2021年 4月
4月1日(木)

ひとつ上のクラスに娘と仲良くしてくれている女の子がいる。いつもお迎えの時には、娘にバイバイと手を振ってくれるのだけど、昨日はどちらともなく抱き合って、しばしの間、二人で最後の別れを惜しんでいた。

何があっても今年は泣かないぞと決意していたはずなのに、彼女たちの姿を見ていたら、私の涙腺は容易く崩壊した。

これだから春は嫌なんだ。




日向ぼっこランチのおかげで、昨晩はうまくメラトニンが分泌してくれたようです。ぐっすり眠ることができました。

4月3日(土)

日曜日に高校時代の友人の結婚式がある。

これまで数々の結婚式に参列してきたが、おそらく「友人」として招待される結婚式は、これが最後になるだろう。もうそんな年齢なのだ。

まあそんなわけなので、ある種の節目として、今回の結婚式を充分に堪能してこようと思っている。

だから今回は絶対に寝ないぞ!




居眠りに関しては、真剣味が足りないとかでは決してなく、もともと「式」と名のつく行事にめっぽう弱いのが原因です。

4月5日(月)

去年の三月からずっと在宅でリモートワークをしていた妻だったが、今日から電車通いが始まる。

一番大変なのは妻だけど、少なからず我々(父娘)も妻に頼っていた家事やら育児やら何やら諸々の仕事を、各々分担することになる。

ただ、そんなことよりなによりも、親類縁者が近くにいない核家族の子育て世帯にとって、常に誰かが家にいてくれるという、絶大な安心感を失うことが、一番辛いかもしれない。

あと、幼少期からずっと鍵っ子だった私にとって、家に誰かがいてくれることの安心感は、かなり特別な感覚なのだ。




来年就学の娘のためにも、会社に在宅勤務の実現を本気で訴えかける決意をしましたが、実現する頃には既に娘から親離れされてたりして。

4月6日(火)

先週末、注文していた水草水槽(アクアテラリウム)の機材と植物が届いた。世間的にはたいした額ではないのかもしれないが、ここ最近の私の出費としてはなかなかのもので、決済ボタンを押すのに二週間かかったほどだ。

念願の機材だった筈なのに、いざ目の前にしてみると、嬉しさよりも戸惑いの方が大きいのは、そうした影響があるのかもしれない。

水槽の本格的な立ち上げ作業は今週末に行いたいと思っている。娘の横槍を上手く躱しながらの作業になりそうだが、それより何より、娘がこの水槽にかなり興味を持ってしまっていることが気掛かりだ。

父ちゃんのオモチャなんだかんな!!




趣味の世界は何でもそうですが、ハマりだしたらキリがない沼のようなところにできるだけ足を突っ込まないよう、誠心誠意頑張りたいと思っています。

4月7日(水)

会社に社食があるだけありがたいことなのだが、たまに「なにかの嫌がらせか?」と思ってしまうほど、最悪なメニューしか並んでいないことがあって、そんな時はだいたい「ふざけんじゃねぇ! こうなったらジャンクなもんを喰ってやる!」と叫んで近くのコンビニに走るのだが、今日がまさしくそんな日だった。

カップヌードルのチーズカレー味とカレーパンという報復的なチョイスをし、自分のデスクでジャンクランチを食べていたのだが、結局、食べてる途中で気持ち悪くなってしまった。

報復失敗。今日はそんな日だ。




今週に入ってから電車の通勤通学客がかなり増えた印象があり、今日の東京都の感染判明者数を見ると不安しかありませんが、娘は今朝も元気に半袖短パンで登園していきました。

4月8日(木)

小学館「幼稚園」の今月号の付録がセルフレジだった。

今どきのチョイスだ。

レジに商品を近づけると光センサーが反応して価格を伝える音声がランダムに流れる仕組みになっているのだが、夜に電気を消す時にもセンサーが反応して音声が流れる。

「150円デス」

今日もリーズナブルな1日だった。




もし今後、去年並みの自粛勧告の措置がとられることがあるのなら、今度は在宅勤務など一切せずに、娘と楽しい毎日を過ごしたいと思っているのだが。夢のまた夢だろうか。

4月9日(金)

この感染者数の増加を考えると、今週末か来週末で、一度お出掛け納めをしておかなければならないな、などと頭の片隅で考えなくてはならない日常生活にもそろそろ慣れてきたが、マスク生活には一年経ってもなかなか慣れることができない。

苦しいんじゃい!

今朝、通勤電車に乗ってすぐに、線路内に立ち入り事案が発生し、電車が立ち往生してしまった。

車内で20分以上待たされ、動き出してからもすし詰め状態のノロノロ運転でボロボロになって通勤し、この行き場のない怒りをどうすればいいのかと悶々としていたのだが、昼に『新橋駅で線路立ち入り「彼女と別れて…」』というネットニュースの記事を読み、静かに許すことにした。




娘に「お出掛け納めにどこか行きたいとこある?」と尋ねたら、家から一番近い公園を要望された。うむ。

4月13日(火)

昨日、朝から愚図り気味の娘を、保育園の受け入れ時間ギリギリの9時近くまで時間をかけて、騙し騙し連れて行ったのだが、保育室の前でとうとう大爆発してしまい、「もう嫌だ! 家に帰りたい!」と泣き喚く阿鼻叫喚の娘を見捨てるようにして、私は保育園をあとにしたのだった。

実は昨日、私は有給休暇をとっていたのである。

当初の予定では、自分の買い物にいって、美味しいものを食べて、ゆっくりのんびり散歩でもしようと思っていたのだが、自分だけ楽しむ気にもなれず、部屋の掃除やら庭木の整理やら日用品の買い出しやらを終えるなり、すぐに娘を迎えに行った。

きっとイジケているだろうと、こっそり保育室を覗いてみると、朝のことなど嘘だったかのように、友だちと大はしゃぎで遊ぶ娘の姿があった。

うんうん、良かった。
でも、ちょっと複雑だぞ。




私自身が保育園大嫌いっ子だったので、こうした場合、必要以上に感情移入してしまいます。

4月14日(水)

娘のスイミングスクールに行く途中の国道沿いに作業着専門店がオープンしたので、冷やかしに入ってみると、娘が「父ちゃん ! こっちに良い長靴あるよ ! 」と私を呼んだ。

娘の声のする方に行ってみると、そこにはタフでシンプルでリーズナブルな、かなり良い感じの長靴が置いてあったので、すかさず買ってしまった。

今日は、その長靴を履いてきている。とても良い感じだ。無敵といった感じだ。ありがとう。娘よ。




三年越しで念願の長靴を手に入れたのだが、これでもう梅雨や夕立に脅えずに済みそうだ。

4月16日(金)

妻の通学がはじまり、5時半頃には起きて朝の準備をはじめなくては間に合わなくなってしまったのだが、このところ2日続けて娘まで朝早くに目を覚ましてしまい、準備がなかなか捗らないのである。

今朝も私が目を覚ますやいなや、娘がモゾモゾと笑顔で近づいてきたので、「やばい!」と思ってすぐに狸寝入りをして、娘の様子をうかがっていたら、二度寝してくれたので助かったのだが、その後、なかなか起きてくれず、危うく遅刻するところだった。

うむ。

明日はみんなでゆっくり寝坊しよう。




最近、娘に絵本を読み聞かせながらも、頭の中で別のことに思考を巡らすという能力を身に着けました。けっこう凄いでしょ?

4月20日(火)

「もうぅ!ぜんぶ わかってるぅ!」というのが、何かの注意を受けた時の娘の返答の常套句になっている。

少し年下の友人が根詰めていた時に、気遣って声をかけた時に「ありがとう。でも、もうこの年齢にもなれば、自分との付き合い方もかなり分かっているから」と返されたことがある。その時の詳細な状況は忘れてしまったけど、年下の友人からこんな大人びた言葉を返されて、私は素直に感心したことを覚えている。二十代の頃の話だ。

その後、その友人は根詰めすぎて体調を崩してしまった。

この時のことを教訓とするならば、人間は自分のことすらよく分からないということだ。あと、何かを「分かった」と思った時は、たいてい分かっていないということ。それと、何かを「分かった」と思うには、僕らはとても若かったということ。

娘よ。分かるかい?

「もうぅ!ぜんぶ わかってるぅ!」

そうかい。

4月21日(水)

月曜日からいつもより三十分早く起き、洗濯機を回している間に裏庭の雑草を抜いている。この時期ならまだ虫も少ないし涼しいので雑草を抜くのに適した季節なのだ。

ドクダミの根っこが途中で切れないよう、微妙な力加減でズリズリと抜いていく。最後まで綺麗に抜けた時の爽快感はなかなかのものだ。ついつい時間を忘れてしまう。

3日間の作業で70㍑のゴミ袋がいっぱいになった。あと3日ぐらいで裏庭の方は終わりそうだ。来週からは路面沿いの庭の雑草抜きと花の盛りが終わったモッコウバラとハゴロモジャスミンの刈り込みをやらなくては。

梅雨の時季にはまた元通りになってしまうだろうけど、やらないよりはやったほうが良いだろう。




玄関先に小さなビオトープを作り、ボウフラ除けに川メダカを入れました。娘を「メダカの飯担当部長」にしてから、朝早く起きてくれるようになりましたが、ビオトープの前からなかなか離れてくれないのが新たな悩みの種です。

4月22日(木)

昨日は午後に休みを取って歯医者の定期検診に行ってきた。

診察時間までに30分だけ余裕ができたので、だいぶ草臥れてきているシャツとスニーカーを買い替えたいなと思いつつも、30分しかないのでどちらかひとつ買えれば御の字だなとも思った。

ところが、結果はシャツもスニーカーも充分吟味して購入したのに15分も余ってしまい、仕方ないので冷やかしに近くの古本屋に寄ったら『嵐が丘』が100円で売っていたので、つい買ってしまった。

娘を連れていないとこんなに速く動けるのかと驚く。




ビオトープからメダカが一匹飛び出して★になっていました。温度や水質の問題では無さそうなので、何らかの衝撃に反応したのではないかと思います。猫ちゃんかな?

4月23日(金)

最近、娘がじゃんけんをする時に

「さいしょはグッチョマッケ ハゲマッチョ!」

という掛け声をかけるのだが、これはもう、どこからツッコめばいいのでしょうか。困っています。




前回の宣言解除から一ヶ月ちょっとが経過し、また緊急事態宣言が発出されるそうですが、今回は2週間の期間限定なのだそうです。これはもう、どこからツッコめばいいのでしょうか。

4月26日(月)

週末にちょっと早めの衣替えを行い、暖房器具を片付けた矢先、この寒さになってしまった。

娘の通うスイミングスクールは、緊急事態宣言期間中のレッスンがすべて休みになってしまった。

GWに近所のディキャンプ場の予約がとれていたのだが、緊急事態宣言で利用中止になってしまった。


まったくな週末である。




やはり週末、家の近くの道路に2日連続で吐瀉物がばらまかれていました。自棄酒をあおりたくなる気持ちはよくわかりますが。

まったくな週末です。

4月27日(火)

地震時に台所の戸棚から食器が飛び出さないよう扉に耐震ラッチを取り付けたのだけど、扉のヒンジが馬鹿になっていたのでついでにそちらも新しいものに交換したところ、それまでのガタピシャ開閉が嘘みたいに滑らかになり、ストレスがまったくなくなった。

我が家の玄関扉もかなりガタピシャで、娘が一人で開閉する時にかなり難儀しているうえに、無理に開閉して壊れてしまっても嫌なので(5歳児でも壊せるほどオンボロなのです)、こちらもメンテを考えているのだが、輸入建材を使っているため部品の値段がまずまず高額なので、型番を間違えないよう慎重に調べてから取り掛かろうと思っている。

日頃のメンテは大事だ。

そろそろ電動ドライバ買わないとだな。




ちなみに、屋根裏部屋の鳩小屋の鎧戸も娘と一緒にメンテ中です。我が家は直すところがいっぱいあるので、日曜大工に事欠きません。

4月28日(水)

今年も緊急事態宣言下の黄金週間になってしまった。

巷では、宣言の出ていない近県に越境して余暇を楽しむという向きも出ているようで、我が家も目と鼻の先の一級河川を越えれば隣県なのだが、そんなこと思いもよらなかったなと関心しているところである。

まったく。頭が固くて困ってしまう。

冗談はさておき。鋭い皆さんならばもうお気づきかもしれないが、サイト上部のコンテンツメニュー(正式には「グローバルナビゲーター」と呼ばれます)に「Aqua」というコンテンツが追加されている。

アクアリウム管理のドタバタ観察記を週一回程度の更新頻度で掲載していこうと思っている。「まったく暇な奴だな」と思ってもらって構わない。楽しんで頂けたら幸いだ。




去年は本当に町が止まっていたので、何もできない黄金週間でしたが、今年はどんな感じになるのでしょうか。感染判明者は去年とは比べ物になりませんし、着実に増えてきているので心配です。

4月30日(金)

昨日は緊急事態宣言以前から出掛ける用事があったので、不安ながらも街に出掛けていったのだが、思っていたより人手が少なかったので、けっこう快適な移動ができた。

昼食に馴染みの釜飯屋に寄ると、いつもなら混雑している店内に先客は2組だけ。その2組が早々に出ていってしまい、私たちが食べ終わるまで来客なし。

街中で尿意を催してスタバに寄ったのだが、スタバは密々の満員御礼。二店舗隣のプロントは閑古鳥。

摩訶不思議な宣言を出してしまったせいで、街も不思議な状態になってしまっている。

そして、昨晩、娘が久しぶりに自分の布団で、朝まで一人で寝た。




明日から5連休ですが、さてどうなることやら。一応、来客予定があるので、それだけでも救い。あと、去年と違って図書館も公園も利用できるし。