろんな主張をするようになってきた。
いわゆる、目が離せない状況で。
正直、母も父も大変です。
時間もあるし、ゆっくり映画でも観るか!なんてのは悪い夢です。
予定も無いし、惰眠の限界に挑もう!なんてのも悪い希望です。
週末だから、とことん呑むぞ!なんてのは悪い冗談です。
こんな禁欲的な生活。
父は生まれて初めてです。
みなさん。
どうか親には感謝してくださいませ。