2025年 8月
8月1日(金)
夏休み11日目。夏休み終了まで残り30日。
昨日、夏休みの家族旅行から帰ってきた。
うむ。
今年の旅行は、大事なものの紛失、宿泊費用の支払いの混乱、スーツケースの崩壊、津波からの避難、台風による飛行機欠航、などなど、いろんな困難に直面したのだが、結果的には大きな問題はなく、無事に解決して帰ってくることができ、我が家の悪運の強さ極まる旅行となった。
というわけで、今日のところは帰宅の報までに。
詳細はまた後日。
今年の夏休み旅行は、ちょうどリフレッシュ休暇が出たのでそれを充て、通常の夏休み休暇は子守りに充てることで、この夏休みを乗り切ろうと思っています。
もちろん、それだけでは足りませんが。
―― 本日の備忘録 ―――
我が家にはまともな端末がない、旅行からリカバリーの一日、旅行中の脱落鉢ゼロ。
8月2日(土)
夏休み12日目。夏休み終了まで残り29日。
うむ。
勝敗に拘りの強い子どもとのゲーム対戦を行う場合、いわゆる「接待ゴルフ」対応をしつつ、ゲーム攻略のポイントをそれとなく教えるようにしているが、なかなか骨の折れる対応であることは確かである。
経験や戦略がモノを言う複雑なゲームでは、私の方がまだまだ優勢だが、反射や記憶の能力が問われるゲームはコテンパンにされてしまうので、色々なゲームをうまく取り混ぜながら、子どもの相手をする自分のモチベーションやバランスを保つようにしている。
ところが、そうした微妙な機微を知らない子どもと妻が、先ほどガチンコでオセロの対戦をしてしまい、案の定、二戦続けて妻がボロ勝ちしたことで激しく決別し、二人とも別々に不貞寝してしまったため、私は今、この日記を書くことができているのである。
全ては偶然の産物だ。
子育てとは、子どもへの無償の愛情と一方的な溺愛とともに、頼むからもう一人にさせてくれよ、という感情が両立してしまう不思議な行為ですね。
アンビバレンス。
―― 本日の備忘録 ―――
シダ植物が増殖、子どもと作る昼食、不貞寝の午後の隙間時間。
8月4日(月)
夏休み14日目。夏休み終了まで残り27日。
今日から私も1週間ぶりに働きに出掛け、通常営業に復帰した我が家の夏休みである。とりあえず、盆休み迄はしばらくこのまま頑張っていきたい。
うむ。
昨日は地域の盆踊り大会があり、超熱帯夜の中、たくさんの子どもたちが遊びに出てきていたのだが、超酷暑の日中は、街角では人っ子一人見かけないので、これだけの数の子どもたちが、夏休みの間、ずっと家庭内や屋内に引き籠もっているのかと思うと、愕然としてしまうような光景でもあった。
さてそんな中、うちの子どもも友だちと一緒に夜の祭りへと勇んで出掛けて行ったのだが、ああだこうだと言いながら、結局、コンビニのおにぎりを買ってきたりして、なんだかなぁ、という感じなのであった。
ただ、縁日会場では、去年から不登校の仲良しの友だちと久しぶりに再会することができたらしく、今日もその友だちの家に遊びに行ったようである。
この再会がお互いにとって良い効果となればいいのだが、さて、どうだろう。
私が小学校4年生の頃の夏休みは、ほとんど小林くんの家に通い詰めて「天地を喰らう」や「信長の野望 全・国・版」などの小林くんのプレイ画面を眺めて過ごしていました。
たまに「ダブルドラゴン II」を一緒にプレイさせてくれるのですが、協力プレイはどこへやら。敵と一緒に一方的にコテンパンにされ、再び小林くんのプレイ画面を眺めて過ごすのでした。
小林くんは中学受験の夏期講習や様々な習い事で忙しく、一緒(?)に遊んだのは僅かな時間だったとは思いますが、少年期の不毛なエンドレスサマーとして、私の夏の心象風景にしっかり刻まれています。
―― 本日の備忘録 ―――
脱皮を開始した背中、実家へも行き渋りか、つかの間の「じゃりン子チエ」ブーム。
8月5日(火)
夏休み15日目。夏休み終了まで残り26日。
今日は妻も私も出社のため、子どもを実家で預かって貰う予定だったが、出掛けに泣きながら抵抗するぐらいには行き渋り、実家へ向かう途中も「行くのは今日だけだからね!」と念を押される。
うむ。
夏休み中、あと数日は実家に行って貰わなければ、我が家の計画が総崩れになってしまうのだが。
さて、どうしたものか。
まあしかし、それ以前に、起床から着替えから朝食から外出までの、ごくごく短い朝の日常のどんなに些細な事でさえ、なにひとつとして円滑に進まない疲弊と鬱憤と焦燥にまみれた夏休みの日々。
この状況に嫌気を感じることすらも、億劫になっているこの頃なのに、この状況のまま二学期から不登校、なんてことも大いに考えられるわけで、控えめに言っても、頭を抱えているどころの騒ぎではないのである。
いつまで経っても前途多難を抱えたままの我が家だ。
昨日、就業時刻の間際に職場の火災報知器の非常ベルが鳴りはじめたので、即座に貴重品を持って避難しようと周りを見渡したところ、皆、平然と仕事を続けているではありませんか。
見事な認知的斉合性を目の当たりにしました。
―― 本日の備忘録 ―――
横浜の花火の爆発音と爆発臭、プロ意識低下が著しい、帰宅後の反動の恐怖。
8月6日(水)
夏休み16日目。夏休み終了まで残り25日。
今朝は妻子の朝散歩に付き合ったのだが、6時の時点で既に相当な猛暑。折り返し地点のスーパーで、しっかりクールダウンしないと、帰って来れなくなる危険性を感じる。
うむ。
さて、この朝散歩だが、日中気軽に外に出られない気温が続いているので、やむを得ないとは思うのだが、私の朝の家事のルーチンに少なからず影響があるので、少し悩ましいところである。
例えば朝起きて、洗濯機を回してから、まず行うのがキッチンのリセット作業なのだが、前夜から乾かしておいた調理器具や食器の片付けを行おうと思ったら、既に新たな汚れ物が積まれていたり、キッチンで調理が行われていたりして、二度手間になったり、そもそもリセット自体ができなくなっていたりする。
それ以外にも、フロアーやダイニングテーブルの片付けや拭き掃除も、散歩から帰ってきた子どもがリビングにゴロンと寝転んでいたり、妻がテーブルでバーンと新聞を広げたりしていて、部分的にしかできなかったりする。
いつもの流れで行っている作業なので、流れが変わることで抜けてしまう作業が出てきたりして、私のストレスが溜まり、結果的に妻子に口煩くなってしまうのである。
実に悩ましいことである。
夏休み期間中、我々の仕事の都合で、何日か子どもを実家で預かって貰う必要があるのですが、預かり初日の昨日は、子どもが出掛けに泣いて行き渋り、この先どうしたものかと頭を抱えていたのですが、夕方、子どもを実家に迎えにゆくと、ケロッとした様子で今後の実家行きを快諾してくれました。
なんだか少し心配です。
―― 本日の備忘録 ―――
苔玉制作を思案中、加水分解対策を思案中、自由研究問題。
8月7日(木)
夏休み17日目。夏休み終了まで残り24日。
まだ折り返し地点にもきていないのだが、自発性や能動性の乏しさから、既に夏休みを持て余している様子の子どもである。
うむ。
さて猛暑だが、通勤電車のエアコンが効かないぐらいの暑さのため、あまり汗をかかない私でも、汗拭きタオルを持参しないと厳しい日々が続いている。
先週まで訪れていた八丈島は、日陰にいれば涼しく夜は肌寒いぐらいだったので、本当に過ごしやすかった。
南の島に来ている筈なのに避暑のような趣すらあったことが既に懐かしいのだが、滞在中、北海道では40℃を記録していたりしていたので、近い将来、本当に避暑目的で訪れることも大いに有り得るのかもしれない。
困ったことである。
夏休みに加えて、いよいよ悩ましいお盆休みがはじまりますが、流石に我が家だけの力では乗り越えることができなさそうなので、今年は実家や義妹家族の助けを借ります。
よろしくお願いします。
―― 本日の備忘録 ―――
加水分解対策は断念、エアコンのAI運転がゴミ仕様、本物のへそ天が見たい。
8月9日(土)
夏休み19日目。夏休み終了まで残り22日。
昨日は子どもを実家に預け、連休がはじまるので、そのまま子どもと一泊しする予定でいたのだが、またもや子どもが実家へ行き渋り、ひとまず宿泊はしないという条件で、なんとか連れて行くことができた。
うむ。
まあそんなわけで、今日は土曜日出勤だったところを、夏休暇で実家に宿泊する予定でいたのだが、宿泊が無くなったため出勤している。
今後も実家への行き渋りや新学期からの生活など、不確定要素も多いので、休暇を温存しておくにこしたことはないのだが、予定を立てることができる環境や条件が整っていること自体、とても恵まれていることなんだと痛切に感じるものである。
まだまだ夏休みは道半ばだが、あまりの暑さに様々なものが削がれ、心身ともに夏の疲れが出はじめている。まずは生活を整え、睡眠をしっかり確保し、なにか美味しいものを食べよう。
そうしよう。
先月中頃に、治療済みの奥歯が少し欠けてしまっていたのですが、そろそろ定期検診もあるから、とそのままにしておいたら、少し疼いたり沁みたりする感じが出てきてしまいました。
来週の検診まで何事もないことを祈ります。
―― 本日の備忘録 ―――
仕事が立て込んでて良くない、手頃なリュックが欲しい、サマードレスに目を奪われる。
8月13日(水)
夏休み23日目。夏休み終了まで残り18日。
小さなことは色々あれど、どうにかこうにか大きな破綻は回避しながら、ようやく折り返し地点を通過することができた夏休みである。
うむ。
盆休みがはじまったところだが、私の盆休みは昨日までで終わり、盆休み後半は、妻子で義妹家族の元でお世話になる予定になっている。
そして盆休み終了後、いよいよ夏休み後半戦に突入する。私の方はまだ夏休暇が数日残っているので、随所で取得しつつ、二学期に向けて態勢を整えたいところだが、もう既に、来年の夏休みに向けて頭を悩ませている自分に気付くのであった。
子どもが生まれてから一貫して、自分以外のことに悩む日々だ。
もう既に「学校行きたくない」と漏らしはじめている子どもですが、今まではその場しのぎでやりくりしてきましたが、完全不登校ということになると、また別次元の困難になってきます。
まあ、そんな不安に直面しながらも、我が家はなんとか賑やかにやってます。
―― 本日の備忘録 ―――
やはりお盆は空いている、自由研究のプロポーザル作り、最新型タブレット端末爆誕。
8月14日(木)
夏休み24日目。夏休み終了まで残り17日。
お盆休み後半は、義妹家族の住む静岡へ出掛けていった妻子である。
うむ。
義妹一家には、我が家にも遊びに来て貰いたいのだが、二人の小さい子どもがいるため、泊まりだと狭い我が家では逆に窮屈な思いをさせてしまう。
その点、義妹の新築宅は広々しているので、妻子だけならと、いつもお世話になっている始末である。
ありがたや。
私の方はというと、妻子不在の一時的な寡夫生活で、思う存分羽を伸ばせるかと思いきや、残念ながら連日仕事のため、せいぜい夕飯の自由に頭を悩ませることができるぐらいだ。
まあしかし、そんなささやかな機会でさえも、一切の自由の効かない急き立てられるような普段の生活に比べたら、充分に嬉しくありがたいことである。
世間はお盆真っ只中だ。
今回のように、年に何度か一人になれる時間が私にはあるのですが、最近、子どもが実家へ行き渋ることが多くなり、妻の一人時間がなかなか確保できないことが悩ましいところです。
ただでさえ、夏休みは子どもと一緒に過ごす時間が長いので、親の自由時間は本当に大切です。
―― 本日の備忘録 ―――
アプリのバージョンアップについていけない、このまま涼しくなって欲しい。
8月15日(金)
夏休み25日目。夏休み終了まで残り16日。
妻子不在のお盆である。
うむ。
いつもなら、今夜も何かしら揉めるのだろうと覚悟して、足取りが重くなる家路だが、誰もいないとなると、それはそれで足取りが重い。
羽の伸ばせる唯一の夕飯は、狙いをつけておいた店が盆休みで軒並み不発に終わり、仕方ないので適当なものを腹に入れ、やる事もないので早々に寝床に入ったのだが、あまりの張り合いのなさと静けさで上手く眠れず、何とも微妙な朝を迎えたのだった。
こんなことならば、気になる配信ドラマを徹夜でイッキ見していた方が、まだマシだったかもしれない。
そうこうしているうちに、明日には妻子が帰って来るわけだが、束の間の自由時間は、こうして無為に過ぎてゆく。
子どもが帰ってきたら、残っている夏休みの宿題にケリをつけておきたいと思っているのですが、こないだ隣県に住む友人に会ったところ、子どもの小学校の夏休みの宿題は、絵日記と観察日記しかないので親の出る幕は一切ないそうです。
本当に羨ましい限りです。
―― 本日の備忘録 ―――
暴虐非道のイスラエル、無邪気すぎるオールナイト万博、バスは難しい。
8月16日(土)
夏休み26日目。夏休み終了まで残り15日。
昨晩は、定期検診で歯医者に寄って帰ってきたのだが、検診後、1時間は飲食禁止と言われ、それでは22時をまわってしまうので、夕飯の外食は諦め、家に帰って袋麺を食べた。
うむ。
検診では歯の欠けが二カ所と小さな虫歯が一カ所見つかり、再治療が必要となった。
けっこうしっかり磨いているはずなのだが、こうして自分でも気付かぬうちに小さなところから少しづつ蝕まれ、私の人生もいつしか終わっていくのだろう、などと気の滅入るようなことが頭を巡り、昨晩も眠れなくなってしまった。
最近、沖縄戦や広島原爆の本を読んでいるため、少し鬱屈とした気持ちになりやすいのかもしれないが、もしかしたら、これがいわゆる「ミドルエイジクライシス(中年の危機)」というやつなのかも知れないな、などと余計なことを考えて、更に眠れなくなるのだった。
今朝はこれから、この夏休み中、まったくできていなかった家の掃除をザザッとやって、昼飯に何か美味いものでも食べに行ったら、妻子が帰って来る頃になっているだろう。
しかし私は、彼らにとって良い父なのだろうか。せめて邪魔だけはすまい。
これぞまさにクライシスの朝である。
沈みゆく日本の、地獄のような奴隷ルートの代表格としての中学受験という、不思議で残酷なチキンレースのデスゲームに、子ども時代の貴重な時間の大部分を費やすことの、個人的・社会的・将来的な弊害を憂いつつ、そもそもうちの子は、その地獄の奴隷ルートにすら乗っかれる見込みが無いのだなぁと、しみじみ思うところです。
―― 本日の備忘録 ―――
また猫からの贈り物(鼠)、ハーフパンツはもう売ってない。
8月18日(月)
夏休み28日目。夏休み終了まで残り13日。
お盆休みが終わり、世間は通常営業に戻ったようだが、私は夏休み中の子どもの付き添いのため、休暇をとって対応にあたっているところである。
うむ。
子どもの対応といっても、食事の世話ぐらいがせいぜいなので、なにかにつけて、在宅勤務制度さえあれば😡、と憤っているのだが、お盆の少し前、労働組合の委員長が私のところへやって来て、制度確立の折衝が膠着状態にある旨を、申し訳なさそうに詫びていったところでもある。
とは言え、こちらだって背に腹は代えられない。新学期が始まるまでに、何かしらの進展か譲歩を引き出してくるよう、あらためて切実かつ強めに伝えたが、どうなることだろう。
もの凄い暑さで、気楽に外で遊ぶこともできない夏休み。
素人目から見ても、あらゆる方面において、制度設計の見直しが急務のように思える状況だが、その感度も能力も人材も失われて久しい今日この頃である。
今日は、夏休みの自由研究でも手伝ってやろうと思っていたのですが、自由にできない夏休みの研究なんてやる意味ない、と断わられてしまいました。
確かに、細々とした制限だらけで「自由研究」とは名ばかりです。ご尤もなご意見です。
―― 本日の備忘録 ―――
『忍たま乱太郎』三昧、完全なる主体性任せ、初めてのタブレット更新。
8月19日(火)
夏休み29日目。夏休み終了まで残り12日。
今日は夫婦共々出勤しなくてはならなかったので、実家で子どもを預かってもらった。
うむ。
夏休み当初、実家行きに行き渋る様子を見せ、先行きに不安を感じていたが、今日のところは積極的ではないにしろ、行き渋る感じでもなく、家を出る頃合いには「まだ行かないの?」などと、少し逸る気持ちのようなものも窺えた。
残りの夏休み期間も、まだ何度か実家に預かってもらう予定があるので、このまま何事もないことを祈りたい。
何事もないことを祈り続けてもう10年。あと何年続くのだろう。
預かってもらうと言っても、通勤途中の実家の最寄り駅まで親に出てきてもらって、子どもの受け渡ししているのですが、この暑さもあるので、親の体調も心配になってしまいます。
心配の人生です。
―― 本日の備忘録 ―――
色水調合ラボ開設、午後は疲れて仕事にならない、負い目と落ち目と流し目と。
8月20日(水)
夏休み30日目。夏休み終了まで残り11日。
人混みと暑さでヘトヘトになりながら、盆休み明け初のフル出勤を果たした私は本当に偉い。
うむ。
まあ、とにかく暑いので、語る気力すら湧かないのだが、ここ最近、立て続けにGの侵入を許してしまっている。
今シーズンから採用した「チュメニ防御作戦」により、一切の侵入を防いできたのだが、ここにきて幼齢から中齢の小さな個体の侵入が相次いでいる。
防衛線の点検と再構築はもちろん、新たな作戦「カマーセン包囲網」による二段構えで対応していきたいと思う。
そして、この作戦の成功と、この酷暑を乗り越えた暁には、お互いの生還を称えて祝杯を上げよう。そうしよう。
以前ならば、あいつに首相になられるとちょっと厄介だな、と思っていた現政権の首相ですが、現実のほうが厄介すぎて、むしろ厄介さがすっかり無くなるという不思議な感じに直面しています。
―― 本日の備忘録 ―――
ジェド豪士と珍、ずっと気怠い、ずっと食欲ない。
8月21日(木)
夏休み31日目。夏休み終了まで残り10日。
昨日は妻が在宅勤務で、子どもの付き添いも兼務していたのだが、早くも午前中から、子どもの不機嫌が発動してしまったようである。
うむ。
結局、子どもの機嫌は一日中戻らず、私が帰宅する頃には、ちょっとこれは、いったい何が起きたんだ? というような、どこから手を付けたらいいのか分からない状況で、妻の口からまず先に出たのは「もうムリッ!」という静かで重い言葉だった。
在宅勤務と子守を併用すること自体が久し振りだったこともあり、子どもが勤務中の妻との距離感を見誤ったことに原因がありそうだが、もうひとつ、新学期が近づいているということも大いに関係している気がする。
今後、我が家であと何度「もうムリッ!」が発せられるのかということに気を滅入らせながら、家族全体が「もうムリッ!」に陥らないよう、兎にも角にも黙々と、まずは床に飛び散った絵の具を拭うのだった。
今になってみると「笑いの絶えない明るい家族」なんていう幻にすがろうとしていた時期を懐かしく思います。
そもそも私だって、そんな経験はごく限られた一時期しか体験していないのですから。
―― 本日の備忘録 ―――
戻りたくはないけど眩しい日々、信濃毎日新聞のミニ新聞、コロナ ニンバス 流行中。
8月22日(金)
夏休み32日目。夏休み終了まで残り9日。
終了までの日数が、とうとう二桁を切った夏休みである。
うむ。
昨日はふたたび実家預かりの子ども。
この調子で夏休み最終週の来週も、数日の実家預かりでなんとか乗り越えたいところだが、どうなることだろう。
今回の夏休みも不登校時にも、実家で子どもを預かって貰えることには本当に感謝しかない。
ただ、障害者福祉を学び、児童福祉の仕事に就いていた私の母をもってしても、子どもの状況については「年齢にしては幼い」とか「一人っ子だから」とか「甘やかしすぎ」などという言説が普通に出てきて、こちらの頭がクラクラしてしまうことがある。
預かって貰っている手前もあるので、普段は適当に笑ってやり過ごすのだが、昨日は「あなたたちの子育ての結果なんだから、しっかり受け止めないとね」と言われてしまい、これは流石にキツかったので、こちらの気持ちを正直に伝えた。
子どもの状況について、聞きかじった一般論のようなことを、さもアドバイスかのように深い考え無しに言われることは度々あるが、身内からは流石にキツいものがある。
子育てで親が影響を発揮できることなんて、清潔で適切な衣服の準備、安心して過ごせる家や部屋の整備、栄養ある美味しい食事の提供など、いわゆる衣食住の基本的な確保ぐらいのものなのかもしれません。
もしそれ以上に親が影響を発揮したいと思った時、それはただの支配になるのでしょう。
―― 本日の備忘録 ―――
生活クラブ注文し忘れ、寝不足と食欲不振、都合の良いダブスタの蔓延。
8月23日(土)
夏休み33日目。夏休み終了まで残り8日。
土曜出勤中である。
うむ。
とは言え、仕事もないので甲子園決勝戦を観戦しながら、午後は半休をとって先日の検診で見つかった歯の欠けと虫歯治療のため歯医者へ行くのだが、猛暑の昼下がりの外出なので行く前からゲンナリしてしまう。
まあ、致し方ない。
しかし、沖縄尚学側の応援の指笛が凄い。
今夜は妻が外出するので父子で夕飯なのですが、どこかへ食べに行きたいなぁ、たまには、お店で出てくる美味しいものを食べたいなぁ。
―― 本日の備忘録 ―――
量産体制のスライム、初優勝、キムズビデオ。
8月24日(日)
夏休み34日目。夏休み終了まで残り7日。
朝から着替えのことで子どもと揉める。
うむ。
たかだか寝間着から普段着に着替えるだけの、ごくごく基本的で日常的で単純で簡単で明瞭なことに、朝からがっつりしっかり気力も体力も削られる。
心底疲れた。
結局、昨日の夕飯は、お互いのギリギリの妥協点のところで、ピザを頼んで食べることになり、店の料理を食べたい、という欲求は微妙なところで満たされず。
もういつから外食してないだろう。
外食どころか週末の外出だって、久しくご無沙汰で、何が楽しくて働いているのだろうと思ってしまう。
今週の登校日に宿題提出があるため、実質的に今日が親子で取り組める最終日ですが、なかなか厳しいところです。
―― 本日の備忘録 ―――
念願の散髪、フロスが通らない、暑すぎる。
8月25日(月)
夏休み35日目。夏休み終了まで残り6日。
夏休み最終週である。
うむ。
夏休み中「ヒマァ」とか「ツマラナイィ」などと言い続けているので、こちらも見学会や体験会など様々な企画への参加を促したのだが、その一切を頭ごなしに拒否し、家で配信動画を見続ける日々を過ごしてきた子どもである。
とにかく、すべての局面において消極的で受動的で否定的な態度のため、こちらも為す術がないのだが、不平不満だけはしっかり訴えてくるので始末に負えない。
だからと言って、長期休みに飽ているのかというと、そういうわけでもなさそうなので、夏休み終了後もこの生活(学校のない生活=不登校)を続けるのではないかと、私も妻も仄かな確信めいたものを感じているところである。
まあとにかく、今週の登校日の子どもの態度次第で、何らかの判断がつくだろう。
昨晩は久しぶりかつ念願の外食だったのですが、外食ならではの油っこさと塩っぱさと辛さを堪能した結果、その豊潤な刺激に腹を壊してしまい、今朝は死にものぐるいで出勤するハメになりました。
ちなみに、待望の外食に出掛ける直前、子どもが突然行き渋りだしたので、心を大きく乱してしまいました。本当に情けない。
―― 本日の備忘録 ―――
形骸的な面談の意味 ≒ 無意味、忘れるな レジャー援助金 申請、起床時間を取り戻そう、長生炭鉱御遺骨発見。
8月26日(火)
夏休み36日目。夏休み終了まで残り5日。
今日も子どもを実家で預かって貰う。
とりあえず、夏休み期間中の実家行きは、どうにかこうにか予定通りに進み、おかげで、私の休暇も6日間近く温存することができたことになる。
うむ。
この一年、子どもの急な感情の変化や無理な要求に対応するため、なんとなくお互いを気遣い合って、夫婦二人で子どもに付き添っていることが多い。
お互いの負担分散のための自衛策として自然とそうなったものの、お互いに自由でいられる気楽な時間が著しく減少していることも確かで、どうすることが最適解なのかは今もよく分からない。
ただ、我々のような負荷をまったく感じずに過ごしている家庭の方が圧倒的多数であり、それは素直に羨ましいなと感じるし、妬ましいなとも感じるし、これが人生なのかな、とも感じている今日この頃である。
休日のお昼に揚げたての天ぷらを持ち帰りで注文していた駅中の「しぶそば」や、やはり休日にどうしても夕飯を作りたくない時にお世話になる駅前の「庄屋」など、我が家の身近で閉店ラッシュが相次いでおります。
困ったことです。
―― 本日の備忘録 ―――
レジャー援助金 申請完了、手差し印刷がかなりイケる、猛暑の終わる見込みとは。
8月27日(水)
夏休み37日目。夏休み終了まで残り4日。
今朝は私が家を出る時間になっても子どもが起きてこず、登校日を明日に控え、まずは軽いジャブのような嫌な予感を食らったのだが、その後、自分で起きてきたようだ。
新学期に向けて子どもが神経質になってくれば、必然的に親だって神経質になるのは仕方ない。
うむ。
子どもとは毎日一緒に生活し、日々を共有しているようでいて、実はパラレルワールド(平行世界)を生きているように感じることがある。
それもそのはず、子どもと私とでは親と子という立場も違うし、時代も年齢も感性も価値観も考え方も違うのだから、たとえ同じ時空間を共有していたとしても、その実、文字通りのパラレルワールドを生きているのである。
そして、このパラレルワールドを子と親で共有できるとしたら、それはおそらくあと20~30年後のことだろう。
なぜそんなことが言えるのか。
それは私と私の両親が、まさに今、お互いのかつてのパラレルワールドを共有しはじめているからだ。
うちの子は、自分ではまったく本を読まないくせに(漫画すら読まない)、寝る前になると本を読み聞かせて欲しいと要求してきます。
本にまったく触れないよりは、まだマシかなと思い、仕方なく読んでやっているのですが、今読んでる本に関西弁の台詞がよく出てくるため、自分のエセ関西弁のイントネーションに必死に耐える夜が続いています。
―― 本日の備忘録 ―――
ダメ出しの多い編集長、特集アニメ「cocoon ~ある夏の少女たちより~」。
8月28日(木)
夏休み38日目。夏休み終了まで残り3日。
今日は夏休みの登校日だったが、欠席した子どもである。
うむ。
案の定というか、思った通りというか、予想どおりというか、やっぱりかというか、とにかく、夏休み初っぱなの補習からして一日で行かなくなってしまったので、その延長で今日の登校日もほぼ諦めていた。
実際、今週に入ってから子どもの様子は著しく低調で、朝も起きてこないし食欲もまったく無いし、事あるごとに頭痛と腹痛を訴えて、一日のほとんどを横になって過ごしている。
正直、来週から始まる二学期も、かなり微妙なところだと思っている。
今年の夏休みは学童クラブへ通わない初めての長期休みだったので、子どもも我々もかなり大変な日々を過ごしてきたが、来月から更に過酷な状況になるかもしれないという予感を抱きつつ、もうどうしようもないよな、と腹を括る。
厳しい。
お昼前に「今日はどうしましたか?」と学校から連絡があり、「どうしたもなにも、学校が嫌なだけですけど」というのが本音でしたが、大人なのでその通りには言いませんでした。
しかしこれまでは、なんとか踏み留まろうと親子で頑張ってきたところもありましたが、今後はさまざまな拘りを捨てて、いろいろと諦めていくしかないかなと思っています。
私たちも子どもも共倒れになってしまっては、元も子もありませんからね。
―― 本日の備忘録 ―――
胃液嘔吐、明日は休み、花火大会断念。
8月29日(金)
夏休み39日目。夏休み終了まで残り2日。
昨日の登校日を欠席し、その後、頭痛と腹痛を訴えはじめた子どもである。
うむ。
食事もとらず何度か吐いたらしいので、夜の花火大会はやめとこうということになったのだが、友だちから一緒に花火行こう、と誘いの連絡があり、大丈夫だから絶対行きたい、と意地を張り、ふらふらで花火大会に参加した結果、今朝方まで腹痛と嘔吐に苛まれ、父子でへろへろになりながら朝を迎えたのだった。
今日は夏休み最後の実家預かりの予定だったのだが、そんな状態なので実家には断りを入れ、私が仕事を休んで看病中である。
なかなか厳しい夏休み最終盤だ。
周囲がいろいろアドバイスしてくれるのはありがたいのですが、こちらは様々に調べたり掛け合ったりした結果、今はこの選択しかできない状態なので、大変申し訳ないのですが、またその聞きかじったようなアドバイスね、と思って聞き流すことにしています。
こちらの身が持ちません。
―― 本日の備忘録 ―――
看病は無気力になりがち、エモすぎるのもどうなのか。
8月30日(土)
夏休み40日目。夏休み終了まで残り1日。
昨晩、夕飯のことで子どもに小言をしつこく言っていたら、外に飛び出してしまったので、妻が連れ戻しに出ていった。
うむ。
病み上がりだし嘔吐もしていたし、できるだけ消化の良いものをと思って夕飯の準備をしていたのだが、ひとくち食べていらないと言われ、挙句の果てにはファミチキが食べたいと言いはじめたのである。
普段なら「はいはい、だめだめ」で終わるのだが、ここ最近の子どもの選り好みの酷さに対する不満が、ここに来て爆発してしまったのである。
一時はよく食べていた料理も、「飽きた」と言って、ある日を境にぱたっと食べなくなる。料理ならまだしも、食材に対しても同じような感じなので、食べられるものがどんどん狭まってゆく。
それ以外にも、その瞬間に自分が食べたいと思えるものでなければ、食事を出したところで一瞥もせず「いらない」となる。そのくせ事前になにが食べたいか尋ねても、とりたてて明確な意向はない。
とにかく、その時の気分で判断、または拒否。
あまりの身勝手さに、飛び出したまま戻ってこなければよかったのに、とすら本気で思ってしまう。
食事の準備はもちろん、米を炊くのも億劫だし、食材の買い出しも気が重い。書いているだけでどんどん疲れていく。
たとえ実の子であっても、何事においても常に拒否される相手に対して、献身し続けることの難しさ、献身とはいかないまでも、見守ることの難しさ。
こちらの身が持ちません。
―― 本日の備忘録 ―――
今日も土曜日出勤、「極めて危険」な時間に終業、来月からどうなるのか。
8月31日(日)
夏休み41日目。夏休み最終日。
昨晩も子どもと衝突。二学期の行く末を暗示するような夏休みの終わりだ。
うむ。
仕事から疲れ果てて帰宅すると、居間はいつも以上の散らかりよう。萎える気持ちを抑えて、他の片付けはすべてこちらで受け持つから、せめて絵の具だけは片付けてくれと、子どもにお願いしたところ、分かったと言って絵の具セットをふらふらっと台所へ持ってゆき、ふらふらっと戻ってきて、おもむろに配信番組を見はじめた。
なぜ台所に? と不思議に思いつつ、居間にラジオが流れていたので、動画を見るならラジオを消してくれと、子どもにお願いすると、この家はルールが多すぎる! と不機嫌になってしまった。
ある程度片付けが終わってきたので、台所の絵の具はどうするの? と子どもに尋ねたら、私は台所に持っていっていない! と言い張るので、いや、さっき自分で持っていったよと伝えると、「うるせぇんだよ!」と言って自室に籠もってしまったのである。
これでどうすれば衝突を回避できるのだろう。
昨晩はその後、家族で外食の予定だったのだが、そのまま潰れ、私が子どもを追い詰めていると思って妻も不機嫌になり、妻だけ外食に出掛けてしまい、私は自炊、外食から帰ってきた妻の手で子どもの夕飯が用意されるという、謎の非効率な夕飯となったのだった。
さて明日は、地獄の釜の蓋が開くのかどうなのか。
常に前途多難な我が家である。
一応、明日の学校の支度はどうにかこうにかしたところですが、いやさて、どうなることでしょう。
―― 本日の備忘録 ―――
クロちゃんの寝相が子どもと一緒、唯一の息抜きの外食すらできない。