2023年 5月
5月2日(火)

子どもからお守りを貰った。

「何のお守り?」と聞いても「ひみつ」と言って教えてくれないので、「何が入ってるの?」と聞くと「ポマードって書いた紙が三枚入ってる」と教えてくれた。

うむ。

「口裂け女でしょ?」と訊ねると「なんで知ってるの!?」と子どもがかなり驚いた様子で訊き返すので、私が幼少期に体験した口裂け女との衝撃の出逢いを教えてあげたら、子どもがトイレに行けなくなってしまった。

うむ。

仕方ないので、私が幼少期に最も得意とした幽幻道士の霊符を書いて子どもに渡してやったら、子どもが「何これ?」と訊ねてきたので、幼少期に体験したキョンシーとの壮絶な闘いを教えてあげたら、子どもが一人で寝れなくなってしまった。

うむ。




私が小学校二年生の頃、キョンシー襲来に備えて自作の霊符を近所に貼りまくった結果、学校で大問題に発展してしまいました。今の子どもとちょうど同じ年齢です。

5月8日(月)

大型連休明けと週明けが重なったうえに、朝から大雨。

おまけに、新型コロナウイルス感染症の認定基準の緩和の影響で、リモートワークを行う企業が激減したため、朝の通勤電車はコロナ禍以前よりもひどい大混雑に見舞われた。

しかも、都心主要路線はコロナ禍を理由に今も減便しているため状況は更に深刻で、案の定、私が通勤で使用している三路線ともに、大混雑の影響で遅れに遅れ、阿鼻叫喚の地獄絵図となった。

うむ。

いよいよ、私のもっとも怖れていた都会の乱痴気騒ぎが、コロナ禍を経て戻ってきてしまったようである。

うむ。




コロナ禍明けの黄金週間、皆さまはどうお過ごしされたでしょうか。我が家は外泊こそしませんでしたが、近隣から遠方まで方々へ出歩き、種々様々な催しや企画に参加し、美味しいものをたくさん食べ、とても充実した連休を過ごすことが出来ました。

混雑を完全に回避して出掛けることができたのも大満足でした。

5月9日(火)

夕食の後片付けをしていると、子どもがポケットからこっそり何かを取り出して口に入れている姿を目撃したので、何を食べているのか尋ねたら、ポケットからたまごボーロのパケージを出してバツが悪そうにしているので、ひとつ貰って食べた。

うむ。

学童でオヤツが余ったため、友だちと分け合って貰って帰ってきたそうなのだが、次に貰えることがあったら、変に隠さず、できれば下級生にも譲ったらと提案しておいた。

うむ。

風が快く。緑が眩しく。本当に美しい季節になってきた。




連休中にずばっと衣替えをしたのですが、ここのところの突然の涼しさに、着る服が無くて困っています。

5月10日(水)

帰宅するなり学童クラブから着電。嫌な予感だらけで通話ボタンを押すと、電話口の指導員の方から「少しトラブルがあったのでお子さんの帰宅が少し遅れる」とのこと。

迎えに出向くべきかどうかを訊ねると「本人は一人で帰れると言っていますが、念のため職員がお家まで送り届けます」ということだったので、そこまで深刻な様子ではなさそう。少しだけ安堵する。

普段より30分ほど遅れて帰宅した子どもの顔は、少し泣きはらしたあとがあるものの、しっかり落ち着いている様子。付き添ってくれた職員の方から説明を受け、それほど深刻な内容ではなく、あらためて安堵。

職員の方が帰ってゆき、トラブルの内容はあまり詮索しないよう、いつも通りに過ごすよう努めていたが、学童クラブで済ませようと思っていた宿題が終わらなかったと言って、宿題に取り組みはじめるも、かなり雲行きが怪しい。

この感じだと、どこかで爆発するだろうと覚悟を決める。

集中すれば5分もかからず終わる内容の宿題だが、ああでもないこうでもないと文句を言いながら、20分ほど経っても半分も終わらず、そろそろ限界かなと思ったところで、「宿題が終わったら、今日は特別に明日の学校の準備は父ちゃんがやってあげるよ」と持ちかけると、こちらも見ずに「分かった」と返事をした。

それをきっかけに、集中して宿題に取り組みはじめ、ものの数分で終わらせてしまい、学校の準備も自分で済ましてしまった。

うむ。

連休中に親類の集まりがあり、うちの子どもと年の近い子どもたちも何人か来ていたのだが、子どもと言えども性格や嗜好は千差万別で、人間とは本当に個体差の大きい生き物だなとつくづく感じたところだ。

うむ。

この状況、去年ならどこかで確実に大爆発していた案件だが、このようになんとか乗り切る事ができたことは、ある種の「成長」として前向きに評価して良いのかもしれない。

とは言え、できる限り個体差を失わずに成長していって貰いたいものである。




このところ、穏やかで落ち着いた日々が続いていたので油断していましたが、連休明けの「変化」にきちんと敏感に反応したようです。

そういう意味ではかなりしっかりした子です。

5月11日(木)

緊急アラームの音で目を覚ました時、今なら家族三人一緒にいるし、寒暖の厳しい季節じゃないし、米や水の備蓄はあるし、子どもはしっかりしてきたし、まだばりばり動いて働ける年齢だし、いずれ必ず来るというなら今来てもらおうじゃないか、と覚悟したが、幸か不幸か大地震は来なかった。

うむ。

今日は、夕方早めに子どもの学校の個人面談の予定があるので、仕事は早めに切り上げて、少し銀ブラしてから帰ろうと思う。まだたっぷりとはいかないけれど、こうしたちょっとした自由時間が持てるようになっただけでもありがたいと思わねば。




昨日、我が家からもほど近い場所で起きた中学生刺殺未遂事件ですが、犯行前の容疑者を目撃した知り合いがいるぐらいには身近です。

本当に嫌な事件が多くなりました。

5月12日(金)

昨日の個人面談は夫婦で参加したのだが、まあなんというか、少し突っ込んだ話を振ってみても、暖簾に腕押しというか糠に釘というか、そんな感じなので、無難なエピソードトークに終始する以外には深まりそうなものが無く、今年はそんな感じの一年になりそうかなという予感。

うむ。

さて、そう言えば、昨日の面談では子どもの担任の先生がマスクを外した姿で対応していた。マスク着用基準が緩和された3月13日以降から完全にマスク無しの生活を送っている私としては、おぉ!いよいよか! っという感じだったが、連休明けには完全緩和の方針で学校は行くぞ! という内容のお知らせは以前から貰っていたので、縦割り組織の周知徹底能力の迅速さに恐れ慄くばかり。

私は顔の湿疹が辛かったので、これ幸いと早々に外したが、マスクを外してすぐの頃は、軽い風邪のような症状に頻繁に見舞われ、外気を物理的に遮断していた三年間の弊害は、こうした形で表れるのかと感慨深かったが、皆さまも完全にマスク無しの生活に踏み切る際には、多少の覚悟が必要だと思う。

マスク着用基準も感染症認定基準も緩和されたが、世の中はまだまだマスクを着用派が圧倒的多数を占めている。どのタイミングで動くのか。密かな楽しみにしている。




今夜は「入管法の改悪に反対する大集会」に参加してこようと思っている。問題山積みの昨今だが、入管法の問題もこの国の人権や差別や国際意識に深く関わる大きな問題だと思います。

19時から国会前なので、お近くの方は是非。

5月15日(月)

昨日は河川敷で保育園時代の同窓生の集まりがあり、懐かしい顔ぶれと久しぶりに話を弾ませ、子どもたちも大興奮で土手を駆け下りたりしていたが、集いの終了時刻として定めていた15時ぴったりに俄か雨が降りはじめてくれたおかげで、帰宅を愚図る聞き分けの悪い子どもを延々と諭したりすることもなく、上手く仕切りがつかずに無為な時間が際限なく続くこともなく、帰り際に予想し得る面倒なことすべてを上手く回避し、速やかに解散することができたので、なかなか空気の読めた雨だったなと深く感心した。

昔、最後に空から蛙が降ることで物語が見事に収束した映画があったが、まさにそんな奇跡的な瞬間だった。

まあ、蛙じゃなくて本当に良かったけど。




隣の駅に安価に美味しく台湾式朝御飯を食べさせてくれる店ができました。昨日は豆漿魯肉麺(ドウジャンローバーミエン)を目当てに行き、油條(ヨウティアオ)をたっぷり浸して食べました。併せて蛋餅(ダンピン)も美味しく頂きましたが、デザートの豆花(ドウファ)に辿り着くまでにお腹がきつくなってしまったので、今後の反省としたいです。

開店9時に我々が訪れた直後には、もう満席になってしまい、その後は列になってしまっていたので、残念ながら、家族で気軽に通えるのは今のうちかもしれません。

夜は見よう見真似で魯肉飯(ローバープン)を作ってみたところ、子どもが二杯もお替わりしてくれました。

台湾式一日。

5月16日(火)

一年生の時、隣のクラスの担任の先生が三学期に突然お休みされて、結局、明確な理由は分からないまま、三学期の最後まで副校長が担任代行を務めていたのだが、最近、当該クラスだったお子さんのお母さんから話を伺う機会があり、細かな経緯を聞いたのだが、そのお母さんにも明確な説明は無かったそうで、その後の追加説明も何もなく、クラスの運営方針も明確にされないまま三学期が終わってしまたそうだ。普段は明朗なお母さんも、流石にこの時は不満と不信を募らせたそうだ。

うむ。

昨日、うちの子どものクラスの担任の先生が休んでしまったそうだ。子どもが言うには、先生が足を骨折してしまったようで、しばらく休むかもしれないということなのだが、去年の担任の先生も足を骨折して休んでしまったことがあり、その時は再雇用の先生がしばらく専任で教えてくれていたが、今年はそうした人的な余裕も無いらしく、授業ごとに先生が入れ替わり立ち替わり、専科の先生まで駆り出されて穴埋めにあたっているようである。

うむ。

小学校現場は今、報道されている以上に、かなり深刻に傷んできてしまっているのかもしれないと感じることばかりの今日この頃である。




先生の骨折が大事無いことを祈るばかりだが、骨折だけに、どうなることやら。ちなみに、習熟度別少人数授業も先生が足りなくて、うまく機能していない学年もあったそうだ。

どこもかしこも。

5月17日(水)

骨折して休んでいた子どもの担任の先生は、どうにかこうにか昨日から学校に出てきたようなのだが、膝と足首を損傷しているうえに、今後、手術も予定されているそうだ。

運動が得意な先生なので、後遺症が残らないことを祈るばかりだが、とりあえず来週の運動会は絶望的だ。

お大事にして下さい。

さて先月、子どもの発熱のため仕事を2日間休むことになってしまったのだが、先月というとまだ感染症認定基準が緩和される前の話なので、今まで通りの対応であれば、発熱した同居家族の濃厚接触者として自宅待機扱いになった筈なのだが、何の説明もないまま私の有給休暇から2日間の休暇が減らされていたのである。

看過できない事態である。

というわけで、直属の上司や責任者、総務課の労務管理者や担当者を相手取り、徹底抗戦の構えで交渉をはじめたところ、最初はのらりくらりとはぐらかし、取り付く島のない当事者達だったが、私の陰湿で執拗な追求と指摘により、ようやく自らの態度を改め、有給休暇の返却と労務管理の明確化を約束し、謝罪の言葉を得ることができたのであった。

普段の会社では冷温停止状態のサボリーマンの私だが、ひとたびこうした事態が発生するとサボリーマンの血が異様に騒ぐ。些細な事に目を瞑ると、結果的にすべてに目を瞑らなくてはいけなくなる。

いやしかし、今日は暑い。




お迎えは要らないと言われつつも、いつも玄関前で植物に水を撒くふりをしながら、それとなく子どもの帰りを待ち構えていましたが、その行為も子どもにはバレていたようで、いつも玄関前にいなくていいからね、と言われてしまいました。

仕方ないので今日からは、ちょうど会社から帰ってきて、道で偶然一緒になったふりでもしようかと思います。

5月18日(木)

去年は6月に30℃超えの夏日に襲われてヒィーヒィー言っていたのに、今年は既に5月で30℃超え。。。

僕らの地球を返して下さい。

さて、去年は毎日のようにヒィーヒィー言いながら宿題に立ち向かっていた我が家だが、今年は音読のチェックがチラホラあるだけで、他の宿題は子どもが学童クラブでチャチャッと終わらせて、答え合わせや親のコメントの記載も必要なくなったので本当に楽になった。

おかげで、無意味で不毛な親子喧嘩も減り、子どもも我々も自分の好きなことに使える時間が増え、家族で楽しく団欒の時間を過ごせるようになった。

そんな事を妻に話していたら、去年は子どものクラスが突出して宿題多かったから今年から見直しているらしい、という話を○○くんのお母さんから聞いたよ、と教えられ、やはりそうだったのかと納得したのだった。

おそらく、誰か保護者が声を上げてくれたのだと思うが、過重な宿題は子どもから学習意欲を奪ううえ、自尊心をも深く傷つける。それはもうただの虐待だ。

我が家はどうにかこうにか乗りこえることができたが、この過酷な宿題から何か得るものがあったかと問われると、何も答えることができないので、次にまた同じようなことがあったら、微力ながら私も声を上げようと思う。子どもたちのためにも。学校のためにも。




私の住む地域では来月のはじめに都議補選があるのですが、今のところ、セクハラ野次で票を減らして失職したミソジニストの元都議と、時勢によって政党を鞍替えしてきた無節操な元都議 兼 元区長候補と、百合子配下の美魔女スピリチュアリストの元区議の三候補による、最低最悪のアウトレイジな三つ巴戦になりそうです。

もう少しなんとかならんのでしょうか。。。

5月19日(金)

今日の学童クラブはお休みにして、学校から下校したその足で相撲を見に行く予定を立てていた妻子である。

ところが、昨日の夕方に学校からメールで「耳鼻科検診で金曜日の下校時刻が普段より遅くなります」という内容の連絡があり、楽しみにしていた幕内の土俵入りに間に合わなくなってしまったと、妻が嘆いていた。

うむ。

昨日、帰宅途中に妻から「少し遅くなるから夕飯お願い」という連絡があったので、帰宅途中に近所のスーパーに寄ったのだが、レジに長蛇の列ができていた。

会計を終える頃には子どもが帰ってきてしまうと思い、買い物を諦めてスーパーを出ると、ちょうど子どもが友だちと帰ってくるところに遭遇した。

突然の遭遇に子どもが驚いていたので、それまでの経緯を説明すると、子どもの友だちから「お料理上手なの?」と聞かれたので、「上手かどうかは分からないけど、たいていのものは作れるよ」と答えると、横から子どもが「いや、父ちゃんのできる料理はハヤシライスと炒飯だけだよ」と大真面目に言うので、ああ、この子は自分が好きな料理以外に私が作った料理を憶えていないのかと思って少し悲しくなったが、初めて作ったたらこのクリームパスタをこの日の夕飯に出したらかなり気に入ってくれたようなので、子どもにとっての私の料理のレパートリーに新たな一品が追加された、と思いたい。




学童クラブからの帰宅途中に校長先生に偶然会って、一緒にいた皆に校長先生がお菓子を配ってくれたけど、私は貰わなかった、と子どもが話すので、何で貰わなかったの? と訊ねると、何となく良くないと思ったから、と答えた。

もう既に、権力者との危険な癒着構造に気づきはじめているのだろうか。どうだろうか。

5月20日(金)

感染症の基準が緩和されたおかげで、相撲観戦中の声援や掛け声が解禁されたため、これまでとはまた違った楽しみを覚えてきた子どもは、少し興奮気味に昨日の対戦をひとつづつ解説してくれた。

今場所はあまり良いところのない正代が、昨日の対戦では内容良く白星をつけたので良かったそうだ。

うむ。

さて、今日の昼食の買い出しで駅の前を通ったら、セクハラ野次で失職した都議補選の今度の候補者が、貧困対策や格差解消といった耳心地の良い演説しており、あまりにもあんまりな、あからさまな豹変ぶりには反吐が出てしまった。

明日は15時から青山の国連大学前で入管法改悪反対の大規模な集会とデモが企画されている。この入管法に関する参院の法務委員会の出鱈目さと、歴史的にも類のない醜悪な憶測と偏見に塗れた妄想による委員の発言は酷いものであった。

コロナ禍でやりたい放題のショックドクトリンを許しすぎた結果、ここ最近の議員の質の低下や議会の議論の内容に関しては、タガが外れてしまった感がある。G7が行われている今まさに、一度大きく押し返しておかないと、ちょっと危ういことにもなりそうな気がするので、明日の集会にはトランペットを持参して、微力ながら抗議の声をあげたいと思っている。

このままでは国が滅びる。




子どもを皮膚科に連れて行こうと思ったのですが、受診者が病院前の道に溢れ出ていたので諦めました。

病院が混むタイミングって、意外と予測がつかないので困ります。

5月23日(火)

日曜日に参加した入管法改悪反対の渋谷のデモには、約7000人が集まったそうだ。

うむ。

私として国連大学から歩いて明治神宮前の駅ぐらいで離脱しようと思っていたのだが、一緒に連れて行った子どもがもう少し歩くと言って聞かず、結局、渋谷駅手前の元宮下公園付近でようやく離脱することができた。

あれだけ歩くと言って強情を張っていた子どもだったが、離脱直後、もう歩けないと言って弱音を吐き、道にへたり込んでしまった。

だから言ったこっちゃないとも思ったのだが、渋谷に行くときにいつも使っているレストランが近くにあったので、休憩と夕飯を兼ねて寄っていくことにした。

いつもは日中のランチで使っているレストランなので気づかなかったが、夕暮れ時に訪れると妙にアーバンでアダルティな空気を醸し出しており、客層もアッパーミドルのヤッピー(誤用)たちばかり。

うむ。

私たちのような芋洗い家族は完全な場違いな客のようだったが、空気に呑まれるような我々ではないので、バリボリ食べてガシガシ飲んでガハガハ笑って帰ってきた。




トランペットを持参しようと思っていましたが、朝に楽器の手入れをして吹いてみたら、予想以上に吹けないことが分かり、断念しました。練習しなくては。

集会やデモにはもう少し人が集まるかなと思っていたので、そこはちょっと残念でしたが、津田大介さんや安田菜津紀さん、伊藤詩織さんにお会いできて、なかなか感慨深かったです。

5月24日(水)

月曜日の帰りに近所のスーパーに寄ろうと思ったら、道の真ん中でギャーギャー騒いで走り回っている子どもたちがいた。嫌な予感がしたので、近づいて確認してみると、案の定、その一群にうちの子も混じっていた。

どうやら、学童クラブを卒業した4年生の男の子が、後輩たちの帰宅時刻を狙ってやって来て、悪戯半分で追いかけ回しているようなのだ。

自己顕示欲の発露が少し歪んでいるし、悪戯の範疇を超えて悪辣で執拗な感じもあり、尚且つ、追いかけ回されている子どもの中には一年生の子も混じっていたので、その4年生を少し強めに叱り飛ばして退散させた。

うむ。

子どもが「明日も来たら怖い」と言うので、昨日も迎えに出向いたのだが、ランドセルや傘や手荷物を私に手渡すなり「みんなと遠回りして帰るね」と言って、私には目もくれずに友だちと行ってしまった。

うむ。

それはちょっとないのではないだろうか。

今夜は妻が不在なので、近所のスーパーで待ち合わせの約束を子どもとしているのだが、ちゃんと来てくれるだろうか。初めてのデートみたいな心境だ。




以前、子どもがバショウカジキの自作のタトゥシールを手に貼って学校へ行ったら、先生からそういうものは学校に貼ってくるなと怒られたと言うので、今日はカクレクマノミのタトゥシールをズボンで隠れる太腿に貼って登校していきました。

ちなみに、学校に貼ってきちゃいけないという先生からの説明は、みんなが真似するから、だそうです。

立派なインフルエンサーとして認められての規制ですかね。

5月25日(木)

妻が不在にする日に限って帰りの電車が止まってしまった。学童クラブに電話して私が迎えに行くまで子どもを学童に留め置いてもらうようお願いする。

スーパーでの待ち合わせの約束も、これで反故になってしまった。

予定や約束が変更されることを、子どもは極度に嫌がるところがあるので、ちょっと面倒なことになるかもしれないと覚悟して迎えに行くと、意外とあっけらかんとした感じで出てきたので少し安堵。

家に帰る道すがら、また今日みたいに遅く迎えに来て欲しい、と子どもが言うので、どうして? と訊ねると、みんな帰っちゃうから仲良しの指導員の人を一人占めにしていっぱい遊べる、ということだった。

たまには電車が遅れてもいいのかも。




子どもが産まれてからこの方、朝よりも夕方の電車の運行状況のほうが切実なので、こまめにチェックするようにしています。

5月26日(金)

新聞に目を通していたら、子どもが気分良さそうに何かを口ずさみながら、調子をつけて体を動かしはじめた。

なんだろう? と思ってそれとなく様子を窺っていたら、突然動きを止めて「あぁ、楽しみだなぁ」としみじみと呟いたので、「何が楽しみなの?」と訊ねると、「うぅん、何でもない」とあからさまにはぐらかされた。

明日は運動会なので、言葉の真意はだいたいその辺りにありそうだが、どうなのだろう。とにかく、楽しみなことがあるということは良いことだ。

うむ。




今朝、子どもの作ったカクレクマノミのタトゥシールを私も貼ってもらった。カクレクマノミなので、Tシャツの袖口ギリギリのラインの、チラチラと見え隠れするような二の腕に貼ってもらった。

5月29日(月)

土曜日の子どもの学校の運動会は、晴天のもと首尾よく開会され、大事なく閉会した。

今年はコロナ禍明けのフルスペック開催だったため、当初はどうなることかと思ったが、巷で聞くような地獄のような大混雑や血も涙もない場所取りなどはなく、妻と祖母(私の母)と一緒に悠々と子どもの競技を観戦することができた。

子どもの方は、自身の所属する紅組が負けてしまい、帰宅してから少し荒れ気味だったが、全体的には運動会を楽しんできたようだった。

私の方は、そもそも運動会自体に嫌な想い出しかないので、まあなんというか、そんな気持を新たに刻み込んだというところでしょうか。

まあ、というわけで、今日は振替休日。生憎の雨模様で可哀想だ。




知り合いのお母さんが、運動会で自分で写真を撮るのは諦めたと言っていました。

運動会となると、被写体に近づけないのでスマホやコンデジでは厳しいですし、かと言って、しっかり撮りたいなら少なくとも200㍉以上のレンズは欲しいですから、写真は学校専属のプロカメラマンに任せるのが賢明な選択だと思います。

子どもの姿は、己の眼と脳裏に焼き付けましょう。

5月30日(火)

昨日、やっと美容室の予約が取れたので髪を切りに行ったら、前回から三ヶ月も経っていた。

どうりで伸び放題なわけだ。

普段は特に美容師さんの指名はせず、その都度担当してくれる美容師さんにお任せで切ってもらっているが、やはり、私の好みに合ったカットをしてくれる贔屓の美容師さんはいる。

その為、できれば贔屓の美容師さんが担当になるといいなと思っていつも赴くのだが、昨日はその美容師さんはお休みで、まったく知らない初めての美容師さんが担当についてくれた。

さてどうなるかなと、雑誌と鏡と交互に目線を移しながら、それとなくカットの様子を窺っていたが、とても丁寧かつ迅速な施術のうえ、かなり良い感じにカットしてくれた。

これまで贔屓にしていた美容師さんには悪いけど、次回からはこの美容師さんを贔屓にしようと思う。もちろん指名はしないけど。

世知辛い世の中なのだ。




保育園の頃から使っている子どもの水筒が、もう流石に酷い状態なので、子どもが「コレだ!」と気に入った水筒に買い替えました。

お値段なんと¥ 6,160 !

値段をどうこう言うつもりはありませんが(← 言ってんじゃん!)、くれぐれも大事に使って下さい。

5月31日(水)

今月に入ってから、朝の通勤電車の遅延や運休で、会社の終業時刻に間に合わないことが、思いつくだけでも既に5回以上はあった。

ちなみに今朝は、首都圏の21路線に様々な理由で遅延・運休が発生し、もちろん私は間に合わなかったが、妻も途中で電車が運休してしまい、下車した駅近くのカフェで運転再開までテレワークすることにしたそうだ。

うむ。

そう言えば、今月半ばの保育園の同窓会で、職場のテレワークや時差勤務が無くなったとか、夫の出張や飲み会が復活してワンオペ育児が増えたとか、コロナ禍明けの仕事や育児の愚痴をママたちがあちらこちらでこぼしていた。

コロナ禍中に様々に広がった柔軟な勤務や慣例の見直しなども、今月初旬の感染症基準緩和で、コロナ禍前の状態にそのまま戻すという決定があちこちで為されているようである。今朝の通勤電車の混乱も、言ってみればその一部であるし、むしろコロナ禍で体制が弱まったことを考慮せず、状況が悪化している側面すらある。

うむ。

なかなか変化しようとしない、頑固で強固な世の中だ。




最近、子どもが「レインボー うなぎちゃん」という架空の動物を飼っていて、私もたまに面倒をみなくてはならないのですが、斬新すぎてどう対応すればいいのか分かりません。