2023年 4月
4月4日(火)

年度始めの月曜日を風邪で迎えた間の悪い父を他所に、最愛なる妻子は元気いっぱい各々の持ち場へ出掛けていった。

うむ。

私の方はと言うと、感冒症状はあるものの熱が無いので花粉症を疑い、近所の耳鼻科を受診したが、「花粉症というよりは風邪ですね」と診断され、風邪の処方箋を貰って帰ってきた。

年度も変わるからと、年甲斐もなく花冷えの中を無理をして、朝活を再開したのが悪かったのかもしれない。

うむ。

そんなわけで、私の新年度は今日から本格始動だったのだが、コロナ明けの新年度の朝の混雑がとてつもない状況で、新年度早々遅刻したのだった。

糞喰らえ東京の春。

まあ、花粉症じゃなかったことだけは救いかな。




学童クラブに新指導員や新入生がやって来る新年度最初の関門だった昨日は、風邪引きながらどうなることかと心配して送り出しましたが、帰宅した子どもの様子を見る限りでは、緊張や不安や拒絶というよりも、新しい変化に少し興奮している感じだったので、悪くない前触れです。

次の関門は明後日の始業式。

4月5日(水)

風邪の感冒症状もだいぶ改善し、いよいよ新年度本番だぞ、という意欲が湧いてきたような気がしている43歳の春である。もう43歳か。

さて、いよいよ明日より、子どもの就学二年目の新学期が始まるわけだが、去年のこともあるので、一年間分の有給休暇を温存したうえで、この一ヶ月の間はいつでも休みを取れるよう関係各所に根回しを済ませ、出来得る限りの万全の態勢で臨んでいるところである。

うむ。

まあしかし、そんな父の心配を他所に、子どもの方は新年度の変化に浮足立っている様子で、おかげさまで今のところは、懸念や不安を感じるような目立った言動や態度は見られない。去年のトラウマ級の経験を思い出すと安易な楽観は禁物だが、父の肩から少しぐらいは荷が下りるかな、というぐらいの淡い期待なら罪にはなるまい。

杞憂であることを願いたい。




妻がインバウンドの仕事で毎日ヒーヒー悲鳴を上げているところですが、なるほど、身近なところで訪日観光客の姿をよく見掛けるようになりました。今後、中国からの入国制限も無くなり各種規制も緩和されるので、また阿鼻叫喚の東京が戻ってくるようです。

妻にはたっぷり外貨を稼いで貰いたいです。

4月6日(木)

始業式。

とりあえず大きな問題もなく、友だちと一緒に元気に登校していったそうだ。まあ、まだ初日なので、もし何かあるとしたら明日以降であろう。

果報は寝て待つ。

さて、早速、明日から給食が始まってくれるので、子どもの弁当作りは今日で一段落。冬休みと春休みの弁当作りは、期間が短いのでそれほど苦にならなかったが、次の弁当作りは夏休みなので、心して臨まねばなるまい。

それまでに、何か新しいおかずを考えておかねば。

ちなみに、春休みからおかずとして弁当に新規導入した自家製の焼豚と味玉は子どもにもけっこう好評でした。




選挙権を得て23年になり、これまで一度も投票を欠かしたことがありませんでしたが、今回の一斉地方選挙の首長選では、投票したいと思える候補者が一人としておらず、人生初の棄権を選択するかもしれません。

混迷極まる時に、まともな候補が出ないというのは、実に困ったものです。

4月7日(金)

子どもを迎えに家を出ると、友だちと楽そうにおしゃべりしながら帰ってきているところだった。

友だちと別れるのが名残惜しいのか、少し遠回りをすると言って友だちとのおしゃべりを続け、最後のT字路に来ても、友だちを引き止めるようにおしゃべりを続けているので、そろそろ暗くなっちゃうから、と促して、ようやく友だちに別れの言葉を告げて帰ってきた。

新年度一週目なので、今日はいつもより早めに帰ってきていいよと子どもに伝え、私も時間休を取って早引きしようと思っていたのだが、今朝、子どもから、やっぱりいつもの時間に一人で帰るから大丈夫、と言われた。

うむ。

とりあえず、大丈夫なようだ。




担任の先生の名前を覚えるという宿題が出たのですが、子どもの覚えてきた先生の名前と名簿に書いている先生の名前が食い違っていて、さて、なかなか面白いことになってきやがった。

4月8日(土)

出席番号は何番になっただとか、新しいクラスには同じ保育園だった友だちが4人もいるだとか、クラスメイトには同じ名前の子がいるから呼び方を気をつけるだとか、二年生の二階の教室の窓から自分の家が見えるだとか、担任の先生は少しおっちょこちょいだとか、昨日、家に帰ってきて、一日の出来事を次から次へと教えてくれる子どもの姿をみて心の底から安堵を覚えた。

とりあえず、今年度の滑り出しは順風満帆のようだ。

まあ、そんな朗報を受けて、少し悩まなくてはならないのは、この一年温存していた有給休暇である。

とりあえず、来月中に取得しないと消滅してしまうものが数日分あるので、計画的に消化しなければならないが、大型連休も控えているので、かなり休みの多い春になりそうだ。

誰か遊んで下さい。




残りの繰越可能な休暇についても、計画的に取得しなくては消化しきれなくなる可能性があるので、自分や家族のために大事に使いたいと思います。

なけなしの権利ですから、絶対に無駄にせず、しっかりきっちり行使する所存であります。

4月10日(月)

日曜日、妻と子どもの衝突が目に余るので、子どもを外に連れ出すことにしたが、子どももへそを曲げてしまっているので、あれこれ理由をつけて連れ出そうとしても、なかなか首を縦に振らず、ようやく魚釣りだったら行くというので、近所の河川の少し下流にある調整池へ出掛けた。

天気は申し分なかったが、気温が低く、風が強かったので、あまり良い釣果は望めないだろうと思いつつ、池に到着すると子どもの機嫌はすっかり良くなり、池の周りで遊びながら、小一時間ほど糸を垂らしていたのだが、渋いアタリばかりで釣果なし。

やはり駄目かと諦めかけていたところ、近くにいた爺さんの竿にアタリがあり、竿を大きくしならせながら40㌢超えの巨大なフナを釣りあげた。

その池ではタモロコやクチボソなど、10㌢未満の小物しか釣ったことがない我々は、そんな大物がいるとは思いもよらず、あんな大物が我々の細い竿に掛かったらどうしようと親子で戦慄し、変な笑いが止まらなくなってしまった。

残念ながら釣果はボウズだったが、なんだか妙に充実した時間を過ごすことができた。

帰宅すると妻と子は仲直りを果たし、夕飯は近所の馴染みのインド料理店に行ったのだが、内装がだいぶ変わっていて驚いた。以前は毎週のように通っていた店だったが、よくよく思い返すと、この一年ご無沙汰していたことに気が付く。

近所の馴染みの店にも通えないほどの、この一年の我が家の擦った揉んだを噛み締めながら、みんなで美味しいビリヤニをほうばるのだった。




様々に説得を試みてきましたが、水泳教室を辞める覚悟は揺るがないようなので、今月いっぱいで退会することになりました。

いつも妻子が水泳教室に行っている間に、一気にまとめて一週間ぶんの家の大掃除をしていたので、来月からはどうしたものか。

4月11日(火)

早朝4時に頭が痛いと言って子どもが目を覚ましたので、体温を測ると38.5℃。その直後に吐きもどしてしまったので、解熱鎮痛剤を飲ませ、少し落ち着いたので一度寝る。

朝ふたたび目を覚ますと、若干熱は下がっていたが、吐き気と腹痛に身悶えながら何度も吐きもどす。とりわけ盛大に吐きもどしたあと、疲れ果ててしばらく寝入る。

目を覚ますと頭痛を訴えながら泣く。12時前に問い合わせていた小児医院から、今からなら発熱外来で受け入れられると連絡が入ったので、早速、出向く。

診察を受けて、帰宅した直後にまた吐きもどす。

解熱鎮痛剤と整腸剤を飲ませて、しばらく様子をみていたら、寝息を立てはじめたので、この隙に昼食をとる。

15時過ぎに起きる。スッキリした顔をしているが、38℃。学校と学童から立て続けに連絡が来たので、現状の様子を伝える。学童の方が気遣いがあって丁寧な応対。他意は無いが、学校は正直素っ気ない。

空腹を訴えるので、お粥を作る。少しだけ食べる。ヤクルトは完飲。

何か観たいと言うので、Netflixで子ども向け番組を観せながら、この日記を書いていたのだが、すぐに「もういい」と言って寝てしまった。

久しぶりに、まずまずな体調不良の対応。ちょっと長引きそうだ。




久しぶりに近所の中華料理屋の定食を食べたのですが、白米を小盛りしてもらったにも関わらず超満腹。

4月12日(水)

子どもの発熱二日目。昨日の吐きもどしで喉が痛んでいるのか咳が多め。起き抜けは37.4℃。

お腹が空いたと言うので、お粥を作ったが、一口食べて「もういい」となる。ヤクルトは6回に分けてなんとか飲み干した。

ベッドに横になりながらNetflixで子ども向け番組を観ていたが、今日は2話で限界。

職場に連絡を入れると、上司から両親交替で看ることはできないのか、と遠回しに言われるが、こういう事態でも円滑に業務対応ができるよう、パンデミック直後から現実的で具体的な業務改善の提案を様々にしてきた筈だが、のらりくらりとして、真剣に取り合わなかったのは、いったいどこの誰なんだ? と小言のひとつでも言ってやろうかと思ったが、とりあえず出社するまでお預けとする。

たかが二日でぐちゃぐちゃと。まったく。

昼食はお粥を少しと饂飩をまずまず食し、更にアイスが食べたいと訴えるので、食後はシャトレーゼのしぼりたて牛乳バーを。ペロり。

ママ友情報によると、小学校ではインフルエンザが静かに流行っているそうだ。そういうものは静かに流行らないでくれ、と思う。

熱は平熱に落ち着き、食欲も出てきているので、明日からはなんとかなりそうな感じだが、さて、どうなることやら。




枝豆の苗を植え付けるための用土作りに、去年の腐葉土を引っ張り出してみたら、けっこう虫がわいていたので天日干し。今日は黄砂が混じりそう。

庭の耕作地があと一坪ぐらい広かったらと思いつつ、それはそれで管理が大変だよなとも。

4月13日(木)

今日は無事登校。

まだ本調子ではないようなので、ちょっと心配だが、子どもの恢復力は侮れない。

さて、子どもの体調不良の際には、仕事を休んで介助しなくてはならないわけだが、今回のように吐きもどしが激しい時などは、四六時中付き添って着替えや洗濯などの世話をしてやらなくてはならないし、通院や食事やその他諸々の対応などで、けっこう忙しい。

ところが、容体が安定して小康状態になると突如として暇になる。子どもが眠ってしまった時などには、どうしたものかという感じになってしまうのだが、家を空けるわけにもいかないし、時間的にも中途半端なので、かなり手持ち無沙汰な時間を過ごすことになり、子どもの寝顔を見つめながら、これまでの人生を無駄に振り返ったりする。

実に奇妙な時間だ。

できれば、いつも元気で風邪などひかず、看病なんてしなくて済むのならそれに越したことはないが、この実に奇妙な時間が無性に恋しくなることがある。




昨晩から私のお腹の調子があまり芳しくないのですが、まさか。。。

4月14日(金)

今日は学校の保護者会があるので午後半休。

今週は子どもの体調不良で二日休んでいるので、今日の休みを加えると二日半。きっかり半分しか働いていない。サボリーマンを自称する私でも、さすがに働き足りない気がする。

うむ。

ま、いっか。




まあしかし、例のごとく始まりは校長先生のありがたい話だろうから、急がず焦らずゆっくり行こう。

校長先生のありがたい話って、アレですからね。

4月15日(土)

今日は生憎の雨模様。子どもは土曜日授業。

週休二日はどこへやら。

昨日の保護者会は二学年同時に開催され、なぜか同じ会場で説明会が行われたせいで、声が重なって説明内容が何も聞き取れなかった。

うむ。

各教室に場所を移して行われた担任の先生との顔合わせは、それなりに意義はあったが、おそらく恒例となっている各自の自己紹介の時間は、当たり障りのない内容ばかりの空疎で無為な時間をやり過ごすのに苦労した。

この自己紹介が嫌で、年度始めの保護者会には敢えて参加しない保護者が結構な割合でいると、風の噂で聞いている。年度始めの保護者会日程は開催日の一週間前に告げられるため、休んでいる人が皆そうだとは思わないが、参加率はだいたい6割ほど。

まあ、自己紹介といっても保護者自身ではなく、自分の子どもの紹介をするのだが、「末っ子だから〇〇で」とか、「女の子なのに〇〇で」とかいった表現が多く見受けられ、ちょっと頭が痛くなってきたので、流れを変えるために少し皮肉を込めた自虐路線で子どもの紹介をしたら、逆に本気に受け取られてしまい、ただただ心配されただけだった。

保護者会は難しい。

ちなみに、年度末の保護者会では一年の総括を発表しなくてはならないので、更に参加率が下がる。




自己成長を求めて学校行事やPTA活動に参加する保護者もいるのだと知り、目から鱗が落ちました。

悔い改めなくては。

4月17日(月)

釣り用に偏光グラスを買ったのだが、さっそく試したくなった子どもが釣りへ行きたいと騒ぎ出したので、急かされながら準備をしたら、釣り竿を忘れた。

うむ。

仕方ないので、現地で長めの枯れ枝の中から塩梅の良さそうなもの二本をビニール袋で縛り、即席の釣り竿に仕立てたのだが、見た目はアレだけど、まずまず良い仕上がり。

釣り場は前日の雨のせいで、だいぶ水が濁っていて、残念ながら偏光グラスの出る幕は無かった。偏光グラスをかけた子どもは、かなり集中して水面を凝視していたが、しばらくして放り出す。

竿もアレなので、あまり気負わず糸を垂れたままにして、おやつを食べたり、鳩に餌をやったり、他の釣り人を冷やかしたりして、ゆるゆると時間を過ごしていたのだが、あまりの暑さに日陰へ退避。持って来ていたペットボトルの水も無くなってしまったので、早めに切り上げる。

この日の釣果も坊主。

ここのところ使い勝手が良いので練餌を使っているのだが、我々ぐらいの腕だと生餌の方がいいかもしれない。でも、まだ我が家の庭には、餌に使えるほどの大きなミミズが育っていない。

家に帰ると父は顔や首や腕が真っ赤に日焼け。子どもは何ともなし。




今朝、子どもがなかなか起きてこないので、ここに来てまさか? と心配になりましたが、ただの寝坊でした。

たくさん太陽を浴びると、大人も子どもも寝すぎてしまいます。

4月18日(火)

子どもの学校では、2年生から習熟度別少人数授業というものが始まる。算数の授業に限り、本来の3つのクラスから、生徒の習熟度に合わせて4つのクラスに分かれて授業を行うそうだ。

子どもとしては、新学年で離れてしまった友だちと一緒のクラスになれたり、担任の先生とは別の先生に教えて貰ったり、自分の教室とは別の教室で教わったりすることに、今は乗り気のようである。

私の頃には無かった仕組みなだけに、評価しづらいところはあるのだが、率直に言って、なんだか受験予備校みたいだなという印象と、だったら最初から少人数学級にしてくれよ、という不満が湧いてくる。

うむ。

しかし実際のところ、少人数には頷けるが、習熟度別というのはどうなのだろう。よく分からない。




連日の暖かさから、虫の動きが活発化しているため、そろそろ我が家でもG対策に早急に着手しなければならないのだが、我が家には水槽があるため噴霧タイプの薬剤は使えない。

取り急ぎ、庭に繁茂しているハーブを刈り込んで、Gの嫌がる忌避剤作りなどの水際対策から進めていきたい。

4月19日(水)

新学期からほぼ毎日、学童クラブまで子どものお迎えに行っているのだが、ここ最近は新しく仲良くなった友だちとけっこう楽しそうにお喋りしながら帰っていて、私の存在などお構い無しの状態だ。

俺の意味ある? とも思うのだが、迎えには出てきて欲しいようなので、学童まで迎えに行くのではなく途中で待ち合わせることにして、日を追って待ち合わせ場所を自宅寄りにどんどん後退させてみようと思っている。

あと、お願いだから、洗濯物と学校からの手紙は毎日きちんと出して下さいよ。




妻から譲り受けた古いiPadを家で使っていたのですが、先週末からFacebookが見られなくなってしまいました。

これでとうとうすべてのSNSサイトが見られなくなってしまったのですが、家では完全にオフラインになれそうです。

4月20日(木)

今朝は起床後の子どもの行動がとても円滑だったので、かなり久しぶりに朝刊に目を通す時間を持てるほど、余裕のある朝を過ごすことができた。

明日もこの調子で頼むぞ。

さて、先週の保護者会の件でもうひとつ。

何も聞き取れぬ全体会を終えて、分散会のため各教室に移動し、自分の子どもが書いたネームプレートの机に着席すると、プレートの裏に「いつもそうじしてくれてありがとう。いつもごはんをつくってくれてありがとう。」とメッセージが書かれていた。

他の机も同じようにメッセージが書かれているようで、気づいた保護者が嬉しそうにプレートを眺めていた。あとから入って来た先生が「保護者の方への感謝のメッセージを子どもたちが一生懸命自分の言葉で書きました」と仰った。

なるほどそういう演出か。

他の子のプレートも見せて貰うと「かわいい名前をつけてくれてありがとう」とか「いつもいっしょにあそんでくれてありがとう」といった、実に素直で他愛無い子どもらしい内容なのだが、気になったのは「生んでくれてありがとう」と書かれたメッセージの異様なほどの多さだった。

おそらく、誰かが書いたものが派生しただけだとは思うのだが、その言葉の持つ父親不在の不気味さ、神格化される母親の責任の重さ、その言葉の重みを知らぬまま無邪気な感謝の気持として発露してしまう子どもの危うさ、そして、それに気づかぬ教師の感性、そうしたものすべてに慄然とさせられたのである。

もちろんこれは、私の底意地の悪い臍曲がりな印象と見解だ。子どもの素直な感情に目くじら立てて、まったくもう、と不快に感じる方もいるかもしれない。

しかし、一事が万事という言葉もある。私の憂慮が杞憂であることを願うばかりである。




習熟度別少人数授業についてもひとつ。

「少人数」に関しては特に異論ありませんが、習っていない漢字や計算方法の使用を制限しているのに、習熟度別とはどういうことだろう? といった点も「習熟度別」に感じる疑念や違和感のひとつです。

細かすぎる?

4月21日(金)

昨日も子どもの迎えに出たところ、友だち4人でケラケラとふざけ合いながら帰ってくるところで出会い、盛り上がりの邪魔をしないよう少し距離を取って一緒に歩いて帰っていると、子どもが私に「やっぱり先に帰ってていいよ。明日からもういいから」と鬱陶しそうに告げるのだった。

うむ。 いくらなんでも、それは寂しいぞ。

まあ、そんなこともありながら、日に何度か子どもと衝突することが当たり前になっていた去年の状況を考えると、ここ最近は不安を覚えるぐらい平穏な日々が続いている。

小学校も二年目で、単純に慣れてきたという部分は大きいと思うのだが、子どものことはよく見てくれたのだけど、あらゆる面でシッカリキッチリパッキリの一年時の先生から、志や理想は高いのだけれど、どことなく抜けたところのある二年時の先生に担任が移ったことも、少なからず影響しているのではないかと感じている。

とりあえず、現場からの最新報告は以上です。




以前取材されて紙面掲載された記事の追加報道が16日の朝刊に載る予定だったのですが、例の首相襲撃事件によって飛んでしまいました。

ぐぬぬぬぅ。

新聞掲載は無くなりましたが、以下のアドレスより web 上では読めるようになっています。

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/68800/

4月24日(月)

週末はTRP2023(東京レインボープライド2023)とDemonstration with Ryuichi Sakamoto(神宮外苑再開発問題・集会)に参加して、統一地方選挙では、この閉塞しきった現状に少しでも風穴を空けることのできるであろう候補に票を投じてきた。

さて、そんな週末の最後の最後。妻が夕飯の支度をはじめたので、子どもに学校の準備をするよう促すと、いつもなら「後でやる」と言って逃げてしまうのに、素直に「分かった」と言って教科書やノートをランドセルにしまいはじめた。

ところが、何か入れ忘れに気づいたのか、一度入れた教科書やノートをランドセルから引っ張り出しはじめたので、どうしたんだろうと様子を窺っていると、引っ張り出した教科書やノートを突然あちこちに見境なく放り投げはじめたのである。

あっ、と思った瞬間には子どもに向かって「やめろ!」と怒鳴り散らしていた。

部屋の方々に散った教科書やノートをかき集めて「こんな事をするなら、もう学校なんか行くな!」と叫び、ランドセルと一緒に玄関に叩きつけると、子どもが足にしがみついてきて「もうしないからやめて!」と泣き叫んでいた。

今思い出しても、感情が昂ぶって手が震えだしてしまうような、本当に嫌な瞬間だった。

私はこれまでずっと自分のことを温厚な人間だと思ってきたが、どうやらそれは大きな間違いだったようだ。平穏な日々が続いていたと思っていたが、それもまやかしなのかもしれない。

自分の価値観や自己認識が崩れ落ちる週末だった。




地方選での私の票は首長・議員ともに死に票になりました。地方選での死に票は初めてです。

残念な結果ではありましたが、今回の選挙では既存の選挙活動や投票行動に大きな変化の兆しを垣間見たように感じます。この変化を敏感に感じ取ることで新たな突破口を発見できるような気もしますが、どうなのでしょう。

杉並や武蔵野が羨ましい反面、今後、政治意識の地域格差が深まりそうで憂鬱にもなります。

4月25日(火)

朝、起き抜けに妻と子がちょっとしたことで衝突。私が間に入って朝食前には無事に仲直り。朝食を終えると、妻は朝刊を読みながら地方選の結果に憤りはじめ、子どもは自由帳にバショウカジキの研究記録をつけはじめたので、私は後片付け。

先週末からの寒の戻りで、なにか羽織るのに丁度良さそうなものはないかとクローゼットを探っていたら、ぴったりなスプリングコートが出てきた。大学時代の友人たちがデザインしているファッションブランドのコートで、あまり袖を通していなかったものだが、この春、彼らの作品がファッション分野で初めて金沢21世紀美術館に収蔵されたという話を思い出し、ということは、このコートも美術作品になるのかな、なんてことを考えていたら自然と背筋が伸びる。

この寒の戻りをやり過ごせば、いよいよ、あの爽やかで緑眩しい最高な季節の到来かな。どうかな。




子ども曰く、最近の学校での主な活動は、海洋生物研究、映画撮影、ダンスバトル、ねり消し共同開発など、友人と協力しながら精力的に取り組んでいるそうです。

映画は撮影予定がだいぶ押していて、クランクアップが見通せないそうです。

4月26日(水)

学童クラブからの帰り道で、子どもにしつこくちょっかいを出してくる上級生がいるそうだ。

子どもにはいろいろ助言もしたが、何度注意しても止める気配が無く、友人と楽しく帰れないので、子ども自身もだいぶ参っている様子。

仕方ないので、今日は学童クラブまでお迎えに行くことにしたのだが、指導員の方にも相談しようかどうしようか、迷っている。

うむ。

とはいえ、子ども同士の問題に親がどこまで口出しすべきか。今後はかなり微妙な問題になってきそうだ。




去年出産した友人が、生後間もない頃からお子さんの様子をSNSに頻繁に投稿していたのですが、保育園入園の報告を最後にパタリと投稿が止んでしまいました。

保育園入園直後に訪れるドタドタバタバタは、かつて私も経験した察するに余りあるので、投稿中断という状況はわかりみが深すぎる。なんとか乗り切って貰いたいと思う。

4月27日(木)

学童からの帰り道にしつこくちょっかいを出してくる上級生がいるというので、昨日は雨の中、学童までお迎えに行ったのだが、ちょっかいを出してくるという上級生と一緒になって、道を塞ぐようにして悪ふざけしている子どもや友だちの姿を見掛けたので、まとめて叱り散らしてやった。

まったくもう。 とりあえず大丈夫そうだな。

以前、子どもと同じクラスのお母さんから、「こないだ○○くんが遊びに来たので、外で遊んでくるように言ったのですが、かなり強引に家に上がり込んで、勝手に食器棚とか冷蔵庫を開けてしまって困ってしまいました。担任の先生に相談しようと思うのですが、どう思いますか?」と相談されたことがあった。

お母さんは、○◯くんからウチにも何度か遊びに行ったことがあると聞いて、私に相談を寄せたそうなのだが、「○○くんに限らず、同じようなことは我が家でも経験してます。今はまだ低学年なので、その都度近くにいる大人が子どもたちに注意を促す時期なのではないかと思いますし、逆にウチの子も友だちの家で粗相がないか心配ですよ」と返事をしたところ、最初は少し昂ぶっていたお母さんも、「初めて友だちが遊びに来たので」と少し落ち着きを取り戻し、「まだ低学年ですもんね」と納得されたようだった。

なかなかどうして。そんなことが始まるお年頃だ。




爽快な風が快く。眩しい緑が美しい。本当に良い季節になってきましたが、黄金週間は生憎の空模様のようですね。

神よ。悪魔のような神よ。

4月28日(金)

妻の仕事が定時間内に終わらず、大幅な残業になってしまったため、昨晩は久しぶりに父子二人の夜を過ごした。

私が夕食の支度をしている間に、子どもは宿題や翌日の支度をちゃちゃっと済ませ、親のチェックが必要なところにも自分で勝手にチェックを入れていた。

出来た子だ。

最近は、いつも名前が出てくる友だち以外に、転校してきた友だちとも仲良くしているようで、実はその子が隣の小学校から転校してきたことが分かり、もしかしたら、隣の学校へ行った子どもの保育園時代の友だちのことを知っているかもしれないね、と盛り上がった。

しかし、両親どちらか不在だと、子どもがやけにお利口になるのはなぜだろう。いつもこうにゃらもぉにょほれぇ、ごっほん! まあ、いいのだ。




いよいよ明日より黄金週間ですが、人出が多い時に外出するのも疲れちゃいますし、天気予報では生憎の天気が多いとの情報ですので、我が家は基本的に家や近所でゆるゆる過ごす予定です。

しかし、はたしてこれは予定と言えるのでしょうか?