2018年 11月
11月1日(木)

今年の年末はいつも以上にドタバタしそうなので、ちょっと早めに年賀状の準備に取り掛かり、宛名も含めて印刷して貰うことにした。

パソコン作業に慣れ親しんでしまった私にとって、宛名書きは集中力を要する大変な作業だ。大した枚数でもないのだが、地味に時間がかかり、地味に疲労もするので、外注することにした。

とまあ、そういう訳で、今回は刷り上がった年賀状に挨拶文を書けばいいだけだ。だいぶ楽ができる。

しかし、楽ができる反面、年賀状の文化自体が廃れていく昨今の風潮の中で、この手間隙のかからなさが故に、更に年賀状の文化的な重みが薄れ、更に廃れていくようにも感じるのである。

う~む。

あとは、せっかく早めに準備を始めたのだから、元旦に届くように投函したいものである。

頑張るぞ!



家庭用のインクジェットプリンタで年賀状を作っている方を毎年多く見かけますが、印刷は業者さんに頼んじゃった方が綺麗ですし、安いですし、何より楽だと思います。もちろん好きでやってるなら話は別ですが。

参考までに年賀状68枚(我が家で注文する枚数)を宛名も含めて印刷する場合の費用を紹介しておきます。

◇ 年  賀  状(62円×68枚) = 4,216円
◇ 宛 名 印 字( 7 円×68枚) = 476円
◇ 裏面カラー印刷(27円×68枚) = 1,836円

合計 6,485円

印刷代だけだと2,312円。プリンタのインク代ぐらいで印刷できちゃうと思います。もちろん業者や仕様や枚数によっても値段は変わって来ますが、個人的には、家庭用の不安定なプリンタの前に座って印刷精度に一喜一憂するよりは、ずっといいと選択だと思います。

11月5日(月)

午前中に保育参観があった。

保育士の姿(ジャージ、エプロン、三角巾、マスク)に変装し、いざという時に顔を隠すためのクリップバインダーを手渡され、こっそりと保育室に潜入する。

流石にこんな変装ではもうバレるだろ? と心配しつつ、部屋の隅で娘の姿を遠巻きに観察していたが、娘は私の存在など気にもとめず、ブロック遊びに夢中になっていた。その姿に、私はホッと胸を撫で下ろしつつも、寂しいやら、悲しいやら、複雑な心境なのだった。

結局、正体がバレることなく一時間半ほどじっくり参観させて貰ったが、娘の行動よりも保育士さんの仕事のハードさ(私の仕事の42倍ぐらい)に目が行ってしまい、本当に頭が下がる思いだった。

今回の参観では、変装した私が娘の前で姿を明かすというサプライズ演出があり、言われるがままにジャジャーン! と正体を明かしたところ、娘は衝撃と混乱と歓喜のあまり泣き始めてしまい、ついつい私も貰い泣きしてしまった。(しかし、娘よ、本当に気付いてなかったんだな。。。)

その後、娘と一緒に父子水入らずで園庭で遊ぶという流れになったのだが、他の園児たちと砂場でプリンの大量生産(どんぐり入り)作業が始まってしまい、私は砂詰め要員として作業に従事し、かなり細かい指導を受けながらプリン作りに勤しんだ。

そんな怒涛の保育参観を無事に終え、ヘトヘトになって出勤したのだが、午後の父はまったく使い物にならないのだった。

11月6日(火)

ぐずぐずと先延ばしにしていた我が家の改修工事がようやく始まった。家の周囲には緻密な鋼管足場が張り巡らされ、その上から薄花色のメッシュシートが優雅に巻かれている。まるで夜会のためのドレスアップのようである。

日中でも部屋が薄暗くなり、工事中は洗濯物も干せないが、まあ仕方ない、夜会のためだ。

この工事は費用や日程や業者選定や諸事情の調整のため、着工まで一年近く掛かってしまったので、こうして目に見える形で始まったこと事態がかなり感慨深い。

だが、念願の工事が始まったというのに、洗濯機が壊れ、自転車が壊れ、カメラが壊れ、我が家では次々と生活用品が壊れ始めているのだ。

う~む。

これ以上、我が家の物が壊れないことを祈るばかりである。

しかし、万事において言えることだが、新しく何かを始める(新設)よりも、改めて何かを始める(改修)ほうが色々と面倒で大変なのだが、意外と面白みがあったりする。

何ででしょう?

11月7日(水)

娘が初めて嘘泣きをした。

だが、初めての嘘泣きだったため、嘘泣き自体が下手すぎて何をしているのか分からず、そのまま放っておいたら、今度はきちんと本当に泣きはじめた。

娘よ。もう少し上手くなってくれないと、嘘泣きであることすら分からないからな。

頼むぞ。

いや、上手くなる必要はないのか?

11月8日(木)

平日は、分刻みの予定をこなしながら、家事と育児と仕事の狭間を右往左往し、ある時は空中ブランコのように、ある時は綱渡りのように、ある時は道化のように、まるでサーカスのような目まぐるしい生活をおくっている。

唯一の楽しみである読書も、本屋に寄っている時間が無いので、家にある既読の本を繰り返し読んでいるのだが、最近、図書館で読みたい本を予約すると一週間も取り置いてくれて、おまけにWEBで予約ができることを知り、そのサービスを使って予約をしたのだが、取りに行く時間(10分もあれば行って帰ってこられる)すら全く作れぬままに、取り置き期限が明日に迫っていたりする。

むむぅ。

なぜ俺には時間が無いのだ? 俺だけ一日の割り当てが16時間ぐらいなんじゃないか? などと疑う日々である。



ちなみに、娘を図書館に連れて行くと、背表紙を綺麗に揃えて並べてある本を、本棚の奥に押し込んでしまうのが好きなので、元に戻すのが地味に大変です。あと、必ず隠れんぼが始まります。

11月15日(木)

娘にも波長の合う友だちができたようだ。

というのも、最近、保育園で外遊び時間になると、いつも特定の子と協力してダンゴムシを大量に捕獲しているようなのである。

親友 というより 虫友、気が合う仲 というより たで 食う仲 とでも言ったらいいのだろうか。

ちょっとアレだが、とてもイイことである。

11月20日(火)

妻の不在や我が家の改修工事や仕事の忙しさや微妙な体調不良や交通機関の乱れやなんかが重なり合って、ザワザワガヤガヤドタドタしているうちに一日がアッという間に過ぎていってしまう。

おそらく、この忙しない状態のまま師走に突入し、年末年始まで一気に駆け抜けることになるのだろう。

ちょっと休憩欲しいよね。。。

11月26日(月)

目まぐるしい毎日を忙しなく生きる私とは反対に、我が家のマイペースガール(娘)は自分の欲求のまま、どっしりしっかり生きており、そんな娘の姿を前にすると、私の忙しなさなど些末なことに思えてきて、なんとも情けないような気がしてくる。

今日も自分に忠実な娘は、風の吹くまま気の向くまま、椅子の上で踊り狂い、私はその姿を眺めながら新たな事実に直面する。

椅子は座るだけではなく、踊るためにも十分に機能する。

11月27日(火)

健康診断に行ってきた。

詳細な検査結果が出るにはまだ時間がかかるが、度重なる娘からの風邪感染のために激減していた体重が今年は平均圏内に戻っていたので安堵した。

あと、「現在、煙草を吸っていますか?」という質問に対して、初めて「いいえ」にチェックを入れたことが、ちょっとした驚きであった。

やめてからもう一年。 今夜は献杯でもするか。

ありがとう。 さようなら。