2024年 10月
10月1日(火)

昨晩、以前から懇意にして頂いているパパ友と新宿で呑んできた。

週始めで月末という日取りだったので、最初はおっかなびっくり呑んでいたのだが、最終的には少し呑み過ぎてしまったなと感じるぐらいには、いつも通りに盛り上がってしまった。

まあしかし、酒を酌み交わしてあらためて感じたことは、子育てや家庭の運営において、予測や安定や正解を求めてはいけない、ということだろうか。

例えば、子育てを取り巻く言説に「子どもを育てる親の覚悟と責任」というようなフレーズが使われることがよくあるが、子育てをしていると親の考える「覚悟」や「責任」を軽く飛び越えて、思わず頭を抱えてしまう、なんてことはよくあるということだ。

そして、そうしたことを、面と向かって分かり合える相手がいるということは、本当に有意義で有り難いことだと感じる夜でもあった。

うむ。

そんな一夜の話題を噛み締めつつ、酔いの疲れに微睡みながら帰路についたのだが、学童クラブから携帯電話に着信があったことに気がづき、思わず目が覚めてしまった。

子育ては、いつも親の想像を軽く飛び越えてくる。




学童クラブからの連絡は、子どもの帰りが少し遅れます、という内容だったそうなので、大したことなく良かったのですが、こんなこともあるので、今後は気を張っておく必要がありそうです。

今日は都民の日ですが、子どもの学校は通常通り授業があります。職場がある地域は休校なのか、子どもたちが朝から元気に公園で遊んでいます。同じ都内なのに変な地域差です。

10月2日(水)

最近、子どもが6時半に起きてきて、アニメを見ながら宿題をすることが日課になってしまった。あまり良い習慣ではないのだが、泣いたり暴れたりしながらやられるよりはまだマシかなと思い、とりあえず何も言わずに様子を見ているところ。

うむ。

先週今週と、授業が嫌だとか学校に行きたくないとか言うことは無くなったが、何か急き立てられるようなことが少しでもあると、途端に駄目になってしまう。

例えば今、社会の授業で新聞づくりに取り組んでいるらしいのだが、次の授業時間内で新聞が完成しなかったら宿題で完成させてきて、と先生から言われたらしく、「絶対に間に合わない!」と言って、昨日も夕飯中に泣き出してしまった。

まだ次の授業もあるのだし、宿題になっても手伝ってあげられるから、と元気づけてやったのだが、課題の内容よりも期限や責務に急き立てられることにどうしても気が行ってしまうようだ。

その一方で、ここのところ、妻や私に対する高飛車な態度やいい加減な受け答えが目立ち、それはそれでしっかり対応しなくてはならない。子どもを慰めた5分後には叱っている、なんてこともよくあることで、そうした両極端の対応にも疲労が重なる。

親も気分転換がな。




学童クラブの来年度の利用申請書が配布されはじめました。

今利用している施設の利用は限りなく難しいのですが、学校から少し離れた児童館であれば利用ができるかもしれないので、一応申請してみようと思っています。

来年はもう4年生なので、学校のある平日は大丈夫だと思うのですが、夏休みなどの長期休みはまだまだ心配です。

10月3日(木)

最近の私の唯一の気分転換は、寝る前の限られた時間で見る保護された野良の子猫の動画なのだが、とにもかくにもただただカワイイので、頭を空っぽにしつつ、いつか飼えたらいいな、と夢想しながらボーっと見ている。

うむ。

子どもが生まれる少し前、千明(ちあき)と名付けた子猫と尚美(なおみ)と名付けた成猫、二匹ともシロクロブチの野良猫に餌を与えていたら、うまく懐いて玄関の中まで入ってくるようになったことがある。
あわよくば、このまま保護してしまおうと考えていたのだけど、子どもが生まれてそれどころではなり、何度か給餌を疎かにしてしまったため、どこかに去って行ってしまった。

それももう10年も前のこと。

さて時代は下って今現在、我が家のお向かいさんが地域猫のお世話をしているせいか、家の周りから猫がいなくなったことはないのだが、今は主にキジシロとサバトラとクロシロブチの三匹の野良猫が我が家周辺を根城にしている。

三匹とも我が家の玄関先のビオトープの水を飲みに来るので、朝か夕方には必ずいずれかの猫と鉢合わせになり、その度に慌てて逃げてゆくのだけど、最近、三匹のうちのサバトラ(「スンちゃん」と呼ばれている)は、近づいても逃げる素振りを見せず、堂々と水を飲むようになった。

そこで、ものは試しにと『夏休み子ども科学教室』で貰ったチリメンジャコの余りを少し与えてみたところ、向こうから近づいてきて、美味しそうに食べていった。

お向かいさんからは、あの子たちは野良が長いから懐くのは難しいと思う、とは言われているけれど、まあ、今はまだそんな感じだ。




昨晩は友だちと喧嘩をして膨れっ面で帰ってきた子どもでしたが、ここ数ヶ月の中ではかなり落ち着いていて朗らかで聞き分けも良く、どうしたのかなと思っていたら、寝る前に歯が抜けました。

毎日、丁寧に磨いてやっていた筈なのに、虫歯になってしまった治療痕のある銀歯の小臼歯。

私にとっては思い出深い歯です。

10月4日(金)

テレビを見ながらでも宿題は最後までやっているようだし、授業は相変わらずつまらないようだけど、ノートは取っているし課題もこなしているようなので、今週は学校への連絡はしなくてもいいかな、と思っていたところ、帰宅した子どもから「今日はイライラしたから4時間目の授業中に別のことをしていて、そのことで放課後に担任の先生と話をした」と告げられた。

イライラの原因はよく分からなかったのだが、どうにもこうにも気持ちの収まりがつかなくて、4時間目の社会科の授業中に図書室で借りてきた本を読んでいた、とのことだった。

担任の先生とは、今回の経緯について聞かれたうえで、できるだけ今後はこういう事の無いように、と約束して話は終わったそうなのだが、このぶんだと、私の方から連絡しなくとも、今日の放課後あたりに先生の方から連絡が来るかもしれないな、とも思いつつ、いずれにせよ気が重い。

うむ。

昨晩はそんなことやら仕事の疲れもあり、寝際になって急な腹痛に見舞われ、ベッドで暫く臥せっていたのだが、私が動かないため、就寝時間になっても妻も子ものんべんだらりと思い思いに過ごしていた。

流石に見るに見兼ねて、痛みを押して妻に事情を話して子の対応をお願いしたのだが、もっと早く言ってよ、と嫌味のように言われた挙げ句に、子の対応に慣れていないせいで、案の定衝突を起こしてしまい、お互いに不機嫌な面持ちで寝室にやってきた妻子に、更にぐったりとなってしまった。

消灯しても気が収まらない子どもが、いつまでもウゥーウーと唸っているのに対し、無視を決め込む妻。そんな光景を横目に、もしかしたら俺がこの家庭を駄目にしているのかもしれないな、と遣る瀬ない気持ちになる。

体調が悪いせいで自分が責められているような感じもしてしまい、とうとう、もう本当に勘弁して欲しい、と何もかもに嫌気が差してしまい、寝室から逃れるようにして別室でクッションを並べて一夜を過ごし、いつも以上に寝不足。

心身ともに相当に傷んできている今日この頃。あまり良くない。




今朝も子どもが早く起きてきて、アニメを見ながら宿題をしていましたが、30分で書き取りが12文字しか進んでいませんでした。

これでは宿題を理由に、アニメ視聴時間が悪戯に延びるだけなので、抜本的な見直しが必要です。

10月5日(土)

今から二ヶ月前のお盆直前、皮膚科で薬を貰っておきたいなと思っていたら、案の定、お盆休みに突入してしまい、そこから土曜日出勤が四週連続してしまい、一ヶ月が経過してしまった。

その後も三連休が二週続き、行き渋りが始まったり泊まりで出掛けたりでバタバタしたために通院できず、ようやく先週の土曜日に時間ができたので行ってみたら臨時休診だった。

そして今日もまた土曜日出勤で通院できず。

タイミングの悪さや不運が重なったとは言え、思い立ってから二ヶ月経過しているにも関わらず、皮膚科の薬を貰うことすらできない己の境遇を呪うばかりである。

即時粉砕! 土曜日出勤!




我が家の近くのスーパでも、ようやくいつでも買えるぐらいには米が売られるようになりましたが、お値段5㌔で3,500円(税込)が平均といったところ。去年なら高級米のお値段です。

今月からまた地味に値上がりしている食料品や生活用品もけっこうありますよね。

10月7日(月)

最近の子どもと過ごす休日は、「つまんない」とか「ひま」とか「なんかして遊ぼ」などと、不平不満を訴える子どもとの戦いである。

もちろんこちらの方は、行きたいところもやりたいことも山ほどあるので、「じゃあ〇〇観に行かない?」と子どもでも楽しめそうな美術展に誘ってみるのだが、こちらの要望はことごとく拒否される。

だからと言って、子ども本人から能動的な意見や要望は出てこない。出てきたとしても、家で配信アニメを一日中観ていたいというような、親としては承服しかねるようなものだったりするのだが、たぶん、許可したとしても途中で飽きて「つまんない」と、また一からはじまる。

それじゃあ一緒に遊びますかと、将棋やオセロをやりはじめるのだが、負けると泣き出す。泣かないまでも不利な盤面になると不機嫌になる。こちらだって手加減して、なるべく勝ちを子どもに誘導してやってるものだから、あまり面白くない。

とにかく、こちらが提案して、子どもの気が向けば一緒に出掛けたり、何かをやったりしてくれることもあるけれど、ほとんどは拒否される。たとえ出掛けたとしても、少しでも気に入らなければUターンで帰宅、ということも珍しくないし、何かをやっている途中でも、些細なことで不機嫌になってしまって即終了、ということも珍しくない。

そんな訳なので、最近は子どもと休日を過ごすことが本当に億劫になってしまった。不平不満など微塵もなく、休日に家族で楽しく出掛けていた未就学児の頃が今はとても懐かしい。




子どもに留守番させて親だけ出掛けるというのも、年齢的にはまだ難しいので、この休日問題がまだこの先も続くとなると少し深刻です。

せっかくの休日をお互い無為に過ごすのも勿体ないので、子どもの興味のありそうな工作教室などの習い事だとか、友だちも入っている地域のスポーツクラブだとか、色々と提案してみてはいるのですが、軒並み拒否されています。

ただ最近、子どもがボルダリングをやってみたいと言っているので、これはチャンスだと思っています。

10月8日(火)

昨日は、週明け一日目なので、何かしら衝突が起こるだろうなと覚悟して帰宅した。

時間差で子どもも帰宅して、テレビを見ながら宿題を始めようとしたので、テレビを見たいなら見てもいいけど、テレビを見ながら宿題やるのはもうやめようね、と伝える。加えて、もし気乗りしないようなら、宿題は無理してやらなくてもいいから、とも伝える。

すると子どもが突然「じゃあもういいよ! わかったよ!」と大声を出し、乱暴に扉を閉めて自室に籠もってしまった。

なぜそうなる?

予想していたことではあるが、一瞬で気がズドーンと重くなり、こっちだって疲れて帰ってきているのに、もうどうにでもなれと投げ遣りになる気持ちをぐっと堪え、このまま放っておいても、あまり良い方向へは向かわないだろうとも思い、少し時間を置いてから子どものところへ向かった。

最初、子どもの態度は、まったく聞く耳を持たないという感じだったが、少し待っていると若干落ち着いてきたので、さっきの言葉は命令や強制では無いこと、ましてや敵意や悪意も無いこと、そして、家ではできる限り快適で安心できるように過ごしてもらいたいと思っている、ということをひとつひとつ丁寧に説明すると、ようやく子どもも納得してくれたようだった。

やれやれ。

その後、子どもは自ら自室で宿題に取り組みはじめ、宿題を終えると「お腹空いた!」と言って食卓にやってきて、夕飯をモグモグ食べはじめ、楽しそうに世間話をしはじめ、デザートを食べ、少しテレビを見て、シャワーを浴びて、歯を磨いて、一切の滞りなく、静かに就寝したのだった。

うむ。

まあしかし、ここ最近の私にとっては、月曜日の夜のこの時間帯が一週間のうちで、最も気の休まらない時間であることは、この経緯を知っていただければ充分に分かって頂けるだろう。




いつも通りお米を炊いてしまい、食べてみてから新米だったんだ! となるのが、我が家の秋の風物詩です。

みなさんも、新米を炊くときの水加減にはくれぐれも気をつけて下さい。

10月9日(水)


昨日もしかめっ面で子どもが帰宅してきたので、ため息混じりに事情を聞くと、5・6時間目の商店街見学で使う課外授業用のバッグを持って行かなかったので、見学自体に参加しなかった、とのこと。

思わずまた深いため息が出てしまう。

子どもが言うには、事前にバッグ持参の指示が無かったので、自分は悪くないという抗議の意味で参加しなかったそうなのだが、よくよく事情を聞いてみる(聞き出すのもひと苦労)と、どうやら色々な手違いが重なった結果、バッグ持参の連絡が一部生徒に行き渡らなかったようなのである。

そのため、バッグを忘れてしまった生徒は何人かいたそうだが、バック自体は大した問題ではないので、気にせず見学に参加し、うちの子は感情が勝ってしまったため、不参加を貫いたそうだ。

まあ、不参加自体は過ぎたことだし、どうしようもないのだが、気になったのは、今回の連絡の不備と不参加に関して、子どもが執拗に誰かに責任を押し付けようとする姿勢を示したことと、不参加について教師はじめ誰にもその理由を伝えていないということだった。

勘違いではあれ、自分だけ知らされていなかったことに対する落胆のようなものや、もしかしたら、忘れてしまったことへの自責や羞恥もあったのかもしれないが、そもそも責任の所在が分からないような物事に対して、無理やり責任転嫁をするのはとても不毛なことだし、世界を狭めるばかりで本人も周りも疲弊してしまう。

まだまだ幼いので感情が先に立ち、言語化や自己主張の難しさがゆえに、パッシブアグレッシブのような行動になってしまうのは分かるのだが、少なくとも今の担任の先生や学童のコーチや我々両親など、身近な大人には、信頼して自己主張をして、世界を押し広げて貰いたいと思うのだが、どうなのだろう。

というようなことを、昨日もひとつひとつ丁寧に説明し、子どももなんとか納得してくれたらしく、自ら自室で宿題に取り組むと言うので、その間、隣の部屋で洗濯物を畳んでいたら、何やら不穏な物音がするので様子を見に行ってみると、ビリビリに破かれた漢字練習ノートが床に落ちていた。

ジェットコースターのような毎日に、思わずまた深いため息が出てしまった。

一日の締め括りがこれだと、本当に疲れる。そして、どんどん日記が長くなる。そして、今日は安眠したい。文字通りの安眠を。運命や如何に?




昨晩は寒くてよく眠れず。今日は健康診断なので朝食はとれず。いつもより早く家を出たのに、すべての路線が遅れて結局遅刻。

いつもより長い時間を超満員電車に揺られ、ヘロヘロな状態で採血に臨んだら今度はフラフラになってしまいました。

健康診断に備えて、この二日間は禁酒してみたのですが、これって逆ドーピング? ですかね? 運命や如何に?

10月10日(木)

帰宅途中の乗換駅ホームで学童クラブから着信。

何が原因かまだ分からないが、うちの子どもが施設の外へ出て行ってしまったり、図書室で本を投げたりしていて、しばらく落ち着きそうもないので迎えに来て欲しい、とのこと。

三日連続のトラブル。

流石に頭がクラクラきてしてしまい、思わずホームから落ちそうになる。

今朝は今朝で、宿題の範囲を勘違いしていたことに子どもが気づき、まだ時間があったので慌ててやり始めたのは良かったものだが、慌てたせいで記述欄を間違えて書いてしまい、逆ギレ&爆発。

ドリルやノートに八つ当たりをはじめ、またビリビリに破りそうな勢いだったが、流石に私もどうにでもなれ、という投げ遣りな気持ちのほうが大きくなってしまい、これまでの自分の判断や対応は全部間違っていて、もう思い切り突き放すしか方法は無いんじゃないか、と荒んだ気持ちになってしまう。

寝不足と疲労でヘトヘトで仕事にも集中できず、あらゆることが連鎖的に悪い方へ向かっているような、嫌な予感しかない。

10月11日(金)

昨日の夕方、学校に定期の連絡を入れたところ、昨日も午後の授業、体育と国語に参加せず、体育館や教室をウロウロしていたそうだ。

本人の口からは、なぜ参加できないのか、どこに引っかかっているのか、明確な理由を聞きだす事はできず、先生としても思い当たることがまったく無かったため、大変苦慮している様子。引き続き、注視しながら原因を探っていきたいが、ご家庭でも何か分かったら教えて欲しいとのこと。

いつもより話し込んでしまい、20分ほど無断で職場を空けてしまったため、急いで戻ろうとしたところに学童クラブから着信。また昨日のように、子どもが暴れてしまっているので、できるだけ早く迎えに来れないかとのこと。

在宅勤務中の妻にすぐに連絡して対応を頼んだところ、直後に妻から「今、手ぶらで裸足で帰ってきた」とメールが届く。

ふぅ。

いつものように寝不足のまま一夜明け、いつも通り7時に起きてきた子どもに「今日は学校どうする?」と尋ねると「行く」と応える。「学童は?」「行く」。

朝食を食べさせ、髪を結んでやり、子どもと一緒に私も家を出たのだが、水筒を持たせるのを忘れて慌てて逆戻り。

妻は体調を崩してしまい、私も出社したはいいが、仕事がまったく手に付かない。

ふぅ。

10月15日(火)

連休前夜の金曜日の夜。まだ一度も切ったことのない子どもの髪の毛(美容室を怖がって今まで切りに行けなかった)の毛先の痛みが最近酷く、トリートメントをしても櫛どおりが困難になってきている。入浴後そのことに癇癪を起こした子どもが奇声をあげはじめ、我慢できずに体調不良の妻が叱責。更に子どもが大暴れ。

そんな、妻病床の三連休の幕開け前夜。

1日目の土曜日。我が家の状況を見かねた同級生のお母さんが、それならウチは一日大丈夫なのでどうぞ、と申し出てくれたので、お言葉に甘える。珍しく朝から一人で出掛けて行って、昼食をご馳走になって帰って来たあと、初めての美容室で子どもの髪をメンテナンスして貰う。一日中任せっぱなしにもいかないので、午後は私がうちの子と同級生を遊びに連れ出し、一日まるまる友だちと楽しく遊んで帰ってきたのだが、この夜も子どもの態度に嫌気が差してて、今度は私が爆発。

2日目の日曜日。午前中は子ども部屋で使う梯子の材料が届いたので、子どもと一緒に日曜大工。作業が終わり、遅い昼食をとってしばらく休憩したあとに、午後はお互い自由時間にしようと決めて、お互いに思い思いのことをはじめたのだが、30分ほどで子どもが何やっていいのか分からない、と言って不機嫌になりはじめる。これもいいきっかけだと思って、面と向かってじっくり話し合ってみようと思ったが、ぜんぜん対話にはならず、話が長いと言って子どもが泣きはじめてしまう。学校に関わる話はちょっとでも触れると不機嫌になってしまうので基本NG。夕方にクールダウンがてら散歩に出掛け、夜はここ数日の中ではまずまず穏当な感じに過ごすことができた。

3日目の月曜日。ノープラン。隣町の大きなお寺のお祭りがあるので見物に出掛けよう、と誘ってもつれない返事。このまま家で過ごしていても、昨日の二の舞になるだけなので、土曜日にお世話になった同級生のお母さんに再度ヘルプ。もし予定がないようでしたら私が子どもたちを連れ出すので、どうですか? と誘ったところ、実は他の同級生と午後から遊ぶ予定なので一緒にどうですか? との逆お誘い。悪いな、とは思いつつもお言葉に甘える。昼食後に子どもが出掛けたあと、ものすごい疲れと眠気に襲われて倒れ込むようにしてそのまま昼寝。ぴったり一時間半、昏々と深く眠るも、えも言われぬ恐怖と焦燥と不安で飛び起きるように目覚める。

三連休最後。気持ちを切り替えて、昼寝のリカバリィだと思って、子どもが帰ってくる前に一気に洗濯物や掃除や寝支度を済ませ、夕飯の準備をしていると、子どもが帰宅。友だちと遊んでくると子どもに素直で溌溂とした感じが戻って来るので少し安心するのだが、夕飯時になると一転、熱いとか苦いとか料理に文句をつけはじめたかと思うと、食事が終わっていないのに別のことをはじめてしまう。帰宅直後の素直さと目の前の身勝手さの落差にどうしても落胆を感じてしてしまい、ついつい意地悪な小言で子どもを責め立ててしまう。本当に良くない。

今週は学校の遠足が予定されているのだが、今からあまり行きたくないと漏らしている。少なからず学校行事にはワクワク・ドキドキしていたこれまでの子どもの姿からすると、あまりの変容ぶりに私のほうがあらためて戸惑ってしまう。

子どもが寝たあと、気分転換にと思って何気なくSNSを開いたのだが、三連休の充実した投稿をちらほら見掛けたので、これは今の私にとっては毒にしかならないと思って素早く閉じた。

冗談にしても決してSNSには投稿できない、そんな私の三連休。




映画だとか美術展だとかコンサートだとか友人のイベントだとか、長い酷暑とコロナ禍が完全に明けたこの秋は、観たいもの行きたいところが沢山あったのですが、望むべくもなく、せめて本の世界に、と思って通勤電車で読書に没頭しようとするのですが、どんな内容であれ、どこかで今の子どもの状況に接続して気が散ってしまうので、柄にもないのに今は仕事に没頭して気晴らししています。

10月16日(水)

また三連休明けの週始まり。

また今日も、波乱の幕開けになるだろうと覚悟を決めて職場をあとにしたのだが、家路につく足取りが思いのほか重い。気持ちは更に重い。

しかし、そんな私の心配を他所に、帰宅してきた子どもに苛立ちの影はなく、むしろ妙に高揚した感じで楽しそうにしていたので、あまり深くは追求せず、今日は何事もなく楽しく過ごせたのかな、と勝手に胸を撫で下ろしていた。

その後も何事もなく就寝時間となり、布団に横になった子どもに「おやすみ」と声を掛けたところ、子どもが「今日も授業受けられなかった」と小さな声で教えてくれた。

うむ。

まず、4時間目の社会の授業前、友だちからちょっとした言い掛かりをつけられたことで気持ちが収まらなくなってしまい、授業が始まってからも教室の後ろでしばらく落ち着くのを待ってから、授業に参加したそうだ。

それから、5・6時間目の図工の授業中、作品づくりに集中していたところ、突然友だちがぶつかってきて、またもや気持ちが収まらなくなってしまい、教室の隅でしばらく落ち着くのを待っていたのだが、なかなか収まらず、最終的に作り途中の自分の作品を自らの手で壊してしまったそうだ。

うむ。

4時間目の件は先生に説明して、発端となった相手に先生が注意してくれて、5・6時間目の件は故意ではなかったようなので、あとから相手から謝罪しにきてくれたそうだ。

子どもが躓きはじめてから一ヶ月。理由を知れば他愛ないことばかりのようにも思えるが、これまでこんな他愛もないことで、ここまで躓くようなこともなかったので、やはり何か他の部分で引っかかっていることがあるのかも知れない、とも思ってしまう。

ただ、先週から授業に参加できないことが徐々に多くなっていることが、とても気掛かりではあるのだが、その原因や経緯や理由や対応や末路を、順を追って説明してくれたのはこれが初めてのことだったので、少し前進と捉えてもいいのだろうか。

分からない。




一過性のものなのか慢性のものなのか、今はまだよく分からないので様子見が続いています。

この状況に、できることなら早く何らかの手を打ってあげたい、と思うのが素直な親心だと感じてきましたが、それはただの親の独善なのかもしれない、とも感じる今日此の頃です。

10月17日(木)

昨日は学校の全校遠足があったのだが、前夜に子どもが「同じ班に仲良い子が一人もいないから、本当は行きたくないんだよね」と教えてくれ、この感じだと、遠足に参加しないこともあり得るだろうな、と覚悟していたのだが、なんとか遠足には参加したようだった。

ところが夕方、帰宅時間になっても学童クラブから退室通知が届かないので、また何かあったんだろうなと思って学童クラブへ向かったところ、案の定、向かう途中に学童クラブから連絡があり、暴れてしまっているので迎えに来てくれとのこと。

学童クラブに到着し、下駄箱の前でうずくまっていた子どもの姿を見て、そろそろ限界かな、と感じてしまう。

学童クラブの指導員の方に付き添われて家路につき、子どもを家に帰したあと、指導員の方と玄関の前で最近様子や対応方法について15分ほど立ち話をして私も帰宅。

帰宅直後は穏やかな様子の子どもだったが、夕飯時に病み上がりの妻と衝突。

両者の衝突中に私は変に介入せず、洗い物をしながら静観。言い争いを傍から冷静に聞いていると、屁理屈でありながらも、子どもの口の達者さに驚く。

怒声と怒号が飛び交う賑やかな我が家。

一段落してから、子どもから事情と意向を聞き、私からの助言を加えてみたものの、妻と再度衝突して大号泣。

子どもも限界だけど、我々も限界。

そろそろ専門的なところと繋がっておくべきなのか。




今朝もだいぶ不機嫌な様子で登校していったので、今夜も思いやられます。

10月18日(金)

昨日、放課後に学校から連絡があり、担任の先生から子どもの今後の対応について直接話しがしたいとの申し出があった。

今の子どもの状況を考えると、あまり悠長にしてもいられないと思い、今日の午後に話をすることにしたのだが、できればスクールカウンセラーさんとも日常生活の子どもの対応について色々と相談したい、と伝えたところ、ちょうど予定が空いていたので、そちらとも面談できることとなった。

出口の見えないこれまでの対応に、少し変化の兆しが出てきたことには素直に安堵を覚えつつ、私も担任の先生も、子どもの状況が一過性のものではないという、ある種の共通認識を持ちはじめていることには素直に不安を覚える。

それでも幾ばくかの希望めいたものを胸に会社を出た直後、学童クラブから連絡。

また子どもが暴れているので迎えに来て欲しい、との内容。在宅勤務中の妻に対応を任せたところ、迎えに行ったらもう子どもは落ち着いていたので、そのままとんぼ返りしたそうだ。学童クラブも過敏になっている。

うむ。

子どもが帰宅してからは、できる限り感情的にならないよう接したせいか、特に問題はなく朗らかに過ごすことができた。

最近では珍しいことなのだが、今朝は子ども自ら起きてきた。朝食の準備ができるまでの時間、普段なら「つまんない」とか「ひま」などと騒ぎ立てて、アニメ鑑賞をせがむところ、今朝は静かに図鑑に集中し、たまに気になったところを教えてくれたりした。

さあ週末だ。




何か突発的なこともあるだろうと思って、前々から職場には子どもの状況を伝えていたため、今日の午後からの学校面談については、快く了承してもらいましたが、どうしても負い目は付きまといますよね。

10月19日(土)

昨日、放課後に担任の先生との面談後、スクールカウンセラーの先生とも面談をしてきた。

結果的には、今後の子どもの対応について、また別角度からの支援を受けられることになり、とても心強く感じている一方で、こうした支援を既に利用している子どもが、身近なところでも結構いることに驚かされた。

支援を受けられることはとても大事なことだが、これだけの子どもが苦しんでいるのだから、できることなら、支援が必要になる手前のところで、何か抜本的な対策が打てるのではないか、とも考えてしまう。

うむ。

ここ最近の学童クラブでのトラブルもかなりあったので、息抜きになればと思って、面談を終えた足で早めに迎えに行ったのだが、いつも通りの時間に帰るからと、追い返されてしまった。

ちなみに昨日は、学校でも学童でも特に目立ったトラブルは無く、むしろ積極的に授業に参加したり、率先して遊びに加わったりしていたそうだ。家でもすこぶる上機嫌で調子良かったので、ここ最近のトラブル続きが悪い冗談だったんじゃないかと思ってしまった。

うむ。

今日はお昼前に友だちが遊びに来て、うちで一緒にお昼を食べてからまた別の友だちのダンス発表会を見に行き、発表会が終わるとみんなを引き連れてうちに舞い戻って来て、今も大騒ぎで遊んでいる。

うちの子は、トラブルを起こしつつも学校や学童クラブへは行ってくれるのだが、今うちで一緒に遊んでいるうちの一人の子はクラスに苦手な子がいるらしく、二学期から行き渋りが出て、遊びに来ている別のもう一人の子と一緒じゃないと登校が難しいようだ。

小学校三年。難しい年頃なのかもしれない。




昨日も今日も何事もなく楽しく過ごしていたのですが、明日の予定のことで、さっき少し興奮してしまい、ちょっとした衝突がありました。

まあ、ゆっくり行きましょう。

10月21日(月)

大人でも布団から出るのが億劫になるほど冷え込んだ朝。子どもだって、もちろん起きてこない。

それでも心を鬼にして、一度は起こしてみたのだが、少ししたら気持ち良さそうに二度寝をしていたので、しばらくそのままにしてやった。

しかし、いきなり寒すぎる。衣替えしないと。

うむ。

さて昨日、午前中は妻が参加しているサークル活動に子どもも同行し、隣町の博物館へ朝から出掛けて行った。このサークル活動には、不思議と子どもがくっついて行く。楽しいのだろうか?

私は家の掃除と片付けと子ども部屋のメンテナンスを行ってから、昼食の買い出しと準備。

昼過ぎに妻子が帰ってきたので、皆で昼食を食べてから、しばし休憩。

子どもは友だちの家に遊びに行き、私は小一時間昼寝をしてから散髪に向かい、夕飯の焼肉の食材を買って帰ってきた。

友だちの家までは、私が一緒ついて行ったのだが、帰りは一人で帰ってくると言うので、17時に帰ってくるよう約束して別れた。

帰り道は子どもの足だと15分ほどの距離になる。おそらく、この距離での単独行動は初めてのはずだが、なんでもないような素振りで帰ってきた。

夜は子どもの好物の焼き肉のあと、子どもの選曲でYouTubeでMVを見てから就寝。

表向きだけ見れば、久しぶりのなんてこと無い日曜日。




実は、この友だちの家での遊ぶ約束を子どもたち同士で前日に突然決めてきたため、事前に決まっていたサークル活動同行の件やら、お邪魔するご家庭の予定、はたまた別の友だちの予定の確認を進めつつ、「みんなの予定がまだ分からないから、最悪の場合、中止になるかも知れないよ」と子どもに言い含めたところ、「やっぱり私たちが決めたことはぜんぶ駄目になるんだ!」と言って臍を曲げてしまい、その次の瞬間「もう断っていいよ! ぜんぶ行かない!」と極論に達してしまったので、確認作業の他に、子どもの説得にもあたらなくてはなりませんでした。

ここ最近、学校や学童で起きるトラブルの経過が、ここに端的に集約されているように思います。

10月22日(火)

この一ヶ月半、特に週明けは子どもが過敏なことが多く、学校や学童クラブで何かしらトラブルが起きている。

そのため、こちらもすぐに仕事を切り上げられるよう段取りを組んで、学校や学童クラブといつでも連絡が取れるよう、一日中神経質になっていることが多い。

たとえトラブルが無かったとしても、その日一日の苛立ちを帰宅後に家で爆発させることも多く、まったく油断ならない。

うむ。

そんなわけで、昨日も一日中身構えた後に覚悟して帰宅したのだが、学校や学童クラブでは特にトラブルは無かったようで、家でもすこぶる健やかに過ごしていた。

おまけに、ここ最近一人で寝ることができなくなっていた筈なのに、添い寝無しで寝てしまった。

うむ。

まあもちろん、たかが一日ぐらいのことなので、両手を上げて楽観できる話ではないのだけれど、深刻になっていても仕方ないよな、とも感じる今日この頃である。

さて今日はどうなることだろう。




日曜日に遊びに行った友だちの家でミニチュアダックスフンドを飼っていて、たくさん遊んで帰ってきた様子の子どもでしたが、おかげで長らく抱えていた小型犬に対する苦手意識を無事に克服してきたようです。

苦手を無理に克服する必要はないと思いますが、機会や体験によって克服できるなら、それに越したことはありませんよね。

10月23日(水)

昨日も学校や学童クラブから日中には連絡はなく、今日も大丈夫そうだな、と思って家路についたところ、帰宅中の電車の中で学童クラブから着信。

やっぱり駄目だったか。

どことなく子どもに前向きな様子を感じていたので、変に期待をしてしまったぶん、落胆の気持ちを隠せぬまま電話に出る。ところが、私の気持ちとは裏腹に、電話口からは職員の方の「個人面談の件でお電話しました~」との明るい声。事務的な内容の連絡だったのである。

子どものトラブルではない事が分かると、自分でも馬鹿正直だなと思うぐらいに気持ちが軽くなる。まったく現金な父親だ。

うむ。

それから家族全員帰宅して、家でも特に大きな問題はなかったのだが、寝る間際になって「寝るまで一緒にいて欲しい」という子どもの要求がこちらに伝わらず、子どもが臍を曲げてしまう場面もあったが、大事には至らず。

というわけで、昨日も学校・学童・家ともどもにトラブルなく、二日連続で何もなし。何もない事を晴々しく感じるなんて、本当に現金な父親だ。

うむ。

それから一夜明け、今朝も子どもは自分で起きてきて、シラス納豆TMGをぺろりと食し、食後のミカン。特に変わった様子もなく、機嫌良さそうにしていたので、今日も大丈夫だな、と思って家を出たのだが、職場に到着した9時ちょっと前に、妻から「今登校しました」とメールが届いた。

え? どうして?

まだ原因や理由は判然としないのだが、出掛けに妻と子どもが突発的に対立してしまったことで登校時間が迫ってしまい、気持ちが八方塞がりになってしまったようだ。

その後、妻が学校まで付き添ってなんとか登校し、養護の先生に引き渡して子どもと別れたようだが、原因や理由が判然としていない点が少し気に掛かるので、即時対応できるよう態勢は整えておこうと思う。

ふぅ。

過度な期待は禁物だ。




中高生になって突然躓くよりは、今のうちに躓いてくれてくれていることで、たとえまた中高生になって躓いたとしても、親としては様々に準備が出来ているので、結果的には良いのかもしれない、なんて、前向きな思考が日常的にできればいいのですが、私にはなかなか難しいです。

10月24日(木)

昨日は朝の遅刻の件もあったので、覚悟を決めて帰宅したのだが、こちらが拍子抜けしてしまうほど溌溂とした様子で子どもが帰ってきた。

帰ってきてすぐ遅刻のことを切り出すと、機嫌を損なって面倒なことになる可能性もあったので、就寝時間近くに事情を聞いてみた。

すると、遅刻の原因は、懸念していた学校や授業への根深い不満や我慢の積み重ねゆえのことではなく、突発的なことがいくつか重なってしまった結果であることが分かった。

ひとまずそれなら、まあ良かった(良くないけど)

うむ。

というわけで、それなら明日の登校は大丈夫そうだね、ということで落ち着き、そのまま就寝しようと思ったのだが、子どもが「そうだった! やばい!」と言って、ランドセルから国語のプリントを出してきた。

「やばいやばい」と言いながらプリントに取り組みはじめる子どもに「宿題なら無理してやらなくていいし、もう遅いから明日の朝にしたら?」と問いかけると、「明日、漢字テストがあるからこれだけはやっとかないと」と言ってきかないので、仕方なくやらせることにした。

途中で「ギャッ!」っとなって放りだしそうな危うい場面もありつつ、15分ほどでプリントをやり終えて、あまり遅くならずに就寝することはできたのだが、子どもが自ら机に向かったのはいつぶりだろうか。

うむ。

まあ、そんなわけで、今朝は元気に登校して行った子どもだが、昨日の遅刻を除けば、今週は今のところ学校や学童で起きたトラブルは無し。

明日はスクールカウンセラーの先生が子どもと面談する場を作ってくれるそうなので、また少し前向きな変化があるといいのだが。いやはや。




昨晩、部屋で一人で寝ていたはずの子どもが夜中に起きてきて、一緒に寝てくれと熟睡中に無理やり起こされたため、その後、私が眠れなくなってしまい、朝になっても頭がグラグラしています。

ここ最近の寝不足問題は、妻の出張前に解消しておかないとまずい気がしています。私が体調を崩しては元も子もないですからね。

10月25日(金)

今週はけっこう安定しているな、と思っていたのも束の間、昨日、漢字テストの結果が芳しくなかったことに苛立ち、給食時間に無断で学校から帰ってこようとした子どもである。

幸いにも校門の前で先生たちに取り押さえられ、その後、給食や午後の授業は理科室で過ごしたそうだが、その余波は我が家でも炸裂し、夕食後に他愛ない注意で臍を曲げたかと思うと、一人よがりな言い分と屁理屈を並べ立て、激昂と号泣と逆上を繰り返し、言葉のやり取りがまったく成り立たない状態がたっぷり一時間。

その間、聞くに耐えない言葉を発する場面も何度かあり、その度に私まで極端な行動に出てしまいそうになる危うい場面が何度もあった。

どうにかこうにか、その危険な衝動を抑え込むことには成功したのだが、そのわだかまりが疲労や心労となって次々と蓄積し、自分がみるみる憔悴していることが手に取るように分かる。

本人が一番辛い、とは頭の中では分かっているのだが、現実的にかなり無意味で疲れるだけのこの不毛なやり取りが、いったいいつまで続くのだろうかと考えると、頭がクラクラしてくる。




今日も午前中に学校から連絡が来ました。今まさにトラブル中なので、もし在宅しているなら対応に来られないか、との内容だったのですが、その後、幸いにもトラブルは収まったようなのですが、今から帰宅後の対応に思いやられています。

ちなみに、今日あたり学童クラブで何かしら起こるだろうと思って、早退する予定でいたのですが、見事に私の予想は裏切られました。

とにかく、私が帰宅するまで何事もないことを祈りたいです。

10月26日(土)

昨日、学校から連絡のあったトラブル後、やはり子どもは授業の参加が難しくなってしまったようなのだが、ちょうど支援教室が行われていたので、そちらへ少し参加したあとに、スクールカウンセラーの先生との面接もできたようである。

帰宅後も特に問題となるような言動はなく、穏やかに過ごしていたが、今朝は少し臍を曲げる場面があった。

特に今週は、週明けからの調子は良かっただけに、水曜日の漢字テストさえなければ、ごくごく普通に過ごせたような気もするので、残念でならない。

一週間何事もなく過ごせれば、本人の心理的にもだいぶ違うと思うのだ。

うむ。

とりあえず、学校での専門的な支援という面では、ようやくスタートラインに立ったところ。どんな変化があるのか、はたまたないのか。

まだまだ先は長そうだ。




我々のように、怒鳴られたり叩かれたりするのが当たり前の時代に育った世代からすると、ずいぶんと手厚い支援がいろいろとあるのだなと感じてしまいます。

ただ、こうした支援の一方で、我々世代が受けた管理教育とはまた違った形で管理が強まっている印象があり、まるでアクセルとブレーキを同時に踏んでいるかのような歪な状況で、今の子どもたちも苦しいだろうな、とも感じてしまいます。

主体性とか多様性とか言いつつ、授業のやり方は我々の頃と何ひとつ変わっていないですしね。混乱するのは当たり前だろうな。

10月28日(月)

土曜日。

仕事終わりに友人の展示販売会を見に行き、久しぶりに友人たちと話をして心をほっこりさせて帰宅したのだが、妻子の間の微妙な空気を即座に察知し、自ら道化に転じることでなんとか空気を換えることに成功。

どっと疲れる。

日曜日。

子ども用のベッドが届いたので子どもと一緒に組立作業。妻は一日お出掛け。

子ども用ベッドとは言え、ヘッドボードとチェストが付いているため、なかなか複雑な工程だったが、子どもが説明書を読み解きながら指示してくれて、おおむね滞りなく作業を進めることができた。

作業途中、友だちが訪ねてきて子どもが遊びに行ってしまう(薄情者!)場面もあったが、それでもなんとか夕方までに完成。

作業でけこう疲れたこともあり、夕飯は外食にすることにして、外出ついでに子どもの新しい靴も購入。朗らかな様子で子どもと一緒に外出するのも、ずいぶん久しぶりの感覚。

そんな週末。

子どもは早速、新しいベッドで朝まで一人で寝てくれて、私も久しぶりに一人の布団で寝ることができたのは良かったのだが、今朝、ずいぶん朝寝坊をして起きてきたので、寝心地が良かったのか悪かったのか、いまいちよく分からないまま。

それでも生憎の雨にも関わらず、子どもは新しい靴でご機嫌に登校していったようだ。さて、この一週間はどうなることか。




ベッドの組立にはプラスドライバーがあればOKとなっていましたが、おそらくそう容易くはいかないだろうと、電動ドライバードリルやその他工具の準備もしておきました。

予想通り、プラスドライバーだけで挑んでいたら、かなり辛く厳しい作業になっていたことは間違いなく、そのせいで子どもとも反目し合い、最悪な日曜日になっていたことも間違いないでしょう。

自分の準備の良さを褒めてあげたいです。誰も褒めてくれないし。

10月29日(火)

子部屋にベッドを導入し、子どもが一人で寝はじめてくれているので、私も一月以上ぶりに一人で寝ることができているのだが、決まって1時ぐらいと4時ぐらいに目が覚めてしまい、まだ安眠には至っていない。

うむ。

毎度のことながら気が重い週始めの月曜日。

夕方に学童クラブで面談が予定されていたので、仕事を早退して妻と参加。

学校では「放棄型」の行動が目立つ一方、学童クラブでは「激昂型」が多いため、どことなく後ろめたい気持ちで面談に臨む。職員の方から、学童クラブでの普段の様子や興奮時の対応方法などについて伺いつつ、家庭での様子や親の悩みも忌憚なく伝える。

加えて、ここ最近、学童クラブでのトラブルが少なくなってきているな、と思っていたので、その辺のことを伺うと、実は子どものために体制をとって対応してくれていたそうだ。頭が下がる。

家ではよく「学童クラブは何も面白いこと無い」と訴えている子どもだが、そんな言葉とは裏腹に、ここ最近は毎日のように溌溂とした姿や表情が見受けられ、少しずつ変化も見られる、ということも職員の方から教えてもらい、少しホッとする。

面談後は子どもと一緒に帰宅。

帰宅後、家では特に大きなトラブルはなく、入浴後に今日の学校の様子を子どもに尋ねてみたところ、国語の授業で集中力が途切れてしまい、少しだけ廊下で休憩していたとのこと。

あと、先週末に席替えがあったらしく、子どもとしては前方の席が良かったらしいのだが、窓側の一番後ろの席にされてしまったそうだ。隣の席は登校の難しい子の席のためほぼ空席。仲良い友だちとも離れてしまったので、本人としては隅に追いやられたという意識が強いようだ。

本来なら、窓側の一番後ろの席なんて最高なのだが、かなり不満の様子。先生も考えあってのことだとは思うのだが、よりによってこの過敏な時にこの配置に席替えなんて。

さて今日は、どうなっていることやら。




あまり性別で分けて考えるのは良くないのかもしれないのですが、幼い頃から今に至るまで、男性の保育士や指導員や先生に対する抵抗や反発が、うちの子の場合、強めに出る傾向があるような気がしています。

今年の学校や学童クラブの環境がまさにそんな感じです。男性ばかり。

10月30日(水)

昨晩は、途中で目が覚めることなく、朝まで眠ることができた。

ここまでしっかり眠ることができたのは、おそらく二ヶ月以上ぶりのこと。睡眠不足から開放されたおかげで、これまで日常的に苛まれていた、消極的な思考や否定的な思考からも少し開放されたように思う。

睡眠は大事だ。

うむ。

さて昨日は、生憎の雨の中、久しぶりに仲良し三人組で揃って帰宅してきた子どもである。

暗がりの中、一人でトボトボと帰って来る時とは違い、ワイワイガヤガヤと悪ふざけをし合いながら、騒々しく賑やかに帰って来る子どもたちの姿こそ、一日の締め括りに相応しいものはない。

何ものにも代え難い光景だ。

こんな日が、一日でも多くあると良いのだが、それがなかなか難しい世の中でもある。




相変わらず学校の授業はつまらないようなのですが、以前のような焦燥感や拒絶感は薄らいできているようにも感じます。

そんな今の子どもの姿を、素直に受け入れる覚悟ができてきたがゆえの、昨晩の安眠だったのかもしれません。

10月31日(木)

算数と国語のノートが残り少なくなってきた、と子どもが言っていたので、子どものお迎えのついでに学校の前の文具店に寄った。

スティックのりと赤鉛筆も無くなりそう、と言うので、じゃあ一緒に買っちゃおうよ、と伝えると、スティックのりが6種類、赤鉛筆が4種類。その場で悩みはじめる。

妻が遅くなると言っていたので、夕食の準備の他にもその他諸々のことも考え、急き立てるようにして無理に選ばせて帰宅したのだが、既に妻が帰宅していた。

うむ。

夕食後、子どもがずいぶん長風呂しているので、早く出るよう何度も注意したのだが、まったく聞く耳を持たず、結局、就寝時間に食い込むことになってしまった。

そのことに私が腹を立て、呼応するように子どもも臍を曲げてしまう場面があったが、昨日のトラブルはそれくらい。

子どもに声をかける時や働きかける時は、命令や強制にならないよう、自分で考えさせるようにしている。それでも、タイミングが悪い時は、気分を害してプイっと自室へ引きこもってしまうこともあるが、しばらくすると何事もなかったように戻って来ることが多くなった。

そんなわけで今週は、学校でも学童でも家庭でも、手のつけられないような癇癪や激昂は今のところ無し。

週末に向けて不満も疲れも溜まってくる頃なので、まだまだ油断はできないけれど、先週よりは落ち着いている。先々週よりはだいぶ落ち着いている。先々々週よりはかなり。そんな感じ。

今日を乗り切ればあと一日。




毎朝、子どもを見送っている妻からは、朝はいつも不貞腐れた感じで登校しているよ、という話は聞いていたので、まだまだ一長一短の膠着状態にあるのかな、と思っていたのですが、今朝はずいぶん機嫌良く登校していったそうです。

どうやら不機嫌の原因は、毎朝見ている番組内で流れる さだまさし の曲が原因だったようです。今朝はその番組を見なかったおかげで、今朝は気分良く家を出られたそうです。

子どもって思いも寄らない生き物です。