2021年 12月
12月1日(水)

夜中、ベランダや窓に激しく叩きつけられる雨の音で起こされたが、朝方になっても雨脚の激しさは変わらず、今日は覚悟して登園しないといけないなと思っていたところ、登園直前にそれまでの雨が嘘のようにピタリと止んで、見事な青空が広がったのだった。

危うく神の存在を信じそうになってしまった瞬間だった。

うむ。




今どきの若者言葉のような話し方で子どもから話しかけられると、ついドキッとしてしまい口数が少なくなってしまう気弱な父です。

12月2日(木)

照れ屋なくせに目立ちたくて、優しいくせに悪ぶって、一緒にイベントを企画したり、一緒にフリーペーパーを作ったり、数え切れないくらい一緒に飲みにいったりして、真面目なことから馬鹿なことまで、ざっくばらんに何でも話すことのできた古くからの大切な友人が急逝した。

こないだも、簡単なフライヤーの制作をお願いされて「代価は生ビール大ジョッキでご勘弁を」なんて、気楽な約束を交わしたばかりだった。

生ビールどうすんのよ。




彼はこの日記や新聞もこまめに読んでくれて、忌憚のない丁寧な感想を寄せてくれていた。

私は数少ない大切な友人と熱心な読者を同時に失ってしまった。

あまりにもキツすぎる。

12月3日(金)

昨日、職場で友人の訃報を受け、仕事もほとんど手につかず、気持ちの整理もつかぬまま、一日茫然と過ごしていたら、保育園のお迎えの時間になっていた。

保育園に着くと神妙な面持ちの子どもの担任保育士から呼び出され、ちょっとした行き違いから、子どもがいつも仲良くしている友だちの腕を噛んでしまったという話をされた。

平謝りで保育園をあとにしたが、子どもとの会話では特に噛んでしまった事は話題にせず、家に帰って夕飯の支度をしていたら子どもが腕まくりをして私のところへやって来た。

袖をまくった子どもの腕には、できたばかりの噛み痕ができていて、痕には血が滲んでいた。

どうしたの? と訊ねると、〇〇ちゃんを噛んじゃったところを自分でも噛んでみた、というので、どうしてそんなことしたの? と訊ね返したが、返事はなかった。

噛んでしまったことは悪いことだけど、そんな風に自分を責めなくてもいいんだよ、と告げて、子どもの腕の手当てをしていたら、涙が溢れて止まらなくなってしまった。

そんな私の姿を見て、そんなに痛くないから大丈夫だよ、と子どもが言うので、そうか、それは良かった、でもそういうことじゃないんだよ、と告げたところで、また涙が溢れてしまった。




明日の通夜に行ってしまったら死が揺るぎないものになってしまう。行きたくない。

12月6日(月)

今週は子どものイベント目白押しなのだが、週はじめから食べ疲れ、飲み疲れ、寝不足のうえに頭痛と腰痛に襲われて、ボロボロのヘトヘト。おまけに仕事も忙しい。

水曜日までには立て直したいところだが、体力の衰えになかなか気力もついていかない。

情けないこってす。




朝の冷え込みとお昼寝が無くなったことで、毎朝、子どもが保育園で愚図りまくる。地味ながらも朝からけっこう色々と削られる。

12月7日(火)

今朝もまた子どもがなかなか起きてこず、ギリギリの時間に家を出る。朝から苛立ちで疲弊。ぐったり。

明日までには身体の調子を整えたかったが、ちょっと難しいかもしれない。

今週は保育園で遊戯会や保護者会があるのだけど、どちらも午前中で終わるので、午後はできるだけ気楽に過ごしたいが、子どもと二人で気楽に過ごすにはどうするのが良いのだろう。悩ましい。

とにかく、今週はこの他にも子ども関連の催しがいくつかあるので、できるだけ調子の良い状態を維持したい。

師走めいてきているな。




忘年会文化って戻ってくるのでしょうか。以前のようには戻らなさそうですよね。

12月8日(水)

冷たい雨が降る中、歩いて子どもを保育園まで送り届け、遅刻ギリギリの電車に乗り込む。今月に入ってからこの電車より早い時間の電車に乗れていない。

今月に入ってから帰宅時に電車が遅れることが多く、保育園のお迎えに間に合わないことが何度かあったので、今日は何事もなく帰宅できる事を願う。できれば雨も止んでいるといいが。

さて、本日でこのウェブサイトは20年を迎える。なかなかの記念日だ。ちょっとした企画を考えていたのだが、色々なことが重なって間に合わなかった。

まあ、20年も続けていると色々あるものだ。

色々と遅れがちな師走である。




20周年記念企画は何らかの形にしたいと思っています。

12月13日(月)

妻が風邪をこじらせて肺炎一歩手前ぐらいの状態になってしまい、久しぶりのワンオペ育児に加えて仕事も年末繁忙真っ只中のため、ギリギリ カツカツ スレスレ で日々の生活を回しているところだ。

年内は、このままゼィゼィ ヒィヒィ 言いながら、終わっていってしまう感じもするが、ここ最近の私の年末は、風邪を引いたり体調を崩したり、インフルエンザに罹ったり、家に車が突っ込んできたりと、ろくな出来事がないので、とにかく無事に年末を駆け抜け切ることができれば御の字だと思うのだが、そんな父を尻目に、我が子は寒空の下、元気いっぱい疾走しております。




おやつの時間に職場でインフルエンザの予防接種を受けました。今夜のビールは350ccまでです。

12月15日(水)

この時期なかなか悩ましいのが、子どもの誕生日とクリスマスのプレゼントである。

プレゼントに何が欲しいのかをさり気なく聞き出すことはもちろん、欲しいプレゼントの妥当性や経済面や在庫状況も考慮して軌道修正を加えること、そして最大の難関は、プレゼントを手に入れてからどのように内密に家に持ち込み、手渡すまでの期間どのように隠密に保管するかなのである。

普段は脳天気なようでいて、変なところで勘の鋭いところのある子なので、なかなか悩ましい。

ちなみに、誕生日プレゼントは祖父母への依頼も発生する。これはこれで、ありがたくもあり悩ましくもある。




先週末に手筈を整えておこうと思っていたのですが、子どもが欲しがっていたものが販売終了になってしまっており、そこからの更なる調整にかなり苦労させられまし。冷や汗かきました。

12月16日(木)

職場で備蓄している災害用保存食の賞味期限が迫ってきているということで、希望する従業員に配られた。

配られたのは、いわゆるアルファ米と呼ばれる乾燥米飯で、熱湯を注げば15分ほどでホカホカの炊き込みご飯が食べられるという触れ込みだ。

どうせ非常用だし、何かあった時には口にすることもあるだろうと思い、味は期待せずにものは試しにと昼休みに食べてみたところ、これがなかなかイケるのである。

私のような貧乏食慣れした味覚音痴であれば、これに缶詰なんか付ければもう言うことない。味の種類も豊富だし、何日でも食べ続けられると思う。今日は無難にドライカレーを食べたので、他の味も試しておこう。

我が家はレトルトパウチばかり備蓄しているので、これを期にアルファ米も少し準備しておこう。

最近、地震も多いし。




明日のヤマを越えれば、年内の仕事はとりあえずひと段落する。早くサボリーマンになりたぁ~い。

12月17日(金)

今朝、寝坊したうえに家の鍵が見当たらないので大騒ぎしていたところ、子どもが「あったよ!」と玄関先から叫ぶので行ってみると、鍵は玄関扉に刺さったままの状態で、何も言わずに静かに佇んでいた。

うむ。

昨日、保育園から帰ってきてからずっと、この状態だったのだろう。ちなみに昨日、帰ってきた時に玄関の鍵を開けたのは子どもで、最後に扉を閉めたのは私だ。

うむ。




とりあえず年末のヤマは越えたので、今夜はちょっと多めにアルコールを摂取したいと思います。一人忘年です。

12月21日(火)

先週で業務のヤマは越えるだろうと思っていたが、量の多さがゆえの間違いや見落とし、細かな追加・変更・修正の対応で、引き続き今週も業務に追われている。コロナ禍の緩やかな業務に慣れきっていたために、見透しの甘さはおろか、自らの不手際に翻弄されまくる情けない年末だ。

さて、先週末に子どもの誕生日があった。プレゼントは我々両親からと祖父母から、併せて義妹家族からも届き、今現在、リビングの共有スペースは足の踏み場もない。

今週末はクリスマスか。

うむ。

ちょっと貰いすぎだと思う。




毎朝、暗いのと寒いのとでまったく起きられないため、遅刻寸前に慌ただしく出掛けている。業務の忙しさと相まってとても疲弊する日々だ。冬至よ早く過ぎてくれ。

12月22日(水)

半年に一度、亡くなった義母の墓前に、いつも花を持って来てくださる義母の旧友がいらっしゃる。昨晩、その方がいつもの花と併せて、子どもに誕生日とクリスマスのプレゼントを届けてくれた。

ありがたいことだが、これで都合5つめのプレゼントになるわけだが、プレゼントの貰い過ぎで子どもの価値観がおかしくなってしまいやしないかと、冗談半分、半分本気で心配している父である。

うむ。

今日は冬至だ。




次々と職場に届くお歳暮のおかげでおやつに事欠かないのは良いのだが、机の抽斗に菓子が散乱していて道具が取り出せない。

ヨックモックサイコー!

12月23日(木)

朝起きてこず、起こしても自分で着替えず、朝飯も食わず、靴も履かず、自転車に乗らず。

保育園に着いても、靴は脱がず、上着も脱がず、あとから来た友だちが自分でサッサと支度をし、元気よく保育室に入っていく様子を横目に、私の足から離れないまま、どんどんみんなに追い抜かれ、どんどん時間だけが過ぎていく。

子どもをなんとか保育園に預け、急いで電車に飛び乗るも、始業時刻ギリギリで職場に滑り込めれば良い方で、駅で遅延証明を貰って、なんとか急場を凌いだことも一度や二度ではない。いつも遅れる電車に感謝だ。

今月に入ってから、朝はずっとこんな感じが続いている。仕事の忙しさも相俟って、流石に参る。

仕事納めが先か。発狂が先か。色々と差し迫る年末だ。




さっき同期が退職届を受理されたと報告しに来てくれた。私の同期はこれで一人もいなくなってしまった。見事に取り残された。そんな感じの年末でもある。

12月24日(金)

クリスマス・イヴである。

こちらが子どもを無理に急かそうが何しようが、結果は変わりそうもないので、今朝はあえて何もしないように努めたら、心も身体も少しだけ楽になった。もちろん、今朝も駅で遅延証明は貰ったけど。

いつも遅れる電車に感謝だ。




今晩は仕事終わりに歯医者に寄る。半年に一度の定期検診だ。サンタクロースからのプレゼントだと思って、検診が終わったら一杯だけ、ゆっくりじっくり味わって帰ろうと思う。

オミクロンもそろそろ本気出してきそうですよね。まったく。

12月25日(土)

クリスマスである。

無事、娘にもサンタクロースがやって来たようである。

さて昨晩、歯医者の定期検診終わりの道すがら、前から行ってみたかった鰯料理の専門店に寄り、新鮮な刺し身と天ぷらで一人寂しく晩酌して帰ってきたが、これもサンタクロースが私にくれた、貴重で有意義な時間のプレゼントだったのかもしれない。

年内最後の仕事は『落ちる』という形で、かなり早めの仕事納めとなったのは良いが、これはこれで、なんとも後味悪い感じがする。

仕事が納まり、年越しから正月にかけての休暇に入ってしまうと、どうしても曜日の概念が希薄になってしまうので、今年はしっかり曜日を意識して生活しようと思う。曜日を意識することが何か意味があるのかは分からないけど。




トップページを20周年の特設仕様にしたので見てみて下さい。
   ↓
『20周年記念』

12月27日(月)

子どもの調子があまり良くない。昨日は38℃台まで熱が出てしまい、ずっと横になっていた。

今朝、冷え込みの強さもあったが、真っ白な唇と血の気の無い顔をして、言葉もあまり発さずに、見るからに調子が悪そうな様子で起きてきた。

出掛けに「行ってくるよ」と声をかけても、居間にひいた布団に横になったまま、何の反応もなく動かない子どもをじっと見つめ、後ろ髪を引かれる思いで職場に向かった。

昼前、妻から「なんか超元気です」というメッセージとともに、元気そうな子どもの写真が送られてきた。昼飯もよく食べたようだ。

一番たじろいではいけない役割なのに、子どもの体調不良にはいつも必要以上に心配してしまう。

まあ、ひとまず良かった。




今朝、玄関前のビオトープの水面に氷が張っていましたが、水中のメダカは元気そうでした。昔は外で飼ってた金魚が凍ってた、なんて話はよくありましたね。

12月28日(火)

自分の担当している仕事は「落ちる」という、かなり不本意な形ではあったが、先週の内に済んでしまった。

一方、会社の営業日としての仕事納めは本日までなので、自分の仕事が済んでしまおうがなんだろうが、しがない一介のサラリーマンとしては、会社全体の仕事納めに唯々諾々と付き合うしか無い。

だから、最終日の今日は、のんびり机まわりの整理や掃除でもして、一段落したらこっそり酒でも入れて、ダラダラしていようかと思っていたら、午前中にドカドカっと来年の仕事が入ってきた。

予定にも無かったし、来年のものなので、特に今すぐ手を付ける必要はないのだけど、こういうのって精神衛生的にとても良くない。

うむ。忘れよう。




本日28日(火)は仕事納め。明日29日(水)は私の誕生日。31日(金)は大晦日。1日(土)は元日。ゆく年くる年と言えど、すべて今週内のことなのか。

去年今年 貫く棒の 如きもの 虚子

12月31日(金)

今年最後のプレミアムフライデイか。
明日は土曜日。週末の始まりだ。

引っ越し、インフルエンザ、追突事故と、3年続けて落ち着かない年越しをしてきたが、何とか今年は平穏無事に、何事もなく年越しを迎えられそうだ。

まあ、本当に何事もなかったかどうかは明日またご報告しよう。ひとまず今日は、良いお年を。




今日は遥々いとこが遊びにやって来てくれた。三日間は賑やかな日が続く。私の役目も多少は軽くなる、かな。