Diary
12月12日(木)
今朝、子どもが一週間半ぶりに登校した。
うむ。
火曜日は私は出勤で妻は在宅勤務。子どもは自宅学習した後、一学期に不登校になってしまった友だちとオンラインで工作をしたり編み物をしたりして過ごしたようである。
水曜日は私も妻も出勤しなければならず、子どもは実家預かりの予定でいたのだが、急遽その友だちと一緒に別室登校するという話が持ち上がる。ところが、朝になって友だちの方が「やっぱり行けない」ということとなり、うちの子どもも「行かない」とのこと。予定通り実家へ。
そして今日。
起き抜けに子どもから唐突に「今日は行くけど、明日は行かない」と言われたのだが、これまでの経緯もあるの半信半疑で相槌を打っておいた。
着替えて朝食を食べ、自ら学校へ行く準備をはじめたのだが、まだ半信半疑。友だちとの待ち合わせ時間に家を出て行ったが、それでもまだ半信半疑だったが、そのままするっと登校してしまったのである。
先ほど、担任の先生から連絡があり、久しぶりなので、授業によっては集中できない時間もあったようだが、概ね問題なく過ごし、6時間目のお楽しみ会の相談では、自ら司会役に名乗りを上げ、率先してクラスをまとめていたらしい。
うむ。
正直言って私の古い感覚では、ちょっともう訳が分からない状況だが、いやさて明日はどうなることだろう。
登校を促すことも、家で一緒に過ごすことも、完全にお手上げの状態だったので、ひとまずは、と言ったところだろうか。
繁忙期の真っ只中に私が抜けてしまっているので、仕事の進捗は崩壊気味ですが、これまで私に負んぶに抱っこで、何の策も講じてこなかった職場や管理者の責任も多分にあるので、負い目は感じないようにしています。
こうなる前に、あれだけ色々提案してきたのに。
12月3日(火)
昨日は土曜日授業の振替休日で、子どもの学校はお休み。
子どもの友だちを連れて、隣町のデイキャンプ場で焚き火遊びをしに行く予定だったのだが、申込みに不備があり急遽中止になってしまった。
仕方ないので予定を変更し、電車に乗って少し大きめの公園へ子どもたちを連れて行ったところ、それはそれで楽しんでくれたようである。
うむ。
実は公園へ連れて行った友だちとは、土曜日の放課後や日曜日も含めて、三日連続で一緒に遊んでおり、主に我が家を拠点に過ごしていたので、こちらもけっこう疲れた。
我が子含めた三人の子どもたちは、個別にはよく見知っている子たちなのだが、個性や性格の組み合わせのせいなのか、事あるごとにちょっとした衝突が起きてしまったり、結託して図に乗ってしまう傾向があったりして、子守する方としては何かと厄介だった。
まあそんなわけで、友だちと別れて家に帰ってきた子どもは、変な熱気に当てられてしまったのか、昨晩はずっと不機嫌さを引きずってしまい、夕飯もあまり食べず、就寝時間も遅くなり、結局、今朝も起きることができず、今日は学校をお休みしてしまった。
一過性のものだと思いたいところだが、どうなることやら。
三日間、子どもたちの様子を観察し、さんざん振り回されてしまったのですが、まあ、個性や性格の組み合わせの妙のような面も大きかったとは思うのですが、子どもたちを取り巻く環境、主に学校生活や家庭生活での自己決定や自己選択の少なさによる影響も大きいように感じます。
まあ、そうした環境でも健やかに育つ子は育つんでしょうけど。
午後は妻とバトンタッチする予定なので、どこか子どもの好きなところへ連れ出したいところです。
12月4日(水)
昨日の午後、学校を休んだ子どもの対応を妻と交代するため、会社を午後半休であがったのだが、家に到着すると同時に、子どもが昼寝をはじめてしまった。
昼寝なんて珍しいので、もしかしたら行き渋りの原因のひとつとして、体調不良や疲れなどの影響もあったのかもしれない。
うむ。
今日は前々から午前中にWISC(ウィスク)検査を受ける予定になっていて、学校は検査を終えてから行こうと伝え、子どもからも了承も得ていたのだが、「途中から学校へ行くのは嫌だ」と言いはじめたので、今日も学校はお休み。
ここ最近、一人での起床や着替えができず、いつも一悶着起こしていたのだが、今朝は一人で難なくこなし、妻より早く起きてきて、今日のアドベントカレンダーを開けていた。
今回の検査によって何らかの特性が出ようが出まいが、今の子どもの状況は、絶対的に環境に起因しているところが大きいと感じているので、検査を受けたところでなんだかなぁ、というのが正直な印象。
ただ、原因が環境にあるのならば、私個人が今すぐに、急に変えてやることはできないので無力感も大きく、その不甲斐なさからか、なんとなく寝不足が続いている。
おかげで、朝起きるのが何かと辛い最近だ。
この日記の再開のおかげなのかどうかは分かりませんが、子どもに対し感情的に接っしてしまうことが少し減ってきたように思います。
ただ、時間的な制約や相手との約束がある場合に一悶着あると、どうしても難しくなってしまいます。
12月6日(金)
昨日も今日も学校を欠席し、今週は一度も登校していない子どもである。
今朝は担任の先生から「家まで迎えに行きましょうか」との申し出を受けたが、子どもの様子を間近で見ている身としては、逆効果になりそうな気がしたので丁重にお断りした。
うむ。
昨日は担任の先生との個人面談があり、子どもには留守番をお願いして、妻と参加してきた。その後、支援教室の主任の先生とも話をし、今日はスクールカウンセラーの先生と話をする予定。
先生方からは、理解ある対応や心強い助言を頂き、今の学校には様々な面で奮闘してくれる先生方がいるのだなぁ、と実感しつつ、そもそも、学校に子どもが行けない状態では、支援も援助も受けられないのだなぁ、とも実感してしまった。
私の仕事は繁忙期に突入しつつあるが、今は仕事どころではない。
子ども本人は「来週は登校する」と言っているが、どうなることやら。
今の働き方も、少し考え直さないといけなくなるかもしれない。私も職場も。
月曜日は振替休日、水曜日は検査だったので、実質的な欠席は3日。
「年間30日以上の体調不良以外の欠席」が文科省による不登校の定義なので、不登校まではまだまだ遠い道のりです。
笑えません。
12月9日(月)
先週は一度も登校しなかった子どもである。
うむ。
先週から今週は登校すると言っていて、昨晩は張り切った様子で学校の準備をしていたのだが、今朝になってみると起きて来ず。
それでも、どうにかこうにか着替えさせ、朝食を食べさせ、なんとなく機嫌は良くしていたものの、いつもの登校時間が少し過ぎても、準備をする様子をみせない。
いつも一緒に登校してくれる友だちが、道の角で待っていてくれている姿を見つけたので、「〇〇ちゃんが待ってくれてるよ」と子どもに伝えると、いきなり不機嫌になって、自室に籠ってしまった。
うむ。
週明けでこの調子だと、今週も難しそうかな。
今日の子どもの対応は妻に任せて、今後の算段を考えるためにも職場に顔を出しておこうとは思っていたのだが、子どものことはもちろん、寒さによる神経痛の地味な疼きで不眠が続いていたので、休憩のつもりで少し横になったところ、気付いたらお昼になってていた。
慌てて職場に詫びの連絡を入れ、さてどうしたものかと呆然としていたら、子どもが「誰か来てる!」と言うので玄関を開けてみると、一学期に不登校になってしまった友だちが、子どものことを心配して訪ねて来てくれたのだった。
その後、子どもは友だちの家に遊びに行ってしまい、3時に帰って来ると約束していたのに、つい先ほど17時半までの延長が決まったようである。
うむ。
子どもたちは一緒に遊ぶことに忙しく、妻も友だちのお母さんもリモートワークで忙しく、何故か私だけが宙ぶらりんになってしまい、まずは病院で神経痛を診てもらい、今、この日記を書いているところである。
俺っていったい。
ドロップアウトこそしなかったものの、私も様々な理由から、小学校、高校、大学と「学校」に対する「行き渋り」は少なからず経験しており、今考えるとまずまず深刻な状態に陥っていたこともあります。
なので、子どもの今の姿を見ていると、フラッシュバックのような感覚に苛まれ、ちょっとした鬱状態に陥りがちで、けっこう辛いです。