Diary
5月23日(土)

五月になってから夏のような陽気が続いていて、それに呼応するかのように新型コロナウィルスの感染者数も減ってきていた。

やっぱりコロナも暑さに弱いのかぁ? なんて、何の根拠もなく考えていたのだけど、感染者は更に減り、いよいよ東京でも緊急事態宣言の解除か? なんて事が現実味を帯びてきて、周囲の雰囲気もだいぶ和らいできていた。

飲食店や居酒屋なんかも店内飲食の営業を徐々にはじめ、マスクを外した人なんかも町中でチラホラ見かけるようになってきていた。

けれど、打って変わって今週は、季節が遡ったように肌寒くなって、ちょうど感染者が急増しはじめた四月中旬ぐらいの、あの嫌な感じが脳裡を過ぎり、緩んだ気持ちが再び緊張で引き締まる。

うぅ~む。

僅か二ヶ月で忘れてんじゃねぇよぉ! 俺よぉ!




自宅自粛生活で麦酒の消費量が異様に増えているので、経済面と健康面を考えてレモンサワーに切り替えようと色々と飲み比べをしていたところ、寶の「私のレモンサワー 塩レモン」が一番美味くて安いということで落ち着いたのだけど、妻が国産の無農薬レモンでペーストを作ってくれて、それを炭酸水と焼酎で割って飲んでみたら、これがダントツにサイコーのレモンサワーでした。飲み過ぎ注意です。

5月4日(月)

家族で在宅生活に入って三週間が経ったが、在宅での業務や作業はうまく軌道に乗らないし、在宅勤務に対する会社の態度はなかなか煮えきらないし、在宅育児も行き当たりばったりの対応しかできていない。

この状態が過渡的なものなのか、果たしていつまで続くのか、そうしたことが分からないため、全ての事がその場凌ぎになってしまい、全ての対応が中途半端になってしまう。

良くない状態だ。

そんな訳で、ちょっと気分を変えようと、こないだGapがオンラインショップで春のクリアランスセール(60% off + 40% off という謎の値引き)をやっていたので、鬱憤ばらしも兼ねて、私なりにかなりの爆買い(5点 6,000円ぐらい)をしてしまったのだが、待てど暮らせど商品が届かず、問い合わせの電話も繋がらず、問い合わせのメールにも返事がなく、二週間経った昨晩、ようやくメールで


現在、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、お電話が繋がり難く、いただいたメールへの返信にもお時間をいただいており、沢山のお客様に大変ご迷惑をお掛けしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

お問い合わせの未着商品は、在庫切れのためにキャンセルとなっておりますことを確認させていただきました。



とだけ送られて来ていた。

う〜むぅ。 なんつうか。 いろんなことが、良くない状態だ。

5月5日(火)

在宅勤務に入ったぐらいの頃から仕事量は徐々に減っていたのだけれど、最近は顕著に減っていて、仕事がなくて丸一日空いてしまう、なんてことも珍しくなくなってきていた。もちろん、仕事量の減少は連休前という時期的な問題もあるのだけれど、正直言ってこの量は、いくらサボリーマンの私でもサボれないし、いくら能天気な私でも不安になってしまう。

まあしかし、そんな時は、付きっきりで娘の相手をすることになるのだけど、ここのところ娘の聞き分けや機嫌が良くないことが多くて、けっこう手を妬いてしまう。そのため、丁寧に言い聞かせたり、巧妙に気を外らしたり、という余裕がなかなか持てなくて、ついつい叱ってしまうことが多くなり、お互い逃げ場もないので、悲惨な結末を迎えることが増えた。

うぅむ。

仕事も少ないし、娘との時間もたっぷりあるし、政府からは10万円が貰えるというので、昨日、新しいカメラを注文したのはいいけれど、こんな状態ではあまり良い写真は撮れないよな。困った。




さっき近所の和菓子屋に柏餅を買いに行ったら、店の外にまで長蛇の列が続いていたので、今年は諦めました。出掛けられないから柏餅だけでもって感じなのかな? こんなの初めてだよな。

5月6日(水)

晩酌はいつものことなのだが、ここのところ昼酌も欠かせなくなっていて、在宅勤務日でも、仕事がたいしたことなさそうだなと分かると、昼から堂々と飲んでいる。

まずいな。

さて、今日は黄金週間最終日だが、幸いにも全くそんな感じがしない。

「幸い」としたのは、この緊急事態宣言下の外出自粛では、黄金週間だろうがなんだろうが、どいつもこいつも家で大人しく燻っているんだろうから、私だけが損している訳ではないことが明白で、それが、日本のみならず世界での話なのだから、という訳なのである。

まあなんと、底意地の悪い人間なのだろうか。軽蔑されても文句は言えまい。

底意地が悪いと言えば、この新型コロナ禍で、巷では(もちろんメディアやネットなどで)前向きな内容の「今こそ! ~」とか「今だから! ~」なんていう美辞麗句が飛び交っているのを見聞きして、麦酒片手に「今さらなに言ってんだよ!」と悪態をつくのが最近の私の流行になっている。

つくづく底意地の悪い、というか、器の小さい人間だ。

まずいな。



これ以上、私が下劣な人間にならないよう、なんとか早く収束して下さい。お願いします。

5月9日(土)

外出自粛の陰鬱な期間だが、何とか気を紛らわせたいと言う友人から、何でもいいのでオススメ映画を教えてくれと言われたので、

ヴィム・ヴェンダース
 『パリ、テキサス』1984
 『ベルリン・天使の詩』1987

アキ・カウリスマキ
 『パラダイスの夕暮れ』1986
 『真夜中の虹』1988
 『マッチ工場の少女』1992

ジム・ジャームッシュ
 『ミステリー・トレイン』1989
 『ナイト・オン・ザ・プラネット』1991
 『デッドマン』1995

ウォン・カーウァイ
 『恋する惑星』1994
 『天使の涙』1995
 『ブエノスアイレス』1997

ダニー・ボイル
 『トレインスポッティング』1996
 『ザ・ビーチ』2000

ヴィンセント・ギャロ
 『バッファロー'66』1998
 『ブラウン・バニー』2003

ソフィア・コッポラ
 『ヴァージン・スーサイズ』1999
 『ロスト・イン・トランスレーション』2003

ペドロ・アルモドバル・カバジェロ
 『オール・アバウト・マイ・マザー』1999
 『トーク・トゥ・ハー』2002


などなど、私なりに厳選した名作を紹介していたら、何だか妙に懐かしい気分になってしまった。

こうしてみると、90年代に多感な思春期を過ごした文化系男子丸出しの、コテコテなラインナップであることがバレてしまって、ちょっと恥ずかしいな。

うぅむ。

後日、律儀にも紹介した全ての作品を探してくれた友人から、Amazonプライムビデオにはひとつも無かったので、残念ながら観ることができなかった、と返事があった。

うぅむ。

5月12日(火)

最近、一日に一度は怒鳴り散らすように、娘を叱っているような気がする。酷いと四六時中怒鳴っているような日もあって、自分でも嫌になる。

娘のほうも、以前より格段に聞き分けがなくなっていて、我儘や癇癪もけっこう酷い。かなりの頻度でお漏らしをするようにもなった。まるでイヤイヤ期が戻ってきたような感じがあって、正直、キツい。

そんな訳なので、娘と私のガス抜きも兼ねて、毎日、朝と夕方に近所の公園や広場や河川敷に遊びに行くようにしているのだが、たまにそこで保育園の友だちに会うことがある。そんな時、娘は友だちと一緒に仔犬のように転げ、思う存分に遊び回り、身体の隅々まで充分に疲れ果てると、いつも通りの朗らかで利発な娘に戻っている。

つまりは、そういう事なのだ。


自宅生活が一ヶ月になる。
今が色々とキツい時期なのかもしれない。




今朝、河川敷に行ったら四児を育てる先輩ママの知り合いがいて、色々と意見交換させてもらい、ポジティブなアドバイスを沢山頂いた。

こういうのはとてもありがたい。大事だ。

あと、オンラインサービスのテレビ電話で、親戚や友人やその子どもたちと会話するだけでも、娘の様子はかなり違う。もちろん、私の気晴らしにもなるので、今後も活用していこうと思う。

5月15日(金)

緊急事態宣言による自粛の影響でかなり減少していた仕事の予定が、今週からぽつぽつと増え始め、おそらく今月末頃には、ほぼ通常業務の仕事量に戻りそうな勢いである。

感染拡大の状況は正直言ってよく分からないが、ここのところの朝の通勤客の増加傾向を見ると、緊急事態宣言とはあまり関係なく、経済活動は徐々に再開し始めているようだ。宣言自体も前倒しで解除されるという報道がちらほら出てきている。

なにもかもが済し崩しだ。

さて、こないだ自粛在宅生活の泣き言を書いたばかりだが、こうして世の中の気運が高まり、通常勤務再開に現実味が帯びてくると、この自粛在宅生活の良い面、例えば、時間の余裕や自由さだとか、生活や家族との近い距離感だとか、通勤や職場や人間関係からの解放だとか、今までなかなか行けなかった飲食店の美味しい持ち帰り料理だとか、晩春の爽やかで優しい光や風や香りだとか、そうした自粛生活下でも余りある様々な利点には、正直なところ後ろ髪引かれる思いがある。

しかも、今回のことによって、私の日常業務は在宅でも問題なく遂行できる事が分かったし、効率も良いことが明白になったので、尚更だ。

もう、あの生活には戻りたくない。

ここはちょっと、本気で交渉してみるかな。




この一ヶ月ちょっと、毎朝、毎夕、娘と公園や河川敷に遊びに行っているので、かなり日焼けしました。こんな黒くなったのは高校生ぶりかも。

5月17日(日)

各国に初動対応の差を見せつけられたうえに、現在進行形で各国が様々に社会制度をアップデートしていく中での、我が国の取り残され方には壮絶なものを感じる。

高校卒業を目前に、友人たちが次々に有名大学への合格を決める中、進学や就職といった具体的な進路を何も決めず、目の前のアルバイトに盲目的に勤しんでいたかつての自分の姿を見ているようで、心が抉られる思いだ。

つうか、この国はあの頃の俺なのか? なぜだ?




ところで、あの、もうどうでもいい感じになってるけど、無駄に金だけはかかってる例のマスク。もう皆さんのところには届いているだろうか? 我が家は全く持って音沙汰なしだ。てか、もういらないのだけど、どうしたらいいのだろうか?

あと、ぜんぜん床屋に行けなくて、こんなに髪が伸びたのは、金が無かった大学生以来で、このモサモサ感がなんか懐かしい。