季節というものは、徐々にではなく、突然やってくる。最近、おじさんが気付いたことである。
さて、最近、よくアバクロを着用しているスポーティ・ポジティブ・ハッスル・クリエイティブおじさんに遭遇することがあるのだが、そんなアバクロおじさんと私とでは、決定的に何かが違う。
仕事上の付き合いならまだしも、個人的にアバクロおじさんと仲良くしようとしても不可能に近いと思う。仮に、私がアバクロ着用して接近を図ろうとしても、性質の悪い冗談にしかならないし、何の解決にもならない。
勘違いしちゃった只のおじさんである。
アバクロよ。もうちょい気を遣ったもんを出してくれ。それができないなら日本で売らないでくれ。特におじさん層に。私のようなギーグ系おじさんは大変困っている。
ところで、アバクロの箆鹿マークはどこいったんだ?
ようやく、金木犀が香りはじめた。秋である。
毎年のことながら、やはり、秋の切なさには敵わない。
さて、先日、『化物語』に引き続き、西尾維新の『傷物語』と『偽物語』のアニメ化が発表された。来年2012年公開だそうである。
みなさんにはまったく有益な情報ではないかもしれないが、アニメおじさんとしては、来年までの生きる目標となる重大発表なのであった。
あ~。今から楽しみだ~。
戦場ヶ原蕩れぇ~。
OCCUPY WALLSTREET 「ウォール街を占拠しろ」と銘打って、先月9月17日にニューヨークから始まった米政府の経済政策への抗議運動は、予想通り全米に拡大し、私が確認した限りでは、少なくとも米国内11都市、国外12ヶ国へ飛び火している。
今後、米国内においては各種産業別労働組合もこの抗議運動に合流することを表明し、更に勢いを増すことだろう。私は歓迎をもって、この抗議運動を支持したいと思う。
選挙よりも占拠を!なんつって。
さて、そんな抗議運動のことが、夜のニュースで流れていたのだが、婆ちゃんがそのニュース映像に大変興味を引かれてたようである。
「なんだか変なマスクをつけてるね?なんだあれ?」
「金持ちの時代は終わっただってさ!はははぁ~!」
「みんな変な看板持ってるね?なんかのお祭りかね?」
「楽しそうだね。真平ちゃん。行ってみようか?連れてってよ!」
などと、終始楽しそうに呟いていた。
さすが、アナーキー婆ちゃんである。仕方ない。連れてってやるか。
愛おしさと切なさと心強さを通り過ぎて。最早、寒い。
さて、昨晩、神山健治監督最新作『009 RE:CYBORG』の公開決定発表があった。石ノ森章太郎原作の『サイボーグ009』のリメイクでありながら、内容は21世紀のこれまでの世界の政治背景を取り込んだ現代新訳版だそうである。
公開は来年2012年秋。
またまた、みなさんにはまったく有益な情報ではないかもしれないが、アニメおじさんとしては、来年の秋まで生きる目標となる重大発表なのであった。
あ~。今から楽しみだ~。
F4デコイを流して連鎖破綻を仕掛けろ!
20年前。蒲田にウンコの自動販売機があるという噂を聞いた僕たちは、スタンドバイミーよろしく、面白半分でチャリンコに跨り旅に出るのだった。
実際のところ、本当にそんな自動販売機があるなんて、意味も分からなかったし、実在するとも思っていなかった。しかし、僕たちはその自動販売機を見つけてしまったのである。
今まで、数々の人にその話してきたが、誰も信じてくれない想い出話だ。
しかし、そんな嘘みたいな話だが、とうとう、先日、その件について有力な情報を持った人に出逢ったのである。どうやら、本当にウンコの自動販売機は存在したようなのである。僕たちは間違っていなかったのだ。
僕たちの想い出に、また深みが増したのである。
今更ながら、キュゥベえのキーホルダーを買ってしまったおじさんである。何に着けようか。
体育などとはまったく無縁になってしまったおじさんではあるが、体育の日である。これで三連休も終了だ。
ふあぁ~!
しかし、先日、スティーブ・ジョブズが亡くなったそうだが、おじさんはアップルの製品など、なにひとつ持ったことが無いのだった。
ふあぁ~!
まったく、乗り切れないおじさんである。
秋の哀愁に、完全に心を持ってかれているおじさんである。
秋の哀愁おじさんである。
さて、そんなおじさんは、気分転換に、自宅パソコンの大掃除を始めた。使用頻度の少ないアプリケーションから、膨大に蓄積されたエロ動画・画像から、過去の哀しき創作物まで。とにかく削除しまくった。
トータルでHDDから100GBのデータを削除。ついでに、メモリの増設やサウンドカードやグラフィックカードでも搭載しちゃうかな。別段、意味はないんだけど。
まあ、そんな秋である。しっぽりと、熱燗でものみに行きたい季節だ。
秋の夜長と言われるが、秋の夜は本当に長い。
仕方ないので、そんな夜長に、本を読んだり映画を観たりネットを眺めたりしているのだが、孤独なおじさんは強い危惧を感じている。
今、世界が大変な窮地に立たされていることは皆さんも重々承知のことだと思うが、相変わらず世界は誰も幸せにならない方向に突き進んでいる。或いは、世界は何も解決策を持たないまま突き進んでいる。
おじさん。 世界をどうするよ。
一日が終わり、家路へと急ぐ人々。
ただ、何かやり残したような気がして、寄り道したい夜もある。
忘れてしまったが、何かの台詞である。
私は、そんな夜。お気に入りの喫茶店に寄り道をする。
私のお気に入りは、どこも地下にある。未だに卓型ゲーム機が置いてあるような、客も疎らな喫茶店。薄暗い照明に紫煙が揺らぎ、壁は煙草の脂で焦茶に汚れた喫茶店。
何故か、そういう喫茶店の給仕の女の子は、決まって可愛いのだ。
そんな地下喫茶店で、珈琲を飲み、煙草を吸い、世界について考えを巡らせる。それが、私なりの、何かをやり残したような気がする寄り道の夜なのである。
祭り。祀り。
まあ、近代社会においては、フェスタでもセレモニーでも何でも良いのだろうが、まあ、私の住んでいる城南地域では、祀りである。
まあ、来歴は定かではないが、民間伝承や神道や道教や仏教や儒教や何やらがごちゃ混ぜになりつつも、収穫祭なのだと私は思っている。
そんな行事が、先週ぐらいから城南地区では、名目としては和魂や荒魂を祀る行事として、色々と執り行われている。なかなか、見応えがありつつも、因習深い禍々しい行事であると私は思っている。
ならば、その禍々しい因習深き行事に、サイバーパンク兼アナーキストのSFおじさんはどうするかというと、素直に参加するのである。
何故なら、型抜きは日本でしかできないからね。
官僚は政治や企業を懐柔することに長けている。政治は市民や企業を懐柔することに長けている。企業や政治や報道は市民を懐柔することに長けている。市民は国家や企業を懐柔することに長けているようで、企業や政治や報道が振りまく懐柔に汚染されている。
放射性物質がどこで検知されようが、韓流がどこで人気があろうが、市場がどう動こうが、一番怖ろしい事は、我々が何らかの懐柔に慣れたり、流されることである。そろそろ、我々も第三の目を啓こうじゃないか。
アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク!
コンバースの定番。オールスター。
安価なので、私は色違いで3足持っている。
もとい。ちょっと希望的に語ってしまった。もっと現実に即した言い方をすれば、私の靴はその3足しか無い。
なんと、その大切な3足の1足。私が一番愛する黒のオールスターが、先週のお祭りで泥まみれになってしまった。
まあ、仕方ないので、風呂場で丁寧に洗ったのだが、乾いてみると、ちょっと色が落ちてしまったようなのである。
またまた仕方ないので、靴箱にあった革靴用の靴墨で磨いてみると、怖ろしいほど黒光りしてしまった。
この黒さ。嫌いじゃないのだが、ちょっと恥ずかしい。
先週のお祭りでの話。
とある少年が、くじ引きで当てたおもちゃの鉄砲を持っていた。そこへ、おじさんがやって来て、その鉄砲を1000円で売ってくれと言う。
くじは1回300円なので、1000円あれば少なくとも3回引ける。鉄砲はおろか、他のものまで手に入る。少年は目先のうまい話に乗せられ、その取引に応じてしまう。
しかし、少し時間を経て、何かおかしいと思った少年は、先ほどの取引の撤回を求め、おじさんのところへ戻ってくる。
すると、さっきのおじさんは鉄砲はもう俺のものだ。もし返して欲しいなら、2000円で売ってやると言い始める。少年は混乱に陥る。
その光景を見ていた別のおじさんが、少年に1000円を差し出す。この1000円とお前の持っている1000円で、あの鉄砲を取り戻せる。だから、この1000円をやる。
少年は雲をもつかむ気持ちで、その取引に応じる。
鉄砲を取り戻した少年は、またお祭りで遊び始める。しかし、少しすると少年の元にまた別のおじさんがやってきて、ここで勝手に商売をしていたのはお前か?と尋ねる。少年は鉄砲を巡る取引があった事を認める。
すると、そのおじさんは、ここで商売をしてしまったからには、俺に3000円払うか、その鉄砲を代わりに置いていけと言う。少年は混乱に陥る。
その光景を見ていた、最初に少年から鉄砲を買ったおじさんが、今度は3000円でその鉄砲を買い取ってやると言う。但し、3000円を要求してきているおじさんにその3000円を払うなら、この取引は無しだと言う。
更に、さっき少年に無償で1000円を渡したおじさんが、その3000円の取引に応じるのだったら、さっきの1000円を返してくれと申し出る。
もう、少年は混乱どころか、意味が分からない。途方に暮れている。
少年の様子を見たおじさんたちは、そう言えば、今日はお祭りだったなと言って、最終的に鉄砲と3000円を少年に渡し、散開するのだった。
教訓が多い話である。
そういえば、最近、釣りをしていないなぁと思い、1時間ばかり釣堀に寄った。釣果は5匹ぐらいだろうか。
まあ、満足である。
しかし、満足しておいて何なんだが、釣りというのは何が楽しいのだろうか。餌は臭いし、魚も臭いし、針は刺さるし、糸は絡まるし、濡れるし。
いや、それが、いいのか。
森ガールや山ガールや、フラガールや土俵ガールや。最近、日本ではガールがブームなのだろうか。
しかし、おじさんは、どのガールにも出会ったことが無い。
どこに行けばガールたちに会えるのだろうか。
ただ、おじさんが山に登ったからと言って騒がれることも無いのだろう。ガールだから騒がれるのだ。月曜日から苦悩のおじさんである。
さあ、明日は健康診断だから、寝よう。
何かのきっかけで、女性の好みを訊かれることはよくある。面倒なので、いつもビヨンセと応えている。文句の付けようもなかろう。
しかし、最近はビヨンセを知らない人も多いのだ。不届千万なことではあるが、仕方ないので、今の時代に通じる、もっと普遍的なイコンを探しているところである。
もちろん、だからと言ってビヨンセへの私の憧れが変わることは無い。
ちなみに、ガガはあれか?ジェンダー的には何なんだ?フリーか?
今晩、私は6人の女性と出会った。
6人とも、それぞれに魅力的な女性である。
それに対して、私はただの禿げた痩せた貧相なおじさんである。いかなる面においても、女性たちの魅力には適わぬ。
しかし、叶えて欲しい。神様。
男というのは幾つになっても、卑しき自尊心と哀しき自意識につき従うアニマルなのである。
つまり、失敗に学べないのだ。過去に学ばないのだ。
私も男ながら、本当に情けないアニマルだと思う。
女性は大変だ。