2023年 7月
7月3日(月)

土曜日は午後から、久しぶりに父親の役目に少しお休みを頂いて、友人と展覧会を観に行き、大人の夕食を楽しみ、いろいろと店を移っては、珍味と痛飲をめいいっぱい楽しんできたのだった。

その反動なのか何なのか、日曜日は朝から子どもが私にべったりで、ちょっと羽根を伸ばしすぎたかなとも思ったのだが、妻から、子どもにとってもそろそろ父親のいない時間に慣れた方がいいから、どんどん遊びに行ってこいとのことだった。

うむ。

ちなみに土曜日の午前中は、久しぶりに子どもが友だちと公園で遊ぶ約束をしていたのだが、残念ながら生憎雨で中止になってしまい、それはそれで、自分だけ楽しんでしまって申し訳ないという父心もあったのだった。

まあしかし、妻の言うように、父離れ子離れの時期ではあるのだろう。




待ち合わせに遅れそうになって焦っていたら、お洒落商業ビルのエスカレーターを降りる時に躓いてしまい、サンダル履きの足元を見ると親指からけっこうな量の出血をしていました。

さてどうしたものかと思案しましたが、お洒落商業ビルには医務室はおろか薬局すら見当たらず、仕方ないので近くのトイレに駆け込んで、トイレットペーパーに便座用のアルコール消毒液を染み込ませ、傷口をしばらく圧迫止血することで、なんとか事なきを得ました。

東京ミッドタウンの床を血まみれにしたのは私です。

7月4日(火)

週明け初日の月曜日は、必ず何かしら何処かしらで一悶着ある我が家だが、昨日は些細な小言はありつつも大きな衝突はなく、珍しく円滑な週明けとなったのだった。

まあ、これはこれでとても素晴らしいことなのだが、あまり変な欲を出さないよう、今週も粛々と頑張ろう。

しかし、ここまで円滑だと、書くこと無くなるなぁ。




玄関ポーチの柱のキノコの件ですが、簡単な補修工事で大丈夫だろうと思っていたのですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。

面倒なことにならなければ良いのですが。

7月5日(水)

「物心ついた時には、いつもビートルズがリビングで流れているような、そんな家庭で育ちました」

音楽雑誌や音楽番組でよく見かける(または聞く)、邦楽ミュージシャンのインタビューのド定番の生い立ちエピソードだ。

そんなインタビューを見かける(または聞く)たびに、けっ! そんな家庭あるかよ! こちとら五輪真弓と髙橋真梨子で育ったんじゃい! なんていつも悪態をついているのだが、妻がまさに『いつもビートルズがリビングで流れている家庭で育った』生い立ちの持ち主のだったのだ。

うむ。

ちなみに我が家では、先月あたりからU-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSのフルアルバム『たのしみ』がかなりのヘビーローテションでかかり、もう子どもは全曲そらで歌えるようになっているのだが、これってどんな生い立ちなんだろう。

U-zhaan & Ryuichi Sakamoto feat. 環ROY × 鎮座DOPENESS / エナジー風呂 (Energy Flo)





機材の故障や天候不良でずっと延期されていた子どものプールの授業ですが、今日の授業は開催できる条件が整いそうなので、子どもは朝起きるなりさっそく準備体操をはじめていました。

ちょっと気が早すぎるぞ。

しかし、そんなにプールに入りたいなら、スイミングクラブに戻ればいいと思うのだが。

7月6日(木)

延期続きのプールの授業が、昨日、念願叶ってようやく開催されたのは良かったのだが、身体の疲れと感情の波が直結する子どもにとって、プールの疲れの影響による帰宅後の不機嫌さは、久しぶりになかなかのものだった。

変にかかわると私も爆発してしまいそうだったので、子どもの対応は妻に任せ、私はとにかく家事に没頭邁進していたのだが、やはり子どもの様子が気になって、料理中の手元が疎かになってしまい、手に軽い火傷を負ってしまった。

うむ。

その後も、夕飯食べたくないとか、宿題やりたくないとか、明日の準備したくないとか、学芸会に出たくないとか、さんざん大騒ぎしていたが、早めに家事を済ませていたことや、流石に子どもも騒ぐことに疲れたおかげで、幸いにもいつもの就寝時間より早くベッドに入ることができた。

まあ、まだまだ色々ありますなぁ。




秋に妻が海外出張で一週間不在にする予定なのですが、さて、どうなることやら。

一週間か。

7月7日(金)

毎週のように捕獲器にGがかかる今日この頃である。

しかも、Gがかかっていたはずの捕獲器を、今朝方、再度確認してみると、糞を三粒だけ残し、忽然と姿を消していたのである。

うぅむ。

こうなったからには、現在設置中のふたつの捕獲器に加え、更にふたつの捕獲器を投入し、エヴァで言うところの「総員!第一種戦闘配置!」の臨戦即応態勢にて、家族一丸となってGの迎撃及び殲滅に集中する所存である。

しかし、今年になって確実にGの姿を目撃する回数が増えてはいるのだが、実は本来、いつもこれぐらい潜んでいたところに、今年は捕獲器をこまめに設置しているから、実体がよく見えるようになっただけなのではないか、というような気もしている。

Gの話ばかりで申し訳ないが、我が家はいったいどうなってしまうのだろうか。




Gが捕獲器にかかったらすぐに処分するよう妻から言われました。

あと、香辛料のクローブがGの忌避剤として抜群の効き目を発揮するとの情報を得たので、すぐに試してみようと思います。

7月10日(月)

週末土曜日、子どもは月に一度の土曜授業で登校、妻は和裁教室に出掛けて行ったので、鬼の居ぬ間に家の大掃除を手早く終えてから、私は学童クラブの保護者会へ。

昼食前に家庭菜園の枝豆を収穫。バッタも一緒に収穫。昼食は枝豆と素麺。昼食後、柱の様子を確認しに工務店が来る。その後、妻は歯医者の定期検診へ、私と子どもは友人宅へ海釣り用の竿とリールを借りに出掛ける。

疲れたので、夕飯は今週も寿司を奢ってしまう。ちょっと家計が心配。この二週ぶんの寿司代で竿とリールぐらいなら買えたかも。

うむ。

週末日曜日、朝から子どもに雷を落としてしまう。その後、妻からも雷。

家の中が不穏な空気になってしまったので、昨日借りた竿とリールを試しに子どもを連れて河川敷に行くも、風が強すぎて断念。帰宅すると子どもが頭痛を訴えはじめたので、熱中症を疑い安静にさせる。

昼食は軽めに摂って、子どもが寝ている間に、私は夕飯の食材と隣町にあるインド食材店へG対策用のクローブを買いに行く。インド食材店はほぼインド。シンガポールのインドバザールを思い出す。

夕飯にハヤシライスとキノコスープとサラダを作る。

熱々のハヤシライスを子どもが不注意で手にこぼしてしまい大号泣するも、追い打ちをかけるように妻からの雷。雷ばかりのゲリラ豪雨のような日曜日。

うむ。

もうすぐ梅雨が明けそうだが、そうなるとこれからの週末は、暑さのせいで思うように外へ出られなくなることも多くなる。ストレスが溜まりそうだ。




竿とリールを借りたせいで、余計に自分のものが欲しくなってしまいましたが、たぶん、年に何回使うかなぁ。

しかし、最近の我が家の週末は、取り留めがないですね。

7月11日(火)

暑すぎるので、無理も努力もしないことにしたら、けっこう円滑に物事が運び、寝る前に少し時間ができたので、子どもと You Tube で色んなHip HopのPVを観ていたら、夜更かししてしまった。

おかげで今朝は寝不足気味で、寝ぼけ眼で家事をこなしていたら、資源ごみに出す古新聞に今日の朝刊も一緒にして出してしまった。

新聞に一番に目を通す妻から、そのことを指摘され、少し無言の圧も感じたので、だったら自分で全部やればいいではないか、と気分が悪くなったので「はいはい、どうせ俺が馬鹿ですよ。こんな大馬鹿者は、この家にはいらないだろうから、もう出ていきますよ」と嫌味を言ったら、子どもから「そんな寅さんみたいなこと言わないでよ」と軽くいなされた。

うむ。

今日も暑すぎるので、無理も努力も家出もしない。冷たい麦酒だけ呑む。




ただでさえ毎晩寝苦しく、夜中に何度も目が覚めてしまうので、今夜は夜更かししないようにするぞ!

7月12日(水)

今朝も電車遅延で大混雑だったが、この暑さも相俟って急病人が出てしまい、更に遅れと混雑の地獄の相乗効果。

うむ。

さて、そんな修羅場のような通勤列車内で、なにやら私の隣の男が妙な姿勢で斜め前の吊り革につかまる女性の背後にもたれかかっていたので、最初は身動きがとれなくて倒れないように必死なのだろうと思っていたのだが、混雑が緩和してきて空間に余裕が出てきても女性の背後にくっついたまま、時には女性の頭部に異常なまでに顔を近づけるような仕草もあり、女性も男を警戒しているようだったので、これはもう完全にアウトだなと思ったのだが、痴漢未満の行為であるため、さてどうしたものかと思いつつ、まあ、こういうところからだよなということで、読んでいた本で男の肩口を小突いたら、男が驚いたような表情で私の方に振り向いたので、自分の持ち得る最大限の殺気を出しながら、男に向かって顎をしゃくり、女性から離れるよう示したのだが、男は動揺しつつも、自分は何もしていないという体裁を繕うためか、すぐに離れる様子を見せなかったので、更なる殺気で男ににじり寄ったところ、実に呆気なく女性から離れ、逃げるようにして他の車輌へ移って行ったのだった。

うむ。

まあ、こういうところからだよなと思いつつも、こうした対応には難しい面もあるなとも感じるのだった。




先週から子どもの音読の宿題が、二学期の発表会で歌う楽曲の練習が宿題になりました。

別に練習はかまわないのですが、楽曲が12番もあるので、毎日聴くのかと思うと気持ちが沈みます。まあ、歌う方も大変だけど。

7月13日(木)

昨晩、子どもが「なんか聴きたいんだけど、なんかリズムが良い曲ない?」と尋ねてきたので、Billie Eilishの2枚目のスタジオ・アルバム『Happier Than Ever』に収録されている「Oxytocin」という曲をかけてやったら、かなり気に入ってくれたようだ。

おそらく、この曲の超重低音のバスドラと軽快で中毒性のあるベースラインは、かなりしっかりしたサウンド・システムで鳴らさないと上手く響かないと思われ、サブスク時代においては、かなり挑戦的な楽曲なのだが、デビューで大ヒットした「Bad Guy」を更に超えた意欲作だとも思われるのだが、巷ではあまり注目はされていないようである。

子どもとしても、重厚なリズムラインがしっくりきたようで、これまで見たことのない軽快なステップで踊り狂っていたが、後半で盛り上がるウィスパー・ラウドなメロディにもハマったようで、そこのパートがはじまると、ここのところが超気持ちいいねと言って楽曲を楽しんでいたのだった。

うむ。

まだ子どもが3歳の頃だったと思うが、千葉のヴィーガン・コミュニティのような古民家宿泊施設で、小学校2年生のお子さんを持つヴィーガン・スイーツのパテシエの方(男性)と話をしていたら「まだ3歳だと育児の大変さが先に立ってしまいますけど、2年生にもなると子どもと好きな音楽のアレンジの話とかもできるようになるので楽しいですよ」なんてことを言われて、その時は、まだオムツも取れていない3歳の我が子を眺めながら「ホントかよ !? 」と半信半疑でしたが、ホントでした。

うむ。

残念ながら私は、今もってヴィーガンにはなれていませんが、煙草はやめました。




今朝の通勤電車もかなり酷い混雑でしたが、それよりなにより、帰宅電車が更に酷い状況なのはどういうことなのでしょう。

私の人権を返して下さい。

7月14日(金)

子どもが学童クラブに入室すると通知メールが送られて来るのだが、昨日は普段よりも一時間以上も遅れて通知が来たので、きっと子どもが入室の時のカードタッチを押し忘れてしまって、あとからタッチしたのだろうと思って帰宅したのだが、子どもの帰りが遅いので、途中まで迎えに行くと、子どもが学童クラブの指導員の方に付き添われて帰って来るところで、あれ? とは思いつつ、その場では特に何も言われることもなく、子どもにも大きく変わった様子は無かったのだが、あとで付き添ってくれた指導員の方から連絡があり、実は今日、学校から学童クラブに行く途中で友だちと一悶着あって、子どもが学童なんか行かないと言って学校の校庭に逃げてしまったことで、だいぶ入室時間が遅くなってしまった、ということだったそうだ。

うむ。

まあそれはそれでいいのだが、家に帰ってから子ども腹の虫の居所の悪さが再燃してしまい、宿題も夕飯も風呂もぜんぶ嫌だと言って、どうにもこうにもならない感じだったので、すべてを適当に済ませることで、家庭内での衝突はなんとか避けることはできたが、事の真相は指導員の方にも私達にもまだ語られてはいないのである。

まあしかし、我が子ながらなんと執念深い子だろうかと、一方で関心もするのであった。




今日の午後は、クライアント向けにレイアウトやデザインについての講義を行わなくてはならないのですが、我ながら柄にもないことをやってるなと思ってしまうところです。

まずは滞りなく終わることを願います。

7月15日(土)

昨日のクライアント向けの講義は、10名ほどの受講者の前で午後の3時間の枠で行ったのだが、事前に用意していた解説用の資料が多すぎて時間が足りなくなってしまい、最後は尻切れトンボのような感じで終わってしまった。

まあ、自身の見解や解釈を存分に話せたし、満足の評価も一定数頂けたので、初めてにしては上々の出来だったのではないかとも思うが、普段使わない神経や思考をフル回転させたので、講義が終わったあとは予想以上にヘトヘトに疲れてしまっていた。

ちなみに、この講義のせいで手のつかなかった仕事を、本日、土曜出勤でこなしているところだ。なので、できればこれっきりにして貰いたい仕事ではある。

うむ。

さて、そんな感じで死んだように帰宅の電車に乗っていると、妻から遅くなるから夕飯お願いと連絡があり、疲れているのに弱ったなと思いつつ、帰宅してからは麦酒の力でなんとか気力を保ちながら夕飯の支度をしていたところ、子どもがラジオの人が泣いてるんだけど、と声をかけてきたので、なんだそりゃ? と思って居間へ行ってラジオを聴いてみると、いつも聴いている番組のパーソナリティが、嗚咽を漏らして許しを請うように謝罪をしながら、殆んど何を言っているのかも分からない状態で放送しているではないか。

よくよく聴いてみると、先日亡くなってしまったタレントの方への追悼のメッセージだということが分かり、私もしばらく言葉を失ってしまい、子どもから何で泣いてるの? と訊かれてもすぐに答えることができなかった。

先の国会で差別発言の応酬のような審議の末に、差別推進の法案が可決されてしまい、真っ当な意見や少数者の願いのことごとくが無視され、深刻な分断が進んでいく状況を苦々しく思っていた矢先の彼女の訃報は、私にも大きな衝撃だっただけに、この放送にはあらためて身につまされる思いをしたのだった。

予想を遥かに超えて国が傷んできている。




急遽、妻子が一泊で出掛けることになり、今夜は私一人で過ごすことになってしまいました。なので、とりあえず仕事終わりに『君たちはどう生きるか』を観てから帰ろうと思います。

そのあと誰か遊んでくれる奇特な方がいらっしゃったら☎ください。

🙂

7月18日(火)

自分の時間が何者にも邪魔されない、妻子不在の週末の素晴らしさは、存分に噛み締めることができたのだが、残念なことに夢のような時間はあっと言う間に終わってしまった。

そして、三連休最終日の昨日、妻子が戻った我が家は朝から騒々しさと煩雑さが目まぐるしく、逆にそのことが前日までの真夏の夜の夢の儚さと尊さを更に強調させる。

おまけに、昨日は私の長い人生の中でも、体感したことのない激暑の一日で、外出もままならないため、狭い我が家で家族三人濃密な時間を過ごさなくてはならず、あらゆる意味で暑苦しい三連休最終日となったのだった。

子どもは今週から夏休みに突入。

今年はコロナ明けで盆踊りやら夏祭りやら花火大会やら、夏のイベントも戻ってくるので、去年より充実した夏休みになることを願いたい。




件の問題作『君たちはどう生きるか』を観てきましたが、今までになく抽象度の高い作品のため様々な解釈が巷を賑わすことでしょう。

私の感想としては「後進に道を譲れないこの国の病理」が、あらゆる面で満載の作品だと思いました。引退できない(しない)老人たちが巣食ってきた国の成れの果て。

くれぐれも引退はお早めに。

7月19日(水)

掃除をし、洗濯をし、食事をつくり、諸々の後片付けをしているところに、妻子がお互いの面倒ごとを私に押しつけようとするので、流石に堪忍袋の緒が切れた。

もう堪忍してや。

さて昨日、家の一階に仕掛けてある3つの捕獲器を確認すると、台所に設置している捕獲器にGが1匹掛かっていた。

以前のように逃げ出してしまうのも嫌なので、どうしたものかと考えたのだが、ちょうど今朝はゴミ収集があるので、一晩だけ屋外の玄関ポーチの隅に放置しておくことにした。

そして今朝になり、一般ゴミと一緒にGの掛かった捕獲器を捨てようと思ったのだが、いま一度中身を確認してみたところ、新たに8匹(黒3+茶5+α)のGが捕獲されていたのだった。

一晩にしてこの数とは。。。

本日より我が家は対G作戦を第二段階へと移行する。
総員!第一種戦闘配置!




まさか、ここまで全方位的に攻め込まれているとは思いませんでしたが、この波状攻撃に曝されながらも、我が家のGの出現数を考えると、かなりしっかり防衛できている方でもあるのかなとも思ったところですが、いやはや。

7月20日(木)

今日で子どもはなんとか無事に一学期を終え、明日から夏休みに突入。それに伴ない、しばらく給食が無くなるため、私は今日からいつもより少しだけ早く起きて、勘を取り戻しながらの手馴しの弁当づくり。

一番の勘どころは作業手順とおかずの量。どちらとも経験と感覚に寄るところが大きいので、できる限り早く勘を取り戻して、時短と節約を心掛けたい。

あと、前回の春休みから、なぜか子どもが寿司のシャリぐらいの小さい🍙を所望しはじめたため、そこが少々面倒で、少しでも大きいと弁当箱に入らなくなるので、型でも使おうかどうしようか。

うむ。

まあしかし、弁当作りも二年目に突入し、自分で言うのも何だが、だいぶ熟れたものである。




昨日、芥川賞を受賞された市川沙央さんとは、実は以前からSNSで相互フォローをして貰っており、昨今の活躍を目の当たりにさせて頂いていただけに、今回の受賞を心より嬉しく思いますが、受賞作はなかなかの問題作ですなぁ。

7月24日(月)

先週末は金曜日から義母の墓参りへ赴き、長野の秘湯を守る会の宿に一泊。湯も食事もかなり良かったが、それよりなにより長野の涼しさに後ろ髪を引かれる思いで帰京。

暑い。

帰京後の昨日は東京都現代美術館へ。「デイヴィッド・ホックニー展」を横目に我々は「あ、共感とかじゃなくて。」という展覧会の関連企画「ドラァグクイーン・ストーリー・アワー」に参加。こどもに向けてドラァグクイーンが絵本の読み聞かせを行い、「自分らしさ」がなぜ大切なのかを問いかける内容になっていた。

読み聞かせを担当したドラァグクイーンは本格派DIVAユニット「八方不美人」のセンターを担当するエスムラルダさん。

「八方不美人」のコンサートは子どもも何度か聴きに行ったことがあるので、子どもにこんな企画があるよと伝えたら、本人も行きたいと言ったので申し込んでみた。

ただ、初見の場や初対面の人はもちろん、子ども企画に求められがちな集団行動や協調行動が苦手な子なので、どこかの段階で「やっぱ嫌だ」となるのではないかと思っていたのだが、当日は張り切って会場へ赴き、不安そうにしつつも読み聞かせを最後まで聞いていたので、こちらも胸を撫でおろしたのだが、その後のちょっとした工作と触れ合いの時間は「子どもっぽいから嫌だ」と見事に拒否してくれたのだった。

うむ。 みんなちがって、みんないい。

この企画展も良かったですが、収蔵作品の特集展示もかなり良かったです。ホックニーは観てないので知りません。




今回の「ドラァグクイーン・ストーリー・アワー」への嫌がらせで、美術館の入り口前にヘイトメッセージを掲げた男性が二人立っていました。

その男性たちに子連れの女性が果敢に抗議をしていたので、私も少しだけ抗議に参加しましたが、ヘイトメッセージを掲げていた右翼っぽい感じの一方の男性に色々と主張の矛盾について尋ねてみたのですが、薄ら笑いで「自分の頭で考えろ」の一点張りで、逆にこの人こそ自分の頭で考えてるのだろうか? と、末恐ろしい疑問がわいてきてしまいました。いや、むしろ熱中症か?

ちなみに、抗議をしていた女性ですが、なんか見覚えあるんだよなぁと思って、家に帰って調べてみたら、最近気になっていた著名な美術作家の方でした。私も彼女ぐらい果敢にならなくては。

7月25日(火)

昨日、16時過ぎに学童クラブから連絡があり、子どもの体調が優れないので、体温を計ったら38度2分、ついては早めに迎えに来られるか? との内容だった。

早退届けを出して慌てて駆けつけたが、子どもの急な体調不良の連絡には、いつも動揺してしまう。何度経験しても慣れることは無い。本当に心臓に悪い。

歩くこともままならない子どもを家に連れ帰り、少し身体を拭いてから、パジャマに着替えさせ、ベッドに横にさせると、しばらくして寝息を立てはじめたので、子どもはそのままに、まずは家事や雑事の始末をつける。

夜になり、食欲が出ないと言うので食事は摂らず、多少の頭痛は訴えていたが、熱は下がりはじめていたので、このまま何事もなく良くなることを願い就寝。

深夜1時過ぎ、か細いうめき声をあげはじめ、寝返りが多くなってきたと思ったら、しばらくして、トイレで嘔吐。それから何度か嘔吐を繰り返し、3時過ぎに落ち着いて、再度就寝。

この感じだと、今日も駄目そうだなと思っていたら、朝7時前に起き出して、ニコニコしながら「もう元気なんだけど」と私の上に乗っかってきた。

一応、大事を取って今日は学童クラブを休みにして、リモートワークの妻が看ていてくれているが、私も妻も寝不足からくる頭痛と倦怠感に苛まれている。

こないだは新学期直後、今回は夏休み直後、最近、節目ごとに体調を崩しがちな子どもだ。




よくよく子どもに聞いてみると、昨日は午前中に学校のプール教室があり、授業を終えてお昼を食べ終わったあたりから怠くなって横になっていた、とのことなので、もう少し早く連絡して貰えたら、もう少しあれなんだけどなぁ、ぶつぶつぶつ

7月26日(水)

昨日は寝不足による倦怠感が本当にしんどくて、このまま熱波の中を帰宅するのはちょっと厳しいなと思い、かなり久しぶりにリポビタンDを飲んでみたら、驚くほど倦怠感が緩和された。

うむ。

子どもの体調不良はなんとか落ち着いて、今朝は5時過ぎに起き出してきて、あぁだこぅだそぅだと騒がしかったので、近所のパン屋に朝食を買いに連れ出したら、ラジオ体操帰りの同級生と鉢合わせになって、なんか知らないけど妙にモジモジしていた。

しかし、朝から暑い。

今日の午前中に予定されていた学校の夏休みプール教室は、猛烈な暑さのため朝8時の段階で危険指数に達してしまい中止が決定された。子どもも楽しみにしていたので残念ではあるけれど、まだ病み上がりなので、ちょうど良かったのかもしれない。

暑さでプールが中止になる日が来るなんて、もし私が小学生の頃に知っていたら、それは暗黒の未来でしか無いと感じていただろう。




世界的に猛暑酷暑の夏ですが、こうした状況下では、人間が経済活動を行うこと自体が不経済である、という論考や調査もあるようで、そろそろ本気で考えないと駄目ですよね。

あと最近、都内主要駅のホームには必ず、無数の吐瀉物の跡があるので、避けながら歩いています。これはいったいどうなっているのでしょうか。かなり気持ち悪いです。

7月27日(木)

昨日、16時過ぎに学童クラブから着信、子どもの体調が優れないので体温を計ったら37度5分、ついては早めに迎えに来られるか? との内容。

むむっ!? デジャブ? いやっ!? タイムリープ?

一昨日とまったく同じ状況に驚きつつ、急いで引き継ぎと帰り支度をして会社を早退する。

駅に向かいながら妻にもメールで連絡を入れておくと、しばらくして「いま家だから迎え行ってくるよ」と返事があり、思わずズッコケる。

家にいたのかい!

というわけで、子どもは病み上がりに熱波が効いて少し夏バテしてしまったようだが、夫婦の連絡はもう少し密にしておこうと思うのであった。

子どもは今朝も元気に出掛けていったようだが、いつ電話が来てもいいように身構えている自分がいる。




暑さのため、今日も学校のプールは中止になってしまいました。

7月28日(金)

昨晩、夜半過ぎに子どもが腹痛を訴え、しばらくしてトイレで酷い下痢をした。その後、子どもはパタリと寝てしまったが、私は上手く寝られなくなってしまい、ひどい寝不足になってしまった。

子どもは週明け月曜日に発熱と嘔吐があり、そちらの方はすぐに落ち着いたものの、腹痛と下痢が続いたままなので、今朝は子どもを病院に連れて行こうと、開院時間の9時に自転車で向かったところ、寝不足の老体に暑さが堪えたのか、信号待ちで立ち眩みに襲われ、危うく子ども諸共転倒するところだった。

ちょっとした寝不足や食欲不振でさえも、下手すると深刻な事態につながってしまいそうな、気の抜けない激暑が続く日々である。

もう勘弁してくれ。




今日も暑さで学校のプールは中止になりました。その他にも、夏休み中に企画されていた様々な体験講座も、登校するのが危険だということで、軒並み中止になっているようです。

子どもたちの楽しい夏休みが。

7月29日(土)

夏休みの自由課題の宿題は、「実験・調査・観察・採集」などのサイエンス系か、「工作・絵・作文・料理」などのクラフト系に大別されるかと思う。

小学校の低学年ぐらいだと圧倒的にクラフト系の課題提出が多く、我が子も例に洩れず、去年はばっちりクラフト系で課題を提出したのだが、一方で、力作のサイエンス系課題もチラホラ散見される。

ただ、サイエンス系の課題は少なからず確実に、親の助言や意向や援助が入っていると思われ、中には市販のキットを使った課題も散見された。

事実、サイエンス系に限らず、低学年の自力で自由課題に取り組むには難しい面が多くあり、少なからず親の介入が必然となるのだが、特にサイエンス系はそれが顕著となるため、自由課題の「自発性」という意味から考えると少し違和感を覚えるものである。

しかも去年の子どもの担任は、それでもサイエンス系の課題を高く評価し、次学年ではサイエンス系の課題に取り組むようクラスの子どもたちを激励したそうなのだが、それはつまり、親も一緒に頑張れよ、ということと同義になることを知らぬ筈はないであろう。

とまあ、土曜日出勤なので意地の悪い考察になってしまいました。




主に家事は「掃除・洗濯・料理」などのクリエイティブ系と、「補充・整理・整頓・編成」などのロジスティクス系と大別されますが、後者が疎かになれば前者は立ち行きません。