2017年 9月 10月
9月11日(月)

忙しない日々が続いている。

大変だ。

それに追い打ちをかけるように、最も攻撃力の高い2時半から4時にかけて娘が夜泣きした。

辛い。

しかも週末に友人が遊びに来て、夫婦揃って調子に乗って呑んでしまったのもいけなかった。

気持ち悪い。

子どもの健やかな成長と安全な生活のためにも、親は自制できる存在でないといけないよな。

反省ずくめの週末であった。

9月12日(火)

深夜3時。モゾモゾと何者かがベッドに這い上がってくる気配に目を覚ますと、隣に娘が眠っていた。おそらく寝惚けているのだろう。目を閉じているのに満面の笑みである。

嬉しい。

だが結局、娘は寝惚けたまま1時間ほど私の隣でモゾモゾし、その間、私は娘がベッドから落ちないよう、且つ、目を覚まさないよう細心の注意を払わねばならず、疲れ果てた。

おかげで眠い。そして、少し風邪気味だった症状が完全に風邪になってしまった。

よくSNSなどで子どもとの幸せそうな写真をアップしている人がいるが、子育ての現実とはこういうことである。

実際に幸せな瞬間はあるのだが、瞬く間に過ぎ去ってしまうか、大きな苦労を背景にしている。

ただ、その瞬間が何もかも吹き飛ばしてくれるのも事実である。

9月15日(金)

今、口髭を伸ばしている。

10月の半ばに結婚式があり、いわば礼装の一部として口髭を伸ばしはじめているのだが、これがなかなか厄介なのである。

まず、口髭は口元に近い位置のため食事の際に色々と煩わしく、普段のように食事をすると髭に食べカスや飲みカスが着きやすいので、口髭のために所作を変えなければならない。

それと、最近、日本人で口髭を生やしている人が極端に少ないため、手本となる口髭の伸ばし方が分からない。外国人を参考にしても髭の生え方が違うので手本にはならない。

あと、生やしはじめからある程度の見た目になるまでの過程で少しお粗末な期間があり、洒落っ気づいた中学生が坊主頭を脱するために髪を伸ばしはじめたような情けない状態になる。

そして、最大の厄介ごとは、娘に嫌がられる。

では、そうまでしてなぜ口髭を伸ばしているのか?

やはり、それは結婚する友人への私なりの最大限の餞であり祝辞だからなのである。

そんなもんいらないって? まあ、そうだろうな。

でも、口髭って、ある局面では結構有力な男の身嗜みになると思うんだが、どうでしょうか?

ちなみに、今年は全く同じ会場での結婚式に二度出席する。

当たり年だ。

9月19日(火)

台風とともに夏が戻ってきた。  暑い。

さて、7年使っている愛用のガラケー「L-04B」(ドコモが出した最後のストレート端末)にいよいよガタが出てはじめ、限界が近い。

思い切ってスマホに変えるという選択肢もあるのだが、7年も愛用していただけに踏ん切りがつかず、今は同じ端末の中古品を探している始末である。

話変わって。

娘の使っているオムツのデザインがマイナーチェンジした。

ささやかな形の変更なのだが、娘はその新しいデザインを頑なに拒み続け、とても困っている。

だが、娘よ。 その気持ち。 父には分かるぞ。

10月3日(火)

9月は色々と面白いことがあった筈なのに、この日記にも書くことができず、忘却の彼方へと過ぎ去ってしまった。

そして、気がつけば10月。 秋である。

私は肩凝り気味。妻は疲れ気味。娘は微熱気味。

家族全員がどことなく停滞気味な秋の始まりを迎えている。

そんな中、私の鼻の下の口髭だけが元気に逞しくモシャモシャと発育を続け、秋の夜長の憂鬱気味な我が家において異様な精彩を放っている。その彩りはまるで中秋の名月の。。。いや違うな。

そう言えば、昔「ひげよさらば」という人形劇がNHKでやっていた。内容はあらかた忘れてしまったが、最終回が衝撃的だったように記憶している。

どんなだったかな。 原作があった筈だよな。

私の「ひげ」は10月16日をもって「さらば」します。

10月5日(木)

朝は右手でスプーンを握っていたかと思うと、夜は左手でフォークを掴んでいる。

娘の利き手はまだどちらとも言えない。

私のように37年間も右利きでやっていると、取り返しがつかないことになっていて、こないだ妻の誕生日にフランス料理のコースランチを食べに行った際は、フォークを左手で操ることが上手くできなくて、やむなく持ち替えて食べた。

なんとも情けないことではあるが、ボロボロこぼしながら食べるわけにもいくまい。

知り合いに、右利きなのにあえて左手で文字を書く(書き順もわざと逆)という人がいるのだが、その人は東京藝大出身の日本画家(ちょっと変わった人でもある)なので、そうした日常的な鍛練も必要なのだろうと他人事に思っていた。

でも、そんなこともあったので、私もこのまま左手を甘やかし続けるわけにはいかない。たまたま、銀座でその人が展覧会をやっているので、ちょっと顔を出してこようと思う。

左手よ。覚悟していろよ。

それにしても、左利きって憧れますよね。

あらゆるプロダクトが右利き用に作られているから、日常生活は大変そうだけど。一番いいのは両手とも使えるのが理想。

10月6日(金)

6時前にはパッと目を覚まして、けっこう活発に活動できていたのだが、ここのところの寒さと夜明けの遅さのせいで、朝の活動が沈滞気味である。

困ったものである。

さて、明日は娘の保育園の運動会である。

私自身について言えば、運動会が大の苦手だったので、何度か仮病で休んだことがあるが、娘の運動会は密かに楽しみにしている。

身勝手な親である。

そんなわけだから、おそらく明日の朝はパッと目が覚めてしまうのであろう。

困ったものである。

10月10日(火)

最近なんだか余裕だ。

気持ちも体力も余裕のよっちゃんである。(魔法使いサリーのよっちゃんが思い浮かぶ)

とうとう俺も余裕ある大人の男(金銭的にはもちょい余裕が欲しい)の仲間入りか。なんて思っていたのだが、よくよく思い返してみると、ただ単に3週連続で3連休だったのである。

余裕なわけだ。

さて、先日の娘の運動会。

結論から言ってしまうと、娘は大勢の観衆を前に愚図り続け、愚図る娘を抱いた髭親父(私)が謎の腰振りダンスで応酬するという、謎の結果に終わった。

その後、家に帰った娘は、運動会のコスチュームであった苺帽子を自らかぶり、演目であった「苺ちゃん体操」を息急き切って踊り始め、我々の目を楽しませてくれた。

おそらく、運動会という場が嫌だったのであろう。

よく分かるぞ。その気持ち。

10月13日(金)

昨日、健康診断の予定日であったのだが、そんなことはすっかり忘れ、朝食をモリモリ食べてしまっていたので、今日に変更してもらった。

それなのに、今朝、娘の朝食に作った玉子焼きをうっかり味見してしまい、なんともはやという感じ。

仕方なく、レントゲン医に相談したところ「とりあえずバリウム飲んで胃の中を看てみましょう」ということになった。

言われるままにバリウムを飲み、おそるおそる検査台に載ってみたところ「大丈夫、消化されてるので問題ないです」と天からの声。

なんとか無事に健康診断を終えたのだった。

残るはバリウムとの押し問答だけだな。と意気込んでいたところ、職場の若い子が「真平さん、髭に何か付いていますよ」と言うので、鏡を覗いてみると、口髭の下半分がバリウムで真っ白になっていた。

う~む。これはこれで新しい。などと思いながら、髭に付いたバリウムを洗い流すのだった。

健康診断で大騒ぎのおじさんでした。

10月14日(土)

お洒落とは程遠い人間であるが、ここぞという時ぐらいは自分でも納得のいく装いをしたいと思っている。

そういう意味では「YANTOR」という私の友人たちが主催するアパレルブランドで、だいぶ昔に注文したジャケットとパンツのセットアップは、さまざまな場面で何度も袖を通させてもらっていた。

お気に入りというヤツである。

このセットアップはYANTORの初期作品の中でもかなり大胆で斬新なデザインでありながら、奇抜になる一歩手前の引き締め方、彼らが得意とするラインのまとめ方、初期作品ならではの尖り方、いずれもが絶妙で、我ながら良いものを手に入れたと思っていた。

でも、残念なことだが、明日出席予定の宴席にて、このセットアップの着納めをしようと思っている。

このセットアップの素晴らしさは述べた通りだが、私も相応に歳をとり、装いに対する納得のしかたも変化した。そろそろ新たな一着を仕立てなければならない時期に差し掛かっていることは確かだ。

でも、装いに対するこうした感覚や意識を私が持てたのは、他ならぬYANTORのこのセットアップのおかげなのである。

YANTOR 2018 S/S Collection

10.19(thu) ----10.29(sun)

BLOCK HOUSE (1F) @ 神宮前

来週からYANTORのコレクションが始まる。

私の意識の遥か先を行く彼らの新作発表なのだから、必ずや良いものが出揃っていることだろう。私の新たな一着がそこにあることを期待している。

10月16日(月)

昨夜の宴席には学生時代の懐かしい面々が一堂に介した。

卒業ぶりに会う友人もけっこういて、当時の教室でのささやかな出来事や自分の心境などを色々と思い出してしまい、妙にしんみりしてしまった。

宴から一夜明けた今、皆と別れ、日常と現実に戻されることで、二度と戻らない時間を更に痛感し、再び感傷的になっていたりする。

髪を切ることで恋の区切りをつける乙女のように、その感傷を吹っ切るために口髭を剃るおじさんなのだった。

少し乙女心に近づけた気がした三十七歳の朝。 である。

10月17日(火)

午前中に娘の保育参観があった。

参観といっても、親の姿が見えてしまうと問題があるため、保育士さんの扮装(三角巾とマスクも着用)に着替え、保育室の片隅から参観することとなった。

独りぼっちだったらどうしよう、お友だちと仲良くしているだろうか、などと色々と心配していたのだが、そんな父の心配をよそに、娘は楽しく歌い、仲良く踊り、元気に食べ、かなり積極的に保育園生活を満喫していた。

一安心である。

しかし、けっこう雑な私の変装にも関わらず、娘がまったく気が付かず、かなり近くに寄ってきても完全に無視され、思わず「父ちゃんだぞ!」と声をかけそうになってしまった。(声を出すのも駄目と言われていた)

父ちゃんは寂しかったぞ。

あと、保育士さんたちのきめ細やかな対応や配慮には本当に感謝の言葉しか無い。午前中だけしか見ていないが、それでも俺の仕事の35倍ぐらいは大変そうだ。

ありがとうございます。

10月18日(水)

今、仕事で農業に関わる案件をかかえているのだが、一口に農業と言っても、農学はもちろんのこと、動物学、植物学、科学、化学、機械工学、土木学、建築学、気象学などなど、かなり広い分野の知識と経験が必要とされる。

農業は地球と真正面から対峙する仕事なわけだから、一面的な知識や経験では太刀打ちできないのだ。

そう言えば、農家のおっちゃんって何でもできちゃうし、何でもやっちゃうよな。そもそもの生きる底力が違うわけである。

都会のオフィスでのうのうと働いている私などは、自分がいかに貧弱で不全な存在なのかを思い知らされてしまう。

父ちゃんも頑張らねば。

まずは多肉植物の植替えでもすっか。

10月19日(木)

冷たい雨の日が続いている。

保育園のお迎え担当大臣としてはなかなか辛い日々を送っている。

そして、そんな風に日々の天気に一喜一憂しているうちに10月も半ばを過ぎ、ウカウカしているとすぐに年末がやってきてしまいそうだ。

私などはいつもウカウカしているので、あっという間に年の瀬がやってきてしまうのだろう。

娘が保育園に入園し、妻が仕事に復帰し、家族全員で何度か風邪をひき、首の皮一枚でなんとかやってきた1年間だったな。

ん? さっそく1年を振り返ってんじゃねえって?

まあまあ。いいじゃないか。

みなさんもウカウカしていると、すぐに年末になってますよ。

気をつけましょう。

10月20日(金)

朝の4時。まだ日が昇るだいぶ前。私の眠る布団の中にムニュムニュムニュっと潜り込んでくる者がある。

娘である。

この数日、娘と寝ているのだが、朝の4時前後になると必ず私の布団に潜り込んでくるのだ。

早朝の特攻なんて、まるで南方戦線の旧日本帝国陸軍のようである。玉砕覚悟の決死の攻撃である。

う〜む。 例えが不謹慎かな。

ただ、その攻撃力は凄まじく、父ちゃんはヘトヘトの毎日で、おかげで今朝は寝坊した。

でも、寝坊しようが、睡眠不足だろうが、睡眠時間は八時間しっかりキープの父ちゃんなのだった。

なんでヘトヘトになってんだろうな?

10月23日(月)

台風進路情報と選挙開票速報のチェックに勤しむ日曜日の夜。

地味に忙しかった。

一夜明け、そんな私の努力の甲斐もなく、台風は通勤時間直前に東京上空から抜け去り(運転見合わせを期待していたわけではないぞ)、国政は低い投票率の末に国難政権続投という、なんとも言えない結果に終わってしまった。

虚しい月曜日の朝である。

まあ、久しぶりに晴れ渡ってくれたのが唯一の救いか。

風強いけどな。

10月24日(火)

週末はずっと娘と一緒にいるため、いくら温厚な私でも流石に「ムキーッ!」となってしまうことがある。

特に雨の多かった最近の週末は、外で遊ぶことも儘ならず、なんとか家で遣り過そうとするのだが、娘もイライラ、私もイライラ。

最終的には、娘も私も「もうオマエの顔なんか見たくない!」というような有様である。

だが、ひとたび平日となると、週末のことなどすっかり忘れ、娘に会いたくて仕方ない父は保育園に飛んで行き、そんな父に飛びついてくる娘なのである。

まあ、最近の娘と父の関係はそんな感じなのである。

こんな関係、いつまで続くんだろうな?

10月25日(木)

ここのところ家庭生活に全力を注いでいるため、職場での付き合いが疎かになっている。

でも、職場で仲の良かった面白い人たちは辞めてしまったし、レイアウトやデザインという私の職能はなぜか社内ではニッチ(一般的にはメジャーなのだが…)なので、同僚と呼べる仲間もおらず、職場の付き合いといっても、かなり希薄な状態だ。

つまり、家庭生活に全力を注ごうが何をしようが、職場での付き合いなんて元々無かったんだな。

良かった。

しかし、こうして職場での自分の立場をあらためて見返してみると、俺って窓際の寂しいオジサンだよな。

哀しいな。

そう言えば、子育てについて「エデュカーレ」という保育専門誌から取材を受けたのですが、その記事が11月号に掲載されました。

書店に並んでいないのでアレなんですが、保育士の方でこの雑誌を読んでいない人はモグリだと言われるほどの雑誌だそうですよ。

保育園で先生からサインとか求められたらどうしよう!?

ドキがムネムネだな。

10月27日(金)

今年の冬の終わりに上着をすべて棄ててしまったことを忘れたまま、また冬がやって来ようとしている。

草臥れてしまったものもあったし、年齢的にそぐわなくなってしまったものもあった。父親としてあまりみっともない格好もできないと思ってすべて棄てたのだ。

棄てた時の目論みとしては、オフシーズンなら安くて良いものが手に入るだろうし、時間もあるからじっくり選べるぞ! なんて考えていたのだが、その目論みすらキレイサッパリ忘れ去り、とうとうこんな季節になってしまった。

寒い。 はやく買いに行かねば。

当面は娘の温もりが上着がわりだ。脇目も振らずに迎えに行こう。

10月28日(土)

駅近に家があるためポイ捨て問題は深刻だ。流石に家にポイ捨てされることはないが、風が強いと捨てられたコンビニ袋などが庭に入ってくることもある。

最近多くなってきたのが使い捨てのマスク。

使い捨てだからって、その辺に捨てるもんじゃないのだが。

仕方ないので、ご近所さんとも連携しながら、私は週二回のごみの日に家の前の道の掃除をするようにしているが、あまり状況は変わらない。

しかも、この期に及んで煙草のポイ捨てが一番多いというのが信じられない。社会的にこれだけ嫌煙されているにも関わらず、自分の首を締めるような行為が後を絶たない。

喫煙者の神経を疑う。

ニコチンで神経崩壊してしまったか?

なんてな。ちょっと毒づいてしまった。いかんな。

3週連続3連休の直後に土曜出勤中なので荒れている。

10月30日(月)

私の愛機「docomo STYLE series L-04B」(LGエレクトロニクス開発 Studio CONRANデザイン 2010年製造)のガラパゴス携帯電話がウンともスンとも言わなくなってしまった。

状況から察するに、予てからの懸案であったバッテリー及びその周辺の不良と思われるが、昨日も娘が叩いたり落としたりしていたので、状況は定かではない。

う~む。

こんなこともあろうかと、中古の同機種を探したり(メルカリってどうなんでしょう?)もしていたのだが、電源が入らないとなるとちょっと困ったことになる。

まあ、出先なので確定的なことは分からないのだが、とうとう私もスマホデビューとなるのか否か!?乞うご期待下さい!

ん? んなもん興味ないって?

スマホデビューすることになったら、LINEしましょうね!