2018年 12月
12月1日(金)

この頃、風邪のせいで喉と鼻の奥と頭が痛くて、娘が歩かないせいで腰痛と首痛と肩凝りも酷くて、乾燥のせいで肌も痒くなり、それらのせいでうまく眠れない。身体のいたる所が、ズキズキ、ギシギシ、ボリボリ、ネムネムなのである。

仕方ないので、内科と整形外科と皮膚科に行って薬を処方してもらったら、「俺は大丈夫か?」と思うほど、凄い量の薬を毎食後に飲むことになったのだが、特に劇的な改善があるわけでもなく、今度は下痢になった。

もうこれ以上、俺の身体にオノマトペを増やさないでくれ。


考えてみると、身体の複数の部分に不調を来たすのって、ここ最近のことだよな。やっぱ、これって歳だよな。嫌んなっちゃうよな。。。

12月3日(月)

古い家のため、色々と紆余曲折ありながらも、我が家の改修工事はようやく無事に終わりそうだ。

おかげで、もうしばらくは安心して暮らせる。

ただ、工事中は足場シートのせいで昼間も家の中が暗かったり、塗料の臭いがけっこうキツかったり、休日に家にいると職人さんが窓のすぐ外で作業してたり、作業の音が煩かったりして、地味に大変だった。

あと、今回は屋根や壁も塗り替えたのだが、指定した塗料の光沢が想像以上に良くて、まるでプラスチックでできたおもちゃみたいにファンシーポップな家(きちんと乾けば少しは落ち着く筈だと思う(願)になってしまった。

思い返すと実に色々なことがあったな。

しかし、まあ、おもちゃのような家で楽しく暮らすのは、そんなに悪くない気がするな。

12月4日(火)

保育園のお迎えの帰り道に、居酒屋の排気ダクトの下に野良猫が集まっている場所を発見し、毎日のように見に行くようになった。

こないだ見に行った時には5匹も寄り集まっていたので「お団子みたいだね」と娘に言ったら、娘が突然「ネ~コ♪ ダンゴォ~♪」と大きな声で歌い始め、びっくりした猫団子は散々に逃げて行ってしまった。

最近は団子の中に鬚猫がいることを発見し、髭猫団子に進化している。

12月5日(水)

最近の娘は「父ちゃんイヤ!」というのが口癖で、何だかんだと父ちゃんを困らせたり疎外することが流行っているようだ。

でも、なぜか朝の起き抜けの時だけは、父ちゃんに抱っこをせがみに来るので、抱っこをしてやると、そのまま父ちゃんの腕の中で二度寝を始める。

眠る娘の顔を眺めながらツンデレの真の恐ろしさを知る父なのであった。

12月6日(木)

なんだか妙な気候の師走である。

しかし、どんな気候であろうが師走は師走、気持ちが急くばかりで、物事がなかなか進んでくれず、もどかしい季節ではあるが、よくよく思い返してみると、この2年ぐらい、ずっと師走のような日々を駆け抜けてきたようにも思う。

つまり、私にとって今は人生の師走なのかもしれないな。

でも、いつになったら年明けるんだろう?

12月7日(金)

植物や小魚や金魚を育てたり、イラストや漫画を描いたり、プラモデルやマイコンを弄ったり、映画やアニメを観たり、本を読んだり、楽器を演奏したり、写真を撮ったり、酒をガブガブ飲んだり、煙草をスパスパ吸ったり。

この三年間で別れを告げた私の趣味の数々である。

なんとか今でも細々と続けているのは、読書(随筆と自伝が多め。。。)とカメラ(娘の写真だけ。。。)とこの日記の更新(趣味?)ぐらいのものになってしまった。

子どもが生まれたことを理由にするのは簡単だが、あれだけ熱中していたものから、こうも安々と離れてしまえるものかと、自分に対して愛想が尽きる思いである。

でも、これってかなり悲しいことだよな。

プラモあたりから縒りを戻していこうか。

12月8日(土)

完全に忘れていましたが、このホームページ、今日で17周年を迎えました!

さっき、妻の指摘で発覚しました。

17年は長い! 長さだけは凄い!

んなわけで、今後ともよろしくお願いいたします。

12月10日(月)

娘の誕生日とクリスマスがもうすぐやって来るので、仕事の合い間(サボり?)にネットでプレゼントを物色している。

ところが、ネットサーフィンしていると「なに!? こんなシリーズが出てる!」とか「え? こんなキットまであるの!?」と、プレゼント探しにどんどんのめり込んでしまい、仕舞には娘というよりも自分が欲しくなっていたりする。

そして、気が付くとけっこうな時間が経っていて、いかんいかんと我に返り、慌てて仕事を始めるのだった。

しかし、最近のおもちゃって侮れませんね。値段も侮れないけど。

12月12日(水)

まだ届いていないのだが、ようやく、とうとう、いよいよ、やっと、とにかくダウンジャケットを買った。初めてのダウンジャケットである。

世界で初めてダウンジャケットを開発・生産したメーカーが、今でも同じモデルのダウンジャケットを販売していることを調べ、値段も手頃でデザインも気に入り、かつ、入門にはちょうどいいモデルだと思って買ってみたのだ。

ようやく冬らしい気候にもなってきたので早く着てみたい。

たいしたものではないが、自分のための買い物ってやっぱウキウキしますね。いつぶりだろう?

12月14日(金)

毎朝、娘が駅まで見送りに来てくれる。

最寄の小さな駅は、道からホームが見渡せるので、改札で別れた後、娘は道の端っこから、私がちゃんと電車に乗り込めるかどうか、心配そうに見つめている。

私が無事に電車に乗り込み、くるっと振り返って娘の方に顔を向けると、娘は安心したように微笑んで、よくやったという感じで手を振ってくれる。

娘に応えて私も手を振り返すと、電車の扉が閉まり、ゆっくり電車が動き出す。娘のいじらしい姿が少しずつ遠ざかっていく。

娘の見送りはここでお仕舞い。

だが、見送られた方は、しばらく静かに涙をこらえなければならないのだが、これは寒さで涙が出るだけだ。勘違いしないで欲しい。

12月15日(土)

昨晩、新しく買ったダウンジャケットが届いた。

高いものではないが、サイズも丁度よく、着心地も上々、落ち着いた色合いも中々で、よい買い物をした。今日もさっそく着て出掛けている。

うむ。 満足。

だが、さっき受け取ったメールに、今日から始まるキャンペーン期間中は同じダウンジャケットが30%OFFになる、という通知が来ていた。

えぇ~っ!!

よく聞く話ではあるけど、当事者になってみると、かなり残念な気持ちになります。本当。気に入っていただけに尚更。

誠に遺憾であります!!

12月17日(月)

週末に職場の忘年会があった。職場の飲み会に参加するのは3年ぶりのことだ。

う~む。

それなりに楽しみにしていたのだが、宴の席ではなんだか妙に戸惑ってしまい、飲み会ってどう立ち振る舞うんだっけ? などと悩んでしまう有り様であった。

その後、二次会へ繰り出したのだが、いまいち乗り切れぬまま、なんだか居心地も悪くなってしまったので、失礼を承知で先に帰宅させて貰った。

う~む。

酒の席から遠ざかっていたせいで楽しめなかっただけなのか、そもそも酒の席に魅力を感じなくなってしまったのか、はたまた別の問題か、そんな事を考えながら帰りの電車で悶々としていた。

だが、また暫らく夜の外出はできないだろうからと、事前に調べておいたクラブイベントやバーなんかにも行ってみたりしたのだが、いまいち気分が乗らず、少し立ち寄った程度で出てきてしまった。

う~む。

若い頃に「自分を変えなくちゃ!」とか「自分が変わらなくちゃ!」とか藻掻いたことがあったけど、月日というものが否応なく自分を変えていくことに直面した夜であった。

12月18日(火)

今日は娘の三歳の誕生日である。

長かったのか短かったのかよく分からないが、これまでの人生では体験したことのないような苦しさと楽しさが、目まぐるしく転回する日々であったことは間違いない。

ところで、娘の誕生日プレゼントなのだが、ネットで散々探して、いくつかの候補は挙がったものの、結局、今日の今日まで「コレだ!」というものが決められず、今日は午後に半休まで貰って、実際に現物を見て決めようと思っている。

ただ、娘のためというより、俺が欲しくなっちゃっている節があるのが、ちょっと問題なんだよな。

困った父親である。

12月19日(水)

娘の誕生日プレゼントに鉄道玩具を買ってやった。

鉄道玩具は日本メーカーがとても魅力的なものを販売しているが、あれだと私の歯止めが効かなくなりそうなので、北欧メーカーの木製の素朴なものにした。

あと、義妹夫婦が、とても可愛らしい子ども用のデジタルカメラを娘にプレゼントしてくれた。

娘はどちらのプレゼントもとても気に入ったようで、貰ったカメラで一心不乱に鉄道玩具を撮影していた。


三歳の誕生日、娘は鉄子への道を踏み出したのである。

12月20日(木)

娘の誕生日が終わったばかりであるのだが、もうすぐクリスマスなのである。

またまたプレゼント問題である。

しかも、今度は我々以外にも、祖父母らが娘に何かを買ってやるから、欲しいものを教えろと言ってきている。

う~む。

ちなみに、我々とは別に、義妹夫婦からも娘は誕生日プレゼントを貰っている。

う~む。

誕生日とクリスマスがほぼ同時にやって来る12月は、娘にとってプレゼント貰い放題の嬉しい月になるわけだが、この毎年やってくる夢のような状況が、娘を変にスポイルしてしまうのではないかと、今からハラハラドキドキしている父なのである。

う~む。

12月21日(金)

保育園の帰り道、近所の商店街を娘と手を繋いで歩いていたら、急に娘が立ち止まり、何かを指をさして「ヒゲおじさん!」と大声で叫ぶので、まあこの時季だから、どこかの店のウィンドウにサンタクロースの人形でも飾ってあるのだろうと思い、娘の指さした方を見てみると、白髭を長く生やした人間のおじさんが佇んでいた。

え!? 人間!?

突然のことに動揺した私は「本当に髭おじさんだ! じゃあよし! ちゃんと挨拶しないとな!」と、必死に訳の分からないことを言い繕い、娘と一緒に「髭おじさん! こんばんは!」と、元気に挨拶をした。

突然のことに、髭おじさんも動揺しながら「あぁ、どうも、こんばんは、髭おじさんです」と、モゴモゴと応えてくれたが、出会い頭の事故のようなものなので、本当に申し訳ないことではありますが、堪忍して下さい。

一足早めの髭おじさんの到来でした。

12月24日(月)

ここ最近、夜は娘と二人で寝ている。

12月の上旬まで暖かい夜が続いたせいか、もうすっかり寒くなってきているというのに、娘が布団を嫌がるので、娘が寝入るまでストーブで部屋を暖めて添い寝をしてやり、寝入った隙にそっと布団をかけてやる。

それと、夜中に娘が布団から出てしまうことがよくあるので、そうした時も私は即座に気付いて布団をかけ直す。前に、娘が布団から出てしまい、身体が冷たくなるまでそのまま寝ていたために、発熱したことがあったので、なかなか重要な役割なのである。

しかし、冬の寒い夜に、暖かい布団に包まれて、娘の寝息に聞き耳を立てていることが、これほど幸せで、安らかで、嬉しいことだとは思ってもみなかったな。

今年は教会に礼拝に行けなくて残念だけど、みなさん、安らかなクリスマスをお過ごし下さい。

12月25日(火)

このサイトで一年前に掲載した日記の中から、娘に関わるものだけを「note」というウェブサービスで公開している。

このサイトの読者が増えれば(今のところ増えていない)という気持ちで始めたが、今では自分自身が一年前を振り返るといった意味合いの方が強くなっている。

特に、気持ちが挫けそうになった時などに一年前を振り返ってみると、去年は風邪で寝込んだ上にワンオペで娘をみてたんだな、なんて、少し気持ちに余裕が持てたりする。

なかなか有益なのだ。

でも、振り返ってみると分かるのだが、辛かったことほど忘れていることが多いですね。

俺が忘れっぽいだけ?

12月26日(水)

こないだ買ったダウンジャケットの塩梅はなかなか良好で、特に屋外活動では抜群の機能性を発揮してくれるので、娘との外遊びも悠々できる。

問題があるとすれば、ちょっと暖かすぎるという点が厄介で、通勤に着ていくには、中にシャツ一枚ぐらいでないと暑くて汗をかいてしまうので、カーディガンなどを別に持たねばならなかったりする。

思わぬ誤算である。

あと、布団を着ている感じはやっぱ拭えないよな。お洒落というよりは機能性の上着だと思う。

12月27日(木)

明日が会社としての仕事納めだが、私がやらねばならない年内の手持ちの仕事は今日の午前中に終えたので、私の仕事は納まりました!

いぇいっ!

さてさて、そんなこんなで、突如として時間に余裕ができた私だが、娘が産まれてから何だかんだと忙殺され続けていた私にも、最近、ようやく、少しだけ、ほんのちょびっと、余裕がでてきた気がするのである。

今までは、とにかく目の前の課題や問題を、とにかく片付けていく毎日だったが、もう少しこうした方がいいな、とか、これはやらなくてもいいな、といった、ちょっとした工夫や修正に気がまわる、そんな余裕がでてきた。

良い余裕だ。

先週までは仕事を終えて17時に外に出ると真っ暗だったのに、今週からは西の空にほんのり赤い夕焼けが残っている。そんな余裕。

まだまだこれから冬の寒さは深まっていくが、冬至を過ぎたので、確実に日照時間は増えていくことを知っている。そんな余裕。

来年は、そんなほど良い余裕がたくさん持てるといいな、なんて、突如できた空き(サボり?)時間に、思いを馳せるのだった。

12月28日(金)

さて、昨日も言いましたが、今日こそが会社の仕事納め、午後からは呑めや唄えの大騒ぎ! となるといいのですが。

というのも、忘れもしない去年のこと。仕事納めの納会直前に事故が発生し、職場の大半の者が駆り出されていったのだが、事故対応に当たる責任者や統括者を明確にせずに事に当たったため様々な対応が後手ゝとなり、状況や進捗が分からないまま時間だけが無駄に過ぎ、納会のための飲み物や料理はどんどんと萎びていき、残された者はどうすることもできず呆然とし、結局、憐れな幕切れとなった苦い思い出があるのだ。

ちなみに、その事故処理は、初動の遅れと対応の拙さのせいで、大晦日まで引っ張られることとなったのだ。

とまあ、そんな訳で、今年はそんな面倒なことが無いことを祈り、納会が始まるまで、鼻クソでもホジりながら、適当にハタキでも振ってればいいか、などと思っていたら、印刷直前の案件でレイアウトに問題の出た誌面があるので急ぎ対応しろ、という土壇場の仕事が私にまわってきてしまい、この期に及んで、私だけが大騒ぎの大慌ての大忙し大荒れの刑になるのであった。

うぅぅ~。。。

悪夢が正夢になったような気分である。

び~るぅ。。。

12月29日(土)

無事に仕事を納め、今年も残すところ2日という晴れやかな朝、咽喉痛と頭痛と悪寒と倦怠感で目が覚めた。

風邪をひいたのである。

しかも、そんな晴れやかな今日という日は、何を隠そう、私の39回目の誕生日なのだ。

サンキュー!!!

ちょっと! 色々あるんだから! なんとか夕方までには治さないと!

さすがに無理か?

ちなみに、2年連続で誕生日に風邪ひいています。恒例行事みたいにならないようにしないとな。

あぁ〜。 まいったなぁ。

12月31日(月)

おかげさまで風邪はなんとかなりました。
お騒がせしました。

さて、今日は月曜日の大晦日なので、明日は火曜日の元旦。曜日の移り変わりだけ見れば、月曜日から火曜日に変わるだけで、何てことない話なのだが、今日から明日に限っては西暦が変わるので、ちょっと大ごとになっている。

だが、実は前々から、ひと晩のうちに一年が終わり、そして、始まるということが、いまだ腑に落ちていない。

今日までは「よいお年を!」と挨拶していたのに、明日から突然「明けましておめでとう!」などと、妙な挨拶をしはじめたりして、一年ってそんな簡単に終わったり始まったりするのか? と、ずっと訝しく思っていたのだが、世間の人々は何の疑いもなく一年の終始を認め、有り難がっているようなので、私もあまり煩いことを言わず、目出度い雰囲気を壊さぬようにしている。

私も39歳のおじさんなので和を貴ぶことを忘れないのだ。

だが、心の底では「西暦が変わろうが何だろうが、一年が過ぎていったわけではなく、一日が過ぎていっただけだろ」と、いつも思っている。

私も39歳のおじさんなので底意地が悪いのだ。

そんなわけで、皆さん、よいお年を!