2023年 6月
6月1日(木)

今朝も電車遅延で会社の始業時間に間に合わなかったのだが、いくら不可抗力とは言えこうも遅刻が続くと、こんな私にも謎の罪悪感が芽生えてくるのが不思議なところだ。

うむ。

さて先日、学校からサマーキャンプのお知らせを持って帰ってきた子どもだが、最初はかなり興味を示していたものの、一人きりで参加することを具体的に考え始めたら不安が募ってきてしまったようで、やっぱり無理だな、ということに落ち着いた。

ところが昨日、○○ちゃんもサマーキャンプ行くかも、という情報を聞きつけたことで、俄然やるき気が漲ってきたのか、今朝は何故か反復横跳びにしばらく専念してから、サマーキャンプの案内をランドセルにしっかり仕舞って登校していったようである。

さて、どうなることやら。




一人で寝れなかったり、角まで見送りが必要だったり、着替えを手伝ったり、膝でご飯を食べたりと、まだまだ甘えてくることが多々ある子どもですが、去年のことを考えたら目を見張る変化ではあります。

さて、どうなることやら。

6月2日(金)

昨晩、子どもが算数の宿題の回答を確認してくれと言うので、久しぶりに宿題を見てやったのだが、回答の中に単純な書き間違いと勘違いの間違いを見つけたので指摘すると、そんな筈はないと怒りだし、なんだか雲行きが怪しいなと思っていたら、小爆発を起こしてしまった。

家で勉強を見てやると、順調な時は問題ないのだが、引っかかった時に意地を張ってしまう傾向があるようなので、ちょっと対応を考えなくてはいけないのかもしれない。

うむ。

サマーキャンプ参加に向けて、自分のことは自分でやると意識しているらしく、この宿題の一件以外、昨晩はあまり手が掛かるようなことはなかったのだが、さて、サマーキャンプ熱はいつまで続くやら。

ここ最近、生活が円滑に進むせいか、一週間が早く感じる。もう金曜日か。




今夜は妻が不在なのですが、台風の影響で各地で警報や注意報が出ているようなので、無事に帰宅できるかどうか心配です。

6月5日(月)

みなさん現地で会いましょう。

#入管法改悪の強行採決に反対する大集会


土曜日。
雨空の下、子どもの歯の定期検診。

以前から噛み合わせの問題を指摘されており、このままだと矯正が必要になるかもしれないと指摘されていたのだが、永久歯への生え変わりが上手く進んでいるため、徐々に解消されてきつつあるようだ。良かった。

日曜日。
晴天の下、妻は韓国語検定、私と子どもは音楽フェス。

つい最近、たまたまYoutubeで観た GOMA meets U-zhaan の演奏に、私も子どももすっかり魅了されてしまったのだが、日比谷公園で行われる「日比谷音楽祭」というイベントに彼らが出演するという耳寄りの情報を得て、早速、生演奏を聴きに行く機会に恵まれた。

控えめに言っても、かなり最高なパフォーマンスだったのだが、彼らが演奏に使っていた楽器、タブラとディジュリドゥが欲しくてたまらなくなってしまった。

ネット上で楽器が売っていないか調べたら、おいそれと気軽に手が届かないぐらいには、けっこう値の張る楽器だったので、なんとか正気に戻ることができた。

そんな週末。




たまたま近所に見つけたベトナム料理のレストランに入ったら、空前絶後の大当たりの店だったので、週末二日連続で家族で押しかけてしまいました。

開業間もないようなので、今はネットレビューも少ない穴場店ですが、近いうちに人気が出ることは間違いないでしょう。

嬉しいやら口惜しいやら。

6月6日(火)

日曜日、家族で都議補欠選挙の投票に行ったのだが、子どもの学校に設けられた投票所はいつも以上にガラガラで、このぶんだと俺の一票は四票ぶんぐらいになりそうだな、なんて妻に嘯いていたら、この日は過去2番目に低い投票率25.33㌫を叩き出してしまい、本当に四票ぶんになってしまった。

苦渋の選択で私が投票した候補はなんとか当選したが、補選とはいえこの投票率は駄目だ。

さて、サマーキャンプ問題続報。

昨日、知り合いのお母さんから、子ども同士でサマーキャンプの話題が盛り上がっているようですが、一人で参加させるにはまだ不安があるので、もし参加されるコースや日程が決まっているようなら、うちの子もご一緒させて下さい、という連絡があった。

うむ。

コースや日程どころか、それ以前の問題が山積みなので、正直にそのことを伝えると、相手も、実はうちも不安だらけだったけど、みんなが行くと言ってるから自分も行きたいと言って聞かなくて悩んでいた、とのことだった。

一方、また別のお母さんからは、うちの子は自分でコースも決めて一人で行く気満々なので、お互いの予定を合わせるのも大変だからもう申し込み済ませちゃいました、なんて連絡もあって、まあ、家庭によって、子どもによって、状況は千差万別なのだなとつくづく思う。

まあ、みんな行くから私も、というのもひとつのきっかけだが、自分だけでも行きたい! となってからでも遅くはないと思うので、我が家はその時が来るのを気長に待ってみようと思う。

と思ったら、いきなり今朝になって、やっぱ一人でもいいから行きたい! と言い出した。

本当か!?




法治国家の立法府の、しかも法務委員会の底が抜けようとしている危機的な状態ですが、昨晩の国会前集会には5000人ちょっとの人しか集まりませんでした。

私が行かなくて済むぐらいには集まって欲しいものですが。困ったなぁ。

6月7日(水)

昨日、帰りの電車に乗り込んだところで、携帯電話が鳴った。学童クラブからの連絡だったのだが、車内で受けることができないので、リモートワーク中の妻に折り返しをお願いする。

しばらくして妻から、また右足を捻ったみたいだから、これから迎えに行って、その足で病院に連れていく、とのメールが返ってきた。

うむ。

結局、紆余曲折あって、帰宅後に私が子どもを病院に連れていき、レントゲンやエコー検査の結果、軽く痛めただけとの診断に胸を撫でおろした。

荒なのか鈍なのかどちらかはよく分からないが、これまで脱臼や骨折や捻挫などなど、整形外科にはどの診療科よりもお世話になってばかりいる。

大事無くて安心したが、しばらくの間はできるだけ自重するように。それと、自分の怪我を得意げに自慢するのはやめた方がいいぞ。




自慢するわりに、身の回りのことは痛いからできなぁ~い、と甘えてきます。

おかげで今日もお迎えです。

6月8日(木)

週末に買って開けていなかったプリッツを、私が勝手に職場のおやつとして持っていってしまったことをきっかけに、運動会で点数で勝ち負けをつけるのは嫌だったとか、友だちから初対面の時は恥ずかしがり屋だと言われたとか、怪我している時は宿題なんかできないとか、当初のプリッツ問題を発端に多岐にわたって子どもの不満が爆発し、昨晩は泣き通しの夕食だった。

おかげで、ぜんぜん食べた気がしなかった。

どうやら、昨日はかなりお腹をすかせて帰ってきたようなので、これからは、夕飯の準備ができるまでに何かパクっと食べられるものを用意しておいた方が良さそうだ。

典型的な食べ物の怨み。




以前の追突事故で玄関ポーチの柱がバッキリ折れてしまい、きれいに改修して貰っていたのですが、先日、柱表面の塗膜を突き破って、キノコが生えてきていました。

最初はカタツムリでもくっついてるのかと思いましたが、笠が開いた時は流石にびっくりしました。

施工した工務店にすぐに応急処置をして貰いましたが、内部の腐食なども心配なので、しっかり対応して貰おうと思います。

6月9日(金)

子どもがベッドに入るのが、21時より前なら本を読んでもいいけど、21時より後になった時は、そのまま静かに就寝するような約束にしている。

でも、21時過ぎた時も静かに寝ることは滅多になく、だいたい決まって「何か楽しい話して」とせがんでくるので、部屋を暗くしてちょっとした小話をしてやる。

あまり込み入った話ではなく、私が小学生だった頃の他愛無い思い出話に少し脚色を入れて話すことが多いのだが、最後にちょっとしたオチを付けてやると、満足して素直に寝てくれる。

昨晩は、私が小学校1年生で初めてキャンプに行った時の話をしたのだが、テンポ良く話せて、上手いオチも付いて、なかなか良い話になったと思っていたら、話し終わった5秒後には子どもが寝息を立てていた。

うむ。

今日は午後に休みを貰って、一年三ヶ月ぶりに祖母の顔を見に行ってくる。昔から「婆ちゃんは早く死ぬからね!」と言ってたのに、来年100歳だ。




明日は土曜日授業で学校公開と災害時の引き渡し訓練があるので、保護者活動が目まぐるしい一日になりそうです。

キャンプの予行練習も兼ねて、夜は私の実家に泊まる予定。

6月12日(月)

本日も電車遅延で遅刻。

もう月曜日は、始業時間に間に合うよう出勤するのは不可能だと、すっぱり諦めた方がいいのかもしれない。

うむ。

土曜日の授業参観は、軽く様子を見て私は早々に引き上げたのだが、妻は子どものグループ発表までしっかり参観してきたそうで、今にも消え入りそうな声で発表していたと教えてくれた。

可哀想に。

写生大会の子どもの絵が、区のコンクールの作品に選ばれたと聞いていたので、どんなもんか見てみたのだが、確かに余すこと無く描けてはいるが、他にも良い絵はいくつもあったので、なぜ選ばれたのかは正直よく分からない。

うむ。

土日は父子だけで実家へ泊まったので、妻は少し羽を伸ばすことができたかなと思ったのだが、台所掃除に明け暮れてしまったそうだ。

貧乏性か。

まあそんな、梅雨入りの週明け。




上膳据膳のうえ、寅さん観たり、麦酒呑んだり、おやつ食べたり、昼寝したり、デザート出てきたり。

実家とは、この世の天国でしょうか。

6月14日(水)

昨日は、かなり久しぶり(たぶん5年ぶり)に1時間だけ残業したのだが、帰りの電車に乗ったところで学童クラブから着信があった。

18時を過ぎていたので、本来なら子どもは帰宅している時刻なのだが、どうしたのだろう? と訝しみつつ、在宅している妻に対応を任せて、私は家路を急ぐことにした。

それからしばらくして、乗換駅で妻に連絡してみると、今ちょうど子どもと一緒に帰宅しているところで、大したこと無いとの応答だったが、まあ何れにせよ何かしらあった様子なので、ちょうど子どもの好物の美味そうな西瓜が売っていたので、ひと玉まるごと買って帰ることにした。

帰宅してみると子どもの様子はいつもと変わらぬ感じだったが、妻からこっそり事情を聞いてみると、些細な行き違いから子どもが臍を曲げて、学童の図書室に籠城してしまったので、もし迎えに来れるならお願いしたいということだったのだそうだ。

うむ。

まあさしずめ、立てこもり犯の説得に駆り出された保護者の泣き落とし作戦といったところか。

籠城戦は兵糧の蓄えや有力な援軍など、周到な事前準備が必要な難しい作戦ではあるが、籠城する場所や時間によっては条件闘争などにうってつけの有効な作戦でもあるので、今度しっかり子どもに教えておこう。




明日は遠足で、これまで何度も訪れたことのある水族館に行くそうなのですが、イルカショーは絶対に最前列で見るから、おもいきり水しぶきをかぶっもいいように着替えを持っていかなくちゃなと、大いに張り切っている子どもです。

しかしイルカショーって、いつまで続くんでしょうね。

6月15日(木)

今日の遠足の弁当は、子どもから直々にオファーがきたので、私が作ることとなったのだが、依頼された弁当の献立は以下の通り。

・おにぎり(塩×2コ タラコ×2コ)
・鶏の唐揚げ
・卵焼き
・ハッシュドポテト
・ウィンナーソーセージ
・タラコスパゲティ
・ミニトマト
・ブロッコリー


なかなかの内容だ。

事前に食材の準備はしていたが、仕込みをする時間が取れそうになかったため、慌てるのも嫌だなと思い、職場に朝一時間の休暇を申請しておいた。おかげで急がず焦らず、滞りなく弁当作りの作業を進め、依頼された献立を余すことなく綺麗に詰め込むことができた。

子どもを送り出したあと、妻が淹れてくれた珈琲をゆっくり飲みながら、久しぶりにゆったりとした朝の時間を堪能し、ホッと一息ついてから余裕を持って家を出ると、駅で遠足に出発する子どもたちと鉢合わせになってしまった。

子どもたちの中にうちの子どもの姿を見つけると、向こうも私に気付いたようで、お互いになんだか気まずい感じになってしまい、ぎこちない挨拶を簡単に交わすと、お互い静かに別々の車両に乗り込んだのだった。

出鼻を挫いてしまって本当に申し訳ない。思う存分楽しんできてくれ。




日常使いのちょっとしたガジェット的な小物に目がないのですが、かなり機能的で良い感じのサコッシュをみつけてしまい、中身に何を入れるかも含めて、物欲がむくむくと膨らんでいるところです。

さてしかし、購入に至るまで自分の欲を膨らませることができるでしょうか。

6月16日(金)

これまでは、のらりくらりとはぐらかし、故意に意識しないようにしていた狡猾で野卑で偏狭な己の性質だったが、子育てをはじめたあたりから、その性質がちょくちょく頭をもたげてくることがあって、ほとほと自分が嫌になる。

妻や子どもには本当に申し訳ないけれど、そもそも私は、夫や親の役割を担えるほどの能力を持ち合わせていなかったのだと思うのだ。

だからせめて、できる限り全力で、毎日楽しくありたいとは思っている。




というわけで、子育てをはじめてから、自分の気持ちの抑制が効かないことがたまにあります。まるで思春期みたいです。

6月19日(月)

週末は、また新たに美味い台湾料理の店を見つけて喜んだり、友人たちの主宰するファッションブランドのコレクションに顔を出して旧交を深めたり、季節ものの日用品や衣服の買い出しに行って散財したり、ちょっと良いお肉でおうち焼肉で大満足したりして、ごくごく平凡で平和で楽しく美味しい週末を過ごした。

うむ。

日曜の朝に通っていたスイミングスクールを4月に辞めてしまってすぐの頃は、週末の果てしない長さや子どもの有り余る体力の取り扱いに困ってしまい、スイミングのかわりにダンスや体操やボクシングやガールスカウトなどなど、時間消化と体力消耗を兼ねた習い事を、子どもに提案していたのだが、なかなか良い反応は得られなかった。

まあ、本人が希望もしないことを無理にやらせても良い結果にならないことは、これまでの経験からも明らかだし、今はもう、ゆるゆるやってくしかないよな、という結論には至っているのだが、どちらかと言うと受動的で私への依存傾向も少し強いところがあるので、子どもにはもう少し能動的な自立した週末を過ごしてもらいたいとは思う。




コロナ禍が明け、妻が週末に二日酔いで苦しんでいる姿が増えてきたように思います。私も気をつけようと思う今日このごろです。

6月20日(火)

日々の子どもの行動や振る舞いには、自制といった言葉からはほど遠いものを感じるが、まあそれでも、家の外では否が応でも行動制限を強いられているであろうから、あまりにも目に余るようなことでなければ、できる限り放っておくようにしている。

まあ、放っておくというのも、それはそれでなかなか難しい対応でもあるのだが。

うむ。

自制で言うと、週末の家での自由と週明けの学校での束縛との振れ幅が大きいことから、特に月曜日は、子どもが家に帰ってくると身勝手に振る舞う傾向が強くなる。

昨日も気付いた時には子どもが不貞腐れて床に転がっていたのだが、私の方は、久しぶりに会った友人から聞いた、第二子が生まれたことによる長子の赤ちゃん返りが酷すぎて大変だ、という話を思い出し、それに比べればこれぐらいだいぶマシだよな、と思うことで、自らを制することができたのであった。

遅ればせながら、第二子誕生おめでとう。




子どもの初の一人旅となるサマー・キャンプですが、子どもが希望していたキャンプが応募者多数のためキャンセル待ちをしていました。

すると先日、担当窓口からキャンセルが出たのでキャンプに参加できる、という連絡があったのですが、後日、キャンプの目玉となるアクティビティには体格制限があり、うちの子どもの体格では参加できない、とあらためてお詫びの連絡がありました。

というわけで、今回はやむなく諦める事となりましたが、どことなく親子でホッとしているところでもあります。

6月21日(水)

我が家を賑わせているGである。

先週、妻が台所で見掛けたGは、あと一歩のところで取り逃がしてしまい、捕獲用の粘着シートを仕掛けておいたのだが、罠にかかった形跡はあったものの、自らの脚を犠牲にして難を逃れていたのであった。

恐るべし。

その後、忽然と姿を消していたGだったが、今週になって寝室に新たなGが現れ、こちらはどうにかこうにか葬り去ることができたのだが、同日、便所で新たなGを妻が発見し、こちらはまんまと逃してしまったのである。

更に昨晩は、貫禄ある立派な姿の成虫Gが脱衣所に現れ、こいつもなんとか捕獲器に追い込むことで危機を脱することができたのだが、それでも未だ不明のGがまだ2匹もいるわけで、さしずめ我が家は、群雄割拠の乱世の時代に突入したとでも言うべきか。

英雄の登場を待つ。




どういうわけか、妻がGに遭遇する確率が異常に高いのですが、どこか気でも合うのでしょうか?

年に二、三度ほど遭遇することはありましたが、ここまで立て続けに遭遇するのは初めてです。

6月22日(木)

いつも左右の靴下の柄が別々な点はひとまず置いておいて、子どもの選ぶ服の組み合わせから分かることは、装飾の少ない簡素なものを好んでいる、ということである。

こないだ夏物を買いに行った時も、青色が良いと言って、コバルトブルーのハーフパンツと白地に青いクジラのイラストがプリントされたTシャツを選び、とても満足しているようだった。

他所から頂いたものを別にすると、子どもの服のほとんどは機能的な男の子向けのものばかりで、ワンピースやスカートの類はまず履かないし、こちらからも変に勧めることはしないようにしている。

たかが服。されど服。

我々のような古い世代の先入観から、できるだけ自由であって欲しいと願うばかりだ。




今年初となった昨日のプールの授業は、気温や水温の関係で残念ながら中止になってしまったそうですが、この天気だと明日に予定されているプールの授業もちょっと難しそうですね。

可哀想に。

6月23日(金)

子どもは同じ二年生の友だち二人といつも一緒に帰ってくるのだが、最近はそこに一年生の子(保育園が一緒だった)も一人加わって、女の子四人で帰ってくることが多いようである。

さてこないだ、ちょっと用事があって子どもを途中まで迎えに出ると、ちょうど四人一緒にかしましく帰ってくるところに出逢ったのだが、そこに三年生の男の子がちょっかいを出してきた。

少し悪辣な感じもあったので、私が間に入って「嫌がってるからやめなさい」と強めに嗜めたところ、ちょっかいを出していた三年生の後ろに一年生の子がするりと回り込み、男の子の背負っていたランドセルをしっかり抱え「みんなぁ逃げろぉ!」と叫んだのである。

更に女の子が抱え込んだ男の子のランドセルを、ぶんぶんと強く振り回しはじめ、男の子はバランスを失って成す術もなくやり込められていたのだが、そのうちに顔を真赤にして「やっめろぉ!」と叫びはじめたので、今度は女の子に「嫌がってるからそろそろやめてあげな」と嗜めなければならなかった。

とにかくみんな。逞しく生きているようである。




最近子どもが、少し早く起きて魚の図鑑をノートに丸写しするという作業をしています。画から写真から文字から数値からすべて丸写しなので、長く続けたらけっこう強くなりそうです。

6月24日(土)

昨晩、台所に設置していた粘着シートでGを捕獲した。

右前脚が欠損していたことから、先週取り逃した個体であることを確認し、とりあえず一階で見つかったGはこれで一掃されたと考えている。脚を犠牲にしてまでこれまで逃げおおせたことには、敵ながらアッパレと言わざるを得ない。

さて、こうなると残すところは、二階のトイレで目撃されたGの行方だが、我々としては地の利を活かした有利な戦略を展開できるため、時間の問題で解決可能だと考えている。

うむ。




以前は、子どもがスイミングに通っている間に集中的に掃除を行っていましたが、それができなくなってしまったこともGに付け入る隙を与えた原因のひとつだと思っています。

6月26日(月)

昨晩は妻が不在だったため、夕飯は近所のファミリーレストランで済ますことにした。

和食系のチェーン店だが、まずまず手の込んだクオリティと、子どもにも配慮されたメニューの豊富さから、妻が不在の時にたまに使っている店だ。

いつも通り、子どもはお子さまお寿司セットを、私はちょい呑みセットを備え付けのタブレットから注文し、なぞなぞを出し合いながら食事が来るのを待っていた。

ところが、待てども食事はやってこず、20分ほど経っても出てきたのはビールだけ。ちょっと怪しいなと思い、早めに食事ものも頼んでおこうと、小炙りトロサーモン丼と二八蕎麦(小)とビールのおかわりを追加注文し、10分ほど待ったあたりで、ようやくお子さまセットとビールのおかわりがきた。更に待つこと15分ほど経って、ちょい呑みセットのおつまみが出てきたのだが、その頃にはもう、二杯目のビールも呑み干してしまっていたのだった。

ものすごく混んでいるというわけでもないし、店員が不足しているわけでもなさそうだったが、用を足しに行った際、使用済みの食器が満載された配膳台が、バックヤードに何台も放置されている光景を目にして、こりゃ駄目だと思い、私の注文した食事がまだ調理に入っていないことを確認してから、全ての注文をキャンセルして貰い、子どもが食事が終わるのを待って店を出た。

結局、私はビール以外にちょい呑みセットのおつまみの穴子天しか食べられなかったので、コンビニで簡単な軽食と缶ビール、子どもにはお菓子を買ってやり、鮮やかな茜色の夕日が残る河川敷で、子どもに晩酌に付き合って貰うことにしたのだった。

これはこれで善。




最近、オペレーションが空回り気味の飲食店に、けっこうな割合で遭遇しますが、やはり人手不足と制度疲労の問題が大きいのでしょうね。

なかなかどうして、どこもかしこも似たような状況ですね。

6月27日(火)

昨日は学童クラブの個人面談があったので、少し早く帰宅し、妻と一緒に学童クラブへ向かった。

15分の予定の面談だったが、普段の子どもの様子を伺ったり、こちらの悩みを聞いて貰ったりしていたら、予定時間をだいぶ超過してしまった。

家と外での子どもの姿はだいぶ違っているということ、親の目の届かないところでもしっかり子どもは成長しているということ、学童クラブの指導員の方にはかなりきめ細やかに対応して貰っているということ、そして、信頼できる大人たちの保護と子ども同士の多様な関係の中で、子どもが毎日のびのび生活できているということが分かり、とても安心することができた。

この調子で、このままどんどん、自分の世界を押し広げていってくれ。




よく、子どもに手が掛からなくなると、それはそれで寂しいよ、なんて話を聞きますが、子どもの成長を実感できるうえに自分の余暇時間まで新たに生まれるなんて、そんな願ったり叶ったりなことないと思うのですが、どうなのでしょう。

6月28日(水)

朝の通勤の職場近くの桜の並木道は、花の盛りの時期を除くとほとんど人通りがなく、700㍍ほどの真っ直ぐな道程で二人もすれ違ったら多いほう。

そんなわけなので、毎朝の日課として並木道を歩く時は、面白半分で目を瞑って歩いているのだが、15~20歩ほど歩いていると次第に平衡感覚が失われ、不安や恐怖に耐えきれずにどうしてもすぐに目を開いてしまう。

ゆっくり歩けばもう少し長く歩けると思うのだが、目を開いている時と変わらぬ速さで歩くと20歩ぐらいが限界で、なかなか記録が伸びないままの状態が続いている。

そんな私の不毛な朝活。




子どもの喉の調子が芳しくないので、昨日、妻が子どもを耳鼻科に連れていってくれたのですが、喉の検査のついでに耳の掃除をしてもらったら、左耳の奥からトウモロコシの粒ぐらいの大きさの耳くそが吸い出されたそうです。

昔から子どもは耳鼻科が大の苦手で、小さい頃は騙し討ちで無理やり連れて行っていましたが、最近はそういうわけにもいかず、足が遠のいていました。

昨日の様子だと、もう苦手意識は克服したようです。

6月29日(木)

寝苦しい暑さの続く今日この頃。おかげで朝からぐったり気味の我が家である。

昨晩もかなり蒸し暑かったので、寝際に少し長めにエアコンを回していたら、喉をやられてしまった。

なんともはや。

まあ、そんなこともあり、朝からぼやぼやしていたら、ついうっかり携帯電話を忘れてきてしまった。

うむ。

こんな日に限って、呼び出しが来たりとか、電車が遅れたりだとか、そういうのはやめてくれよ。頼むぞ。




学校の友だちから子どもが映画を観に行こうと誘われたようなのですが、子ども向け映画(特にディズニー)は物語の起伏が激しく主人公の感情の揺れも大きいので、うちの子がもっとも苦手としている分野のひとつです。

友だちとは遊びに行きたいけど、映画はちょっとなぁ、ということで、どうしたものかと頭を悩ませているようです。

6月30日(金)

昨日、細かく割いたスズランテープをセロハンテープでびっしり両腕に貼り付けて、まるで「魅せられて(愛的迷戀)」を歌うジュディ・オングのような、なかなか派手な装いで子どもが帰ってきたのだが、我が子ながら、最近、こういう子どもって町で見かけなくなったよな、と思った。

うむ。

今朝、枝豆とトマトに水やりをしていると、裏のマンションに住んでるお婆さんがコンビニからカフェオレを買って帰ってきたので、しばらく世間話をしていたら、今度はうちの駐車場にバイクを停めているオジさんが出勤の時間で出てきて、話に加わってきた。

すると、今度は隣の駐車場に70年代のハコスカを停めているオジさんがママチャリで通り過ぎたので、私は直接は知らないのだが、お婆さんが挨拶をしたので私も軽く会釈をする。

まあ、そんなこんなで、朝から暑くて嫌になるね、と皆で意見が一致して、なんとなくちょうど話のキリがついたので散開した。

そんなプレミアム金曜日の朝活時間。

今週は社内の別々の部署からコロナ感染者が立て続けに三人。これまでの中で一番早く感染拡大が進行中だが、さて、どうなることやら。




今夜はまた妻が不在にするので、ちょっと今日は寿司でも奢ろうか。ボーナスも出たし。