2012年 5月
6月2日(土)

フィッシュ&チップスを食べたことはあるかい?俺は昨日、東京で一番おいしいと言われる店で食ったぜ。

生まれて初めて食ったけど、まずまずうまかった。

そういえば、こないだニューヨークに行ったときにも生まれて初めて生牡蠣を食ったんだが、あれもうまかった。もちろんニューヨークで一番おいしいと言われている店さ。

世界にはまだまだうまいものがあるんだな。

あと、可愛い子もたくさんいる。

世界って素敵だ。

6月3日(日)

惚れた腫れたは世の恒ではあるが、やはり、その作法や手順や方法は年齢を重ねるごとに変化するし、それ相応なものがある。

社会的な振る舞いが10代のままではいられないように、32歳のおじさんを取り巻く恋愛模様も10代のままではいられない。

もう俺たちは10代じゃない。

取り戻そうと思っても、それは絶対に不可能だ。

恋はせよ。 ただし、32歳の泥臭い恋をな。

6月5日(火)

昨晩、久々に遅くまで活動していたのだが、やっぱ駄目だな。

体力というか。気力というか。まあ、もともと根性のようなものを一欠けらも持ち合わせていないので、尚更なのだが。

ぐったり疲れてしまった。

アルコールが無いと深い時間は無理だな。

6月6日(水)

最近、ちょっとしたデザインというかレイアウトというか、まあ平面のものを手がける機会があったのだが、やはり私が図案するものはまったく突き抜けない。

ある程度まとまったところで、怖くて手をつけられなくなってしまうのがいけないところなのだが、頑張って崩してみても今度は収拾がつかなくなってしまう。

まあ、理性的というか生真面目というか誠実というか。

とどのつまりは、つまらないおじさんなのである。

ナハナハ。

6月9日(土)

昨晩、中学の同級生が事故で亡くなった。

同じクラスになったことはないが部活が一緒だった。

朗らで人当たりも良くて成績だって悪くない。でも、女の子同士でワイワイ騒いでいるようなところには積極的には入っていかない。そんな、ちょっと影を抱えた感じがとても似合っている魅力的な子だった。

大人になった今でも当時の魅力をうまく成長させて、とても素敵な大人の女性になっていた。

こういう言い方もなんだけど。死ぬことがぜんぜん似合わない子だ。

人生って過酷だよ。

6月11日(月)

河合隼雄の本だと思って半分ほど読み進めていたのだが、なんだかおかしいなと思って著者を確認したら河合雅雄だった。

分析心理学と霊長類学とでは大分差がありそうだが 「こんな切り口の心理学もあるのかぁ」 と何の疑いもなく感心しながら読んでいた。

恥ずかしい。

しかし、この人たち兄弟だったんだな。

つうか、河合兄弟って学者兄弟なんだな。

「NY和譚」は5月に移動してありますので、暇な方はみてみてください。

6月12日(火)

ささやかな媒体にささやかな連載を持つことになった。

私としては気合充分なのだが、何でもそうだが気合を入れて上手くいくことってあまりない。それが通用するのは高校生ぐらいまでの部活動ぐらいかね。

まあ、夜に出るものなので、この日記よりは少し時事的で社会性を持ったものになるだろうが、肩肘張らずにやっていきたいと思う。

ファアイトー! イッパーツ!

6月13日(水)

目立ちたがり屋でも中身は繊細な屁垂れ。

私のことである。

そんな私が始めるプロジェクト。

人類ぽかん計画。

乞うご期待。

6月14日(木)

英語はできないが、ある程度の英単語は分かる。日本で使われているカタカナ英語だけでも、単語だけならけっこうカバーできると思う。

だから、英語特有の言い回しやウィットに富んだジョーク以外の日常会話なら大まかなことは理解できる。

ただ、喋れない。

でも、英語で喋れなくても、日本語で応対していると、相手も面白がってくれて真摯に対応してくれる。

まあ、英語じゃなくてもコミュニケーションというのはそういうものさ。

6月14日(木)

英語はできないが、ある程度の英単語は分かる。日本で使われているカタカナ英語だけでも、単語だけならけっこうカバーできると思う。

だから、英語特有の言い回しやウィットに富んだジョーク以外の日常会話なら大まかなことは理解できる。

ただ、喋れない。

でも、英語で喋れなくても、日本語で応対していると、相手も面白がってくれて真摯に対応してくれる。

まあ、英語じゃなくてもコミュニケーションというのはそういうものさ。

6月21日(木)

最近、友人から古谷実の2000年以降の漫画をいくつか借りて読んでいる。我々の世代だと「行け!稲中卓球部」や「僕といっしょ」などのギャグ漫画が馴染み深いが、2000年以降、彼は少しギャグから離れた漫画を描き始めた。

「ヒミズ」 「シガテラ」 「ヒメアノ~ル」といった漫画だ。

思春期特有の心の暴走を少し極端ではあるが的確に描かれていて、特に、物語に出てくる“学校”や“バイト”や“バイク”や“セックス”や“不良”や“女子”といったモチーフに説得力があるのだ。

私自身がそういったモチーフの中で思春期を過ごしたので、親和性が深いのかもしれないが、かなり引き込まれる漫画である。

しかし、今現在、上記したモチーフの何ひとつ私は持ち合わせていない。

まあ、思春期じゃねぇしな。

6月25日(月)

酒癖は悪いし、金は稼いでこないし、下らない嘘をつくし、運動もできないし、胃腸の調子も悪いし、可愛い子には弱い。

まあ、良いとこ無しの私である。

こんなんでいいのだろうか?

まあ、いっか。

6月26日(火)

一度は誰しもが夢想する。

「明日、学校が火事になっていればなぁ。」

「明日、会社が停電になっていればなぁ。」

しかし、火事や停電ぐらいじゃ何も変わらない。

実際、大地震が起きようが、大津波にのまれようが、原発が爆発しようが、何事もなかったかのように、世の中は通常営業なのである。

「明日、火事を起こしてやる!」ぐらいの気概がないと、何も変わらない。