2022年 11月
11月1日(火)

今朝、一番心配していた早起きは、なんとか5時半前には起きることができ、無事に弁当作りに取り掛かることはできたのだけど、久しぶりの子どもの弁当作りだったため、段取りや手際の勘が悪くなっていて、思った以上に手間取ってしまった。

まあ、そりゃ仕方ない。

できあがった弁当は、久しぶりに作ったわりには満足いく内容だったが、起きてきた子どもに中身を見せると、おかずの鶏つくねを春巻きに変えろと細かな指示が出る。

いや、そりゃないよな。




先月行なった健康診断の結果が出てきましたが、異常値こそないものの、様々な数値がひたひたと少しずつ要注意方向へと傾いているのが気になります。

さすがにこの年齢にもなると仕方ないのか。

11月2日(水)

家に帰ってくるなり遠足のお土産を居間の床に広げはじめ、遠足での出来事を次々に話しはじめる子どもの様子から、遠足がかなり楽しかったのだろうと推察できる。

こういう時の子どもは、とびっきり可愛いので、こちらまで嬉しくなってしまった。

そんな遠足の楽しい余韻に浸る子どもに水を差すようで悪かったが、さすがに今日は宿題ないよね? と尋ねると、遠足の感想文を書いていかないといけないと言う。

うむ。

せっかく良い雰囲気なのに、よりによって感想文などという嫌な宿題出しやがって、と思いつつも、どうする? 夕飯の前にやっちゃう? と尋ねると、けっこう書くことあるから今やっちゃう、という前向きな応えが返ってきた。

でも、途中でやっぱ書けないとか、癇癪起こしたりしないかな? 大丈夫かな? と心配する父をよそに、子どもは真剣に原稿用紙に向かっていた。

あまり刺激しないよう、子どもと少し距離をとりながらも、全身全霊で子どもの様子を観察していたのだが、ものの10分ほどで、できた! ちょっと確認してくれる? と言うので、原稿用紙を受け取ると、A4サイズの原稿用紙の表面だけには収まらず、裏面にまでわたって文章がびっしり書かれていた。

うむ。

内容を確認すると、楽しい遠足の様子が生き生きと書かれていて、こちらまで嬉しくなってしまった。

もう、500万点満点だな。




週中休み最高! 楽しい祝日が始まるぜ!

11月7日(月)

先週の祝日や週末は、親類縁者が集まる宴が企画され、久しぶりに旧交を温めてきた。

コロナ禍以降はじめての集いだったので、お互いを取り巻く事情も大きく変化していて、あらためて時間の流れの重みを感じてきたのだが、一方の集まりは余生を楽しむ高齢層、もう一方の集まりは子育てに奔走する若年層が中心だったためか、同じ時間の流れにも正反対の認識や評価があって、それはそれで、なかなか興味深かった。

ちなみに私は、高齢でも若年でもない微妙な立ち位置で、そんな自分の立場にもまた感慨を深めるのだった。

まあとにかく、第八波前に会えて良かった。




寒くなってきたので、子どもと釣り納めに行ってきました。ちょこちょこと細かなアタリはあるものの、3度ほどバラシてしまい、一時間頑張りましたが釣果はゼロ。残念ながら坊主でした。

餌のミミズが捕れなかったので、ヤマザキの「北海道チーズ蒸しケーキ」を餌にしたのが良くなかったのかもしれませんが、子どもには扱いやすい餌だったようです。

11月8日(火)

いつも持ち歩いていた600頁近い単行本を読み終えてしまったことと、寝坊して弁当を作れず持って来られなかったおかげで、今日の通勤鞄はすこぶる軽く、おそらく、今日の子どものランドセルの半分以下の重さであろう。

まあそもそも、子どものランドセルが重すぎるのだが、その原因は単体で1㌔を軽く超えるクロームブックのせいであることは明白で、それならば、せめて週に一度ぐらいの持ち帰りにしてもらいたいところだが、機材の充電は家庭でしなければならないため、かなりの頻度で持って帰ってこなくてはならない。

百歩譲って、このクロームブックが教科書やノートの代わりになるというのであれば納得もできるのだが、毎日、きちんと時間割通りに教科書やノートやワークブックも持っていかなくてはならないのだからたまらない。

これが声高に叫ばれているICT教育とかGIGAスクール構想だと言うのなら、それは重い荷物を背負わせるだけの時代錯誤の肉体鍛錬のことなのかと勘違いされても仕方がないと思ってしまうほどに、それは出鱈目な重さなのである。

そんな風にして、いつもより軽い自分の通勤鞄を持ちながら、子どもたちの未来を憂うのだった。




子どもと一緒に近所の本屋に寄ったら、店主から年内で店を閉めると告げられました。

また町の本屋がひとつ死んだ。行こう。ここもじき虚無に沈む。

11月11日(金)

昨日、子どものクラスの担任の先生が、通勤中に駅で階段を踏み外し、足を骨折してしまったそうだ。一学期の後半に入院もしていたので、もしかしたら、今回の骨折の原因もそのあたりにありそうな気もする。

先生には、入学早々に子どもが登校を拒絶してしまった時から、粘り強く丁寧に対応してもらい、おかげさまで今は元気に通っているので、感謝してもしきれない。校内でも几帳面で真面目でしっかりした先生として信頼も篤い。

教職員の劣悪な労働環境が問題になって久しいが、実際に学校に子どもを通わせてみて、授業に付き添ってみて、コロナ禍対応の学校生活の難しさや、日々の宿題の量の多さ、英語やICTなどの新たな科目対応などなど、その苛烈ぶりは明らかだ。

信頼の篤い先生だからこそ、この環境ではその頑張りが裏目に出てしまう。そんな労働環境を早急に何とかしてもらいたいが、とにかく今は、ゆっくり休んでもらいたい。




11月も半ば近いのに、暖かすぎますね。

11月14日(月)

全体的にみれば、家族三人で仲睦まじく楽しく過ごした週末だったのだけど、出掛けた水族館のおみやげコーナーでは押し問答があり、昼食を食べたハンバーガーショップでは悶着があり、日曜の夕食も終わりかけのところでも、ちょっとしたことがきっかけで家族三人で反目し合ってしまった。

寝しなに子どもがボソッと「土日は上手くいかないんだよね」と一言。

確かに、ここ最近、家族だけで過ごす週末は、あまり上手くいかない事が多い。子どももしっかり大きくなってきているので、わざわざ家族三人揃って一緒にいなくてもいいのかもしれない。

妻からは「週末はあなたも好きなところに出掛けていいんだよ」と一言。

子育ての位相の変化に気付かぬ愚鈍な父が、週末の楽しい時間を掻き乱していたのかもしれない。

うむ。 久しぶりに縄跳びをしたら、ひどい筋肉痛だ。




「絶対にやらない」という本人の頑な意思を確認しているため、七歳の七五三は行いません。

かわりに美味しいものでも食べに行こうと思います。

11月16日(水)

昨日は子どもの歯医者の定期検診があり、私は午後に仕事を休み、子どもは放課後の学童クラブを休み、一緒に歯医者に行ってきた。

毎日かなりしっかり仕上げ歯磨きをしているにも関わらず、検診であらぬところに虫歯がみつかることがあったので、内心びくびくして臨んだのだが、幸いにも今回は大きな異常はなく、クリーニングとフッ素の塗布だけで無事に終わった。

同じく子どもも、何か怖いことをされるんじゃないかと懸念していたらしく、思ったより簡単な処置で済んだことに安堵したのか、診察が終わった後も、病院の待合室で九州場所の中継を流しているテレビの前を陣取り、琴恵光の取組をしっかり見届けてから帰宅したのだった。

次回検診は五月。五月場所もこうありたいものだ。




ある程度のところまで、こつこつと順調に進めていた仕事があったのですが、先方都合で白紙に戻ることになりました。

子どものことで何かが白紙に戻ることはしょっちゅうのことですが、仕事上では久しぶりのことだったので、暫し呆然としています。

11月17日(木)

昨晩は妻の帰りが遅かったため、父子二人きりの夜を過ごしたのだが、学校の持ち物準備の時に若干険悪になった以外は、概ね良好な時間を過ごすことができた。

昨日のように妻が遅くなる日は、私の帰りが遅れると、子どもを一人にしてしまうことになるので、かなり気を遣う。特に、子どもが学童クラブを出てしまったタイミングで電車が遅れるとどうしようもないため、祈るような気持ちで電車に乗っている。

まあ、そんな心配も、子どもの成長の速さを考えれば、あとわずかのことだろうとは思うのだが、もし電車で祈るおじさんを見かけたら、おそらくそれは私だ。




職場の自販機でいつも買っていた炭酸水が90円から110円に値上がりしてしまいました。額面上はたいしたことありませんが、率にしたら2割以上の値上がりになります。

率は大事です。

11月18日(金)

風邪なのかアレルギーなのか分からないけれど、先週からずっと乾咳が続いて、子どもが辛そうにしているので、昨日、妻が仕事を中抜けして病院に連れて行ったのだが、診察を終えて薬を貰って帰ってくる頃には、もうすっかり咳が出なくなっていたそうだ。

実際、私が帰宅した時も、薬を飲んで咳が収まっているのかと思い、薬の偉大さに畏怖の念すら感じたのだが、真相はぜんぜん違っていた。

うむ。




私の方は先週からずっと首から背中、そして脇腹にかけて、突っ張るような違和感のある痛みがあり、生活に支障があるわけではないのですが、原因不明の嫌な感じがあります。

明日にはケロッと治っているといいのですが。

11月21日(月)

子どもの学校で先月行なわれた課外授業のスナップ写真の販売がはじまった。

販売サイトにアクセスしたところ、肝心の子どもたちがマスクをしているので、誰が誰だか分からないものばかり、こんな写真売れるのだろか? とちょっと心配になってしまう。

ちなみに、マスクをしていない唯一の写真は、生徒の前で挨拶している校長のスナップ写真だけ。

尚更、誰が買うんだよ、と。

せっかくカメラマンを入れているのに、もったいない限り。

うむ。




子どもと一緒にシン・ウルトラマンを途中まで観ましたが、観ている時は子どももノリノリだったのですが、一度中断して冷静になったら怖くなってしまったみたいで、続きはもう観ない、となってしまいました。

メフィラス。お前のせいだぞ。

11月22日(火)

学校の宿題や課題とは別に、子どもが独自に取り組んでいる算数のワークブックがある。

1頁につき問題が10問あって、1問解くのにだいたい1分ちょっとかかるので、1頁終えるのに15分ほど掛かっていた。

ところが先週あたりから、1頁終えるのに5分と掛からずこなしているので、訝しく思って確認してみたところ、急激に計算時間を縮めているようなのである。1問20秒台、早いものでは18秒というスコアを叩き出している。私でも難しいスコアだ。

実際に目の前で解いて貰うと、確かに早い。でもよくよく見てみると、なんだか妙なやり方をしているので、なぜそんなやり方をしているのか、と尋ねると、計算しなくてもできる方法を見つけた、と言う。

その方法とやらを教えてもらうと、確かに問題の法則性を的確に捉えた方法で、計算しなくてもすらすら解けるやり方だ。

うむ。

ただ、攻略法を見つけたことは大したものだが、計算の力を伸ばすという点では疑問が残るやり方なので、さて、どうしたものかと、父は悩む。

11月24日(木)

勤労感謝の日の祝日を使って、長野へ義母の墓参りに行ってきた。

いつもなら7月の命日に合わせて行くのだが、今年は子どもの発熱と第七波の感染拡大が重なり、行けずじまいになってしまっていた。

まあしかし、秋の連休や祝日を使えば、どこかのタイミングで行けるだろうと思って安穏としていたら、あれよあれよと年末が迫ってきてしまい、結局、年内最後の祝日にまでずるずると延びてしまったのだった。

お義母さん、ごめんなさい。




最近、子どもが仲の良いクラスメイトに旅の土産を渡すことを覚え、今回も悩みに悩んでファンシーなおみくじキーホルダーを選んでいました。

11月28日(月)

先週の華金は、気の置けない友人たちと集まり、楽しい夜を過ごしたのは良かったのだが、あまりに楽しくてずるずるしているうちに、終電を逃してしまった。

終電時刻が0時台に繰り上がっている事に気づかず、1時台まで終電があった頃の心積もりでいたのが悪かった。

さて、日付変わって土曜日の夜。子どもが翌日の日曜日にクラスメイトと電車に乗って遊びに行く約束をしたから、弁当を作っておいてくれと頼んできた。友だちが朝9時に我が家に迎えに来てくれるというのだ。

ちなみに、日曜日の朝9時は、子どものスイミングレッスンが終わる時間。とても間に合う時間ではないし、子どももその事は認識しているので、おそらく、子ども同士の遊びの延長線の架空の口約束かなにかだろうと思い、半信半疑のまま何の準備もせずにいたのだが、日曜日の朝9時、実際にクラスメイトがお父さんと一緒に我が家にやって来たのである。

うむ。

それからが大変だった。日曜日の朝の日課の掃除の最中だったので、慌てて掃除道具を片付け、出掛ける仕度をはじめたところで、子どもが帰宅。急いで髪を乾かしたり着替えたり何なりで、もちろん弁当を用意する時間も無いので、妻に後から何かしら持ってきてもらうことにして、急拵えで出掛けたのであった。

まあ、とても楽しく過ごせたので、なんとか事なきを得たのだが、玄関チャイムが鳴った時の冷や汗は忘れない。




華金に終電を逃したのは失態でしたが、逃したおかげで、なかなか顔を出せてなかった知り合いのバーに寄れたので結果的には良かったです。

あと、どこかにマスクを置いてきてしまいましたが、奇跡的に忘れ物はそれだけでした。

11月29日(火)

師走の気配が色濃い今日この頃だ。

まず我が家が師走に向けて動き出すのは、12月の子どもの誕生日プレゼントの手配だ。12月はクリスマスシーズンでもあるので、どうしても玩具が品薄になる。これまでも子どもが希望する玩具が「品切れ」になってしまい、止む無く希望とは別の玩具にしなければならなかった苦い経験があるので、先手必勝で動きはじめることにしている。

その次は年賀状の手配だ。我が家の年賀状は業者に印刷をお願いしているので、これぐらいの時期から入稿データの制作や宛名のチェックなどをはじめている。最近は「年賀状じまい」やら「終活年賀状」と言って、年賀状を辞めている人が増えているが、けじめをつけるのが苦手な我が家は、まだずるずると年賀状制度を続ける所存だ。

とまあ、そんな感じで、これから目まぐるしい師走へと突入してゆくわけだが、このコロナ禍で忘年会という師走の恒例行事が仕事関係も友人関係もすっかり無くなってしまったことは、師走の忙しい時期には有り難いことである反面、やはりどこか寂しいような物足りなさも感じるのである。

どなたか一緒に忘年会やりますか?




私の仕事も師走に向けて「年末進行」と呼ばれる業界的な繁忙期になりつつあるのだが、WEB・SNSへの媒体移行やデジタル化の影響、そして、やはりコロナ禍によって、もう繁忙期と呼べるほど繁忙ではなくなってきています。

同じように、忘年会や大掃除や年賀状や御節料理などの季節行事が無くなれば、師走も師走でなくなる時が来るのではないでしょうか。

11月30日(水)

昨晩、妻が和裁教室の先生から、鯵を貰って帰ってきた。

豆鯵と呼ぶには大きいし、刺し身にするには小さいし、どうしたものかと悩みつつも、とりあえず味見がてら、数尾捌いてブツ切りの刺し身で食べてみたところ、これがすこぶる美味かった。

普段はあまり刺し身を食べない子どもも、美味いと言って食べていたので、やはり美味いのだろう。

おまけに日曜日に釣った鯵だというので、中一日置いてもこの鮮度とは、驚かされるばかり。

アジング。やってみるか。




昨日の夕方、私が毎週チェックしているインターネットニュース番組『ビデオニュース・ドットコム』のレギュラー司会者であり、著作はもちろん、講演会にも何度か足を運び、直接疑問をぶつけさせてもらったこともある社会学者の宮台真司氏が、大学構内で襲撃される事件があった。

容疑者が確保されていないので、まだ何とも言えないが、なんだか嫌な世情になっちまった。