2021年 11月
11月1日(月)

娘のスイミングスクールは月4回のレッスンなので、5週目のレッスンは自動的にお休みとなる。おかげで久しぶりに日曜日に朝寝することができたのだが、次はいつになることやらむにゃむにゃむにゃ。

さて、昨日は今後の国政の命運を決める国政選挙の投票日だったが、保守か革新か、パターナルかリベラルか、コロナ対策か放置か、軍事拡大か生活保障か、市場経済か社会福祉か、といったような妥当な争点による選択というよりは、いつも通りの印象と期待だけの選択がまだまだ多かったようで、ただただ堕落と劣化と混迷が深まるだけの残念な結果になった。

しかし、あとどれだけ痛めつけられればいいのだろう。少なくとも私はもうギブアップだ。

困った。




土曜日にすき焼きをしましたが、想像以上に食べられなくなっていて、かなり落ち込みました。肉二枚でほぼギブアップ。

11月2日(火)

明日は週の真ん中の祝日。最高だ。

週休3日が実現すれば、この感じが日常となるのだが、まだまだ先は長そうだ。

さて先週末、母娘で買い物に出掛けた隣町の商店街で、ちょうど色々な催しをやっており、歩行者天国にした道路に子どもたちが自由にチョークで落書きをするといった楽しい企画もあったそうだが、娘はその企画への参加を拒絶したうえに、その落書き行為の非道徳性を糾弾したそうだ。

うむ。

週休3日も道路の落書きも、結局のところ、規定しているのは常に我々自身なのだ。

娘よ。あまり規定するな。苦しくなるのは我々自身だぞ。




昨日は行きも帰りも電車が遅延して、殺人的な混雑でヘトヘトになりましたが、コロナはいったいどこへ消えてしまったのでしょう。このまま何事もなかったかのように、この狂気の日常が定着するのでしょうか。

11月4日(木)

晴天に恵まれた昨日の祝日は、人出を懸念して都心ではなく横浜方面へ遊びに出かけたのだが、人出はどこもかしこもすっかりコロナ禍前の水準に戻っているようで、横浜も例外なく多くの人で混雑していた。

混雑で一番つらいのは、飲食店に入るために難民のように放浪し、行列に並ばなくてはならないことだ。繁華街や商業施設だと特に顕著となる。珈琲ぐらい気楽に飲みたい。

あと混雑は無駄に疲れる。




ポストコロナ時代の週末は、混雑を避け、できる限り家の近隣で過ごそうと心に誓った。週末も地産地消だ。あと、地域に根ざした町だったら出掛けてもいいかもな。

11月5日(金)

最近、保育園の同じクラスの中に、子どもの荷物は子どもに持たせ、登退園時のちょっとした準備も意識的に子どもに任せている親御さんが目立つようになってきた。家から持ってくる荷物の準備も子どもに任せている家庭もあるようだ。

就学前なので、自分でできることは意識的にやらせる、ということなのだろう。

その点、我が家は特に深い考えも無しに、場当たり的に子どもに任せたりしているので、少し反省しなくてはいけないのかもしれない。

就学か。




来週、保育園でポップコーンを作るそうなのですが、こういう時のエプロンやら何やらの準備は娘が率先してやるので、完全に任せていますが、普段の準備は何もやってくれません。

11月8日(月)

昨晩、夜中の二時に娘がベッドから、隣で寝ている私の布団に降ってきて、目を覚ましてしまった。

その後、少しウトウトしてきたところで、地震の揺れで目を覚ましてしまった。

最後、朝方にダメ押しで娘の二度目の落下があり、無事にボヤボヤボサボサの週の始まりを迎えました。




最近、週の始まりは必ず愚図る娘ですが、今朝も保育室の前でかなりの時間立ち往生していました。ボヤボヤボサボサの父はただボーゼンとその姿を見守ることしかできませんでしたが、同じクラスの友だちに促され、なんとか事なきを得ました。父娘ともに救われました。

11月10日(水)

子どもが産まれると、男親が育児ブログを書き始めるということはよくある話で、私もこんなサイトをやってる手前、ちょっと読んでみてと言われることがある。

しかし、なんで男親ばかりなのだろうか。

ちなみにこの日記は、子どもが産まれたから始めたわけでもなく、育児に特化しているつもりもなく、バズることもなく、炎上することもなく、もうすぐ20周年を迎える。

この20年間の低空飛行感。我ながら凄さを感じる。

とはいえ、この日記だって少なからずコアなファンがいてくれて、熱心な意見や感想を頂くことがある。中でも、この日記を読んで夫がすすんで洗濯をするようになったという話は、かなり嬉しかった感想のひとつだった。

うむ。

沢木耕太郎は言葉の力によって多くの若者を自分探しの放浪の旅へと誘ったかもしれないが、少なくとも私の言葉にも一家庭の衣服を清潔に保つ一助を担う多少の力はあった。社会貢献度で言えば、私の言葉の方が確かな力を発揮しているとも言えないこともない。

うむ。




ちなみに、うちの子はお気に入りの衣服ほど、思いっきし汚して帰ってくるのですが、その執着の無さが羨ましいです。

20周年記念はどうするかな。

11月11日(木)

先週はアスレチック宝探し、昨日はブリの解体ショー、今日はポップコーン作りからの映画鑑賞会などなど、ここのところ子どもの保育園ではイベントが目白押しで、むしろ私が参加したいぐらいなのだが、おかげで子どもが愚図らず元気に登園してくれる。

今年は感染者急増の余波の最中の9月時点で、相次いで年内行事の中止が決定されてしまったため、その穴埋めとしてできる範囲でイベントを企画して下さっているのだろう。保育士ならびに職員の皆さまには感謝しかない。

願わくば親の参加枠のご検討も。




しかしイベントと言えば、11月になってすぐに街がクリスマス一色に変わってしまった。流石にちょっとまだ早すぎると思うのだけど、どうなんでしょうね。

ご当地の国々ですら、まだクリスマスのことなんか考えていないと思うけど。

11月12日(金)

一昨日から痰が絡むような咳が目立ちはじめ、更に昨日は鼻水が出はじめた。今朝はいよいよ調子悪そうに起きてきたので、今日は休もうよ? と促したのだけど、大丈夫と言って自分で着替えを始めた。

保育室の前でも、頼りなさげにボーと佇んでいたので、やっぱり帰ろうか? と促したのだけど、大丈夫と言って自分で部屋に入って行った。

ちょっと心配しすぎなのかもしれないけれど、心配するのが親心か、はたまた甘すぎる父なのか。早く迎えに行ってやりたい。

急くのは気持ちばかり。週末の夕暮れ。




ちなみに明日は久しぶりの土曜出勤。なんとまあ間の悪い。

11月13日(土)

仕事があるからわざわざ土曜日に出社してきたというのに、仕事はおろか、製品管理者や担当営業の姿もなく。うむ。

仕方ないので、わしを生かしといたら、おどれら! あとで一匹ずつぶち殺しちゃるんど! と、怒鳴り散らして帰ってきた。

嫌な感じで週末が始まった。




今夜は鶏団子鍋にしよう。団子を丸めながら心も丸めたい。

11月15日(月)

土曜日。激怒の帰宅をしてから隣町の商店街に夕飯の材料を買いに行き、鶏団子鍋のために団子を丸めていたら、少しだけ気持ちも丸まった。

日曜日。子どもを水泳教室に送り出してから、洗濯したり、布団を干したり、掃除したりしているうちに子どもが帰ってきて、また洗濯したり、飯を作ったり、後片付けしたりしていたら、一度も外出せずに一日が終わてしまっていたので、Netflixで話題になっている韓国のサスペンスドラマを見たら止まらなくなってしまい、かなり夜更ししてしまった。

月曜日。総務に頼んでいた案件の返事がやっと来たと思ったら、こんな時ばかり「例外は認められない」などという通り一遍の態度や釈明に苛立ちを覚える。また激怒の幕開けとなりそうだ。

むぅ。 朗らかな俺はどこ行った。




昨晩、海中遊泳ごっこをしていた子どもが、机の角に頭をぶつけてコブを作ってしまいました。今朝、保育園に着くと、子どもが保育士さんに、海に潜ってたら小さなクジラとぶつかって頭にコブができたと事の顛末をやや誇張気味に説明していました。

11月16日(火)

先週末、妻が子どもに目覚まし時計を買ってやったのだが、それからというもの、子どもは目覚ましのアラームが鳴る前に目を覚まし、アラームが鳴るまでずっと時計とにらめっこしている。

目覚ましのアラームは6時45分にセットしているのだが、この間、子どもは6時頃には目を覚ましている。「これじゃあ目覚まし時計で起きられない! 5時にセットして!」とのこと。それは嫌だな。

目覚まし時計が無くても起きられるじゃん。いやむしろ、そういう意味では、やはり目覚まし時計としての意味を為しているとも言えなくもない。




昨晩、Netflixで韓国ドラマの続きを観ようと思ったのですが、週明け特有の疲労と寝不足が重なり、子どもと一緒に寝てしまいました。

11月19日(金)

一昨日の夜、歯磨き後に急に奥歯が痛みはじめたのだが、飲んだ痛み止めがまったく効かず、結局、一睡もできずに朝を迎えた。

翌朝、痛みと眠気に堪えながら、子どもを保育園に送り届けてから、すぐに病院に向かおうと、一度家に戻ったのだが、何も持たずに出て来てしまったことに気が付いた。

というのも、いつも私が子どもを保育園に届けている間に妻が家を出てしまうため、何も持っていないということは、財布も電話も何もない状態で、外にほっぽり出されてしまったことを意味する。

これでは病院はおろか仕事にも行けない。

うむ。

一縷の望みを賭けて、とりあえず全力疾走で駅に向かうと、幸いにも電車を待つ妻の姿をホームに見つけた。ホームから見える踏切に移動し、妻に向かって「戻ってきてくれ!」と大きくジェスチャーを送った。

幸運は更に続き、私のジェスチャーに気付いた妻が、意味を察して戻ってきてくれた。なんとか事なきを得た瞬間だった。

時間にして5分ほどの出来事だったが、この間だけは、痛みのことも眠気のこともすっかり忘れていた。




歯の痛みは原因分からず。抗生物質と痛み止めで様子見です。

夕方は月蝕でも見よう。

11月29日(月)

久しぶりの更新になってしまった。

今、仕事の繁忙期真っ只中で、いくらサボリーマンの私といえど、流石に疲労が溜まってきている。

そのせいか昨日も、出掛けになってグズグズしている子どもに衝動的に腹が立ってしまい「もういい! そんなんだったら父ちゃんはもうこの家から出てく!」と叫んでしまった。最早、事実上の「実家に帰らせていただきます」宣言である。

後で罪悪感を覚えないわけでもなかったが、父ちゃんだって常に無償の愛を注げるわけではないのだ。

ごめんな。




以前、大騒ぎとなったスイミングの検定テストでしたが、昨日の検定は見事に合格して、無事に次のクラスに進級することができました。プールをぶっ壊すような事態にならなくて良かったです。

11月30日(火)

来年度の就学準備の一環として、保育園でのお昼寝が本日をもって終了となる。

お昼寝終了措置は例年だと3月に入ってから行われる対応だが、今年からかなり前倒しで行われることになったようだ。

保育園がない時はもうほとんど昼寝はしていないし、子どもの様子に合わせて対応してくれるそうなので、大きな問題は無いとは思うが、生活習慣が変わるので多少注意はしておこうと思う。

しかし、つい二年前には、私も子どもと一緒になって昼下がりの微睡みを楽しんでいたのだが、いつの間にかもう二度と戻ってこない時間になってしまった。

成長と時間は不可逆であることを日々痛感させられる子育て節目の父である。




11月も終わり、今年も残すところあと一ヶ月となるわけですが、なんというか、なんというかですね。